【YOUR VOICE】江戸時代の女性天皇2名は天皇の娘 「万世一系」「男系男子」物語は明治に生まれた
※ こちらは10月8日付の【YOUR VOICE】野党はここだけでも団結し、女性差別の皇室典範を「直系長子継承」とする改正案をに対し、読者様から寄せられたコメントです。
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高市女帝は「男系男子継承は祖先が守り続けてきた大切な伝統」と言い、国会でも「Y染色体」なんて口走るカルティーな方です。
記紀の皇統は、古代日本が大陸の国にバカにされないよう、歴史を長く見せようとして異なる系統を繋ぎ合わせ、さらに架空の世代を水増しして初代をより古く見せようとしたものです。
これが長い時を経て明治新政府の箔付けに好都合でした。そして岩倉具視が「万世一系」という言葉を編み出し、新政府を正当化するためのイデオロギーとなったのです。
初代とされる「神武天皇」が紀元前7世紀の「弥生人」だと言うわけですから、キリストよりも、秦の始皇帝よりも、仏陀よりも古く「箔付け」にはもってこいだったのです。
さらに言うと明治新政府を仕切った田舎武士達(熊本藩の井上毅らの)の頭の中は、中国儒教の男尊女卑と父系主義に染まっていたので「男系男子」になったのです。
さらに、さらに言うと、日本の皇統が女性を排除したのは明治以降のことです。明治政府は天皇の伝統を捻じ曲げて軍の大元帥に祀り上げましたから、軍のトップは「男」でなければならなかったのです。「万世一系」と「男系男子」は明治新政府の箔付けのためのイデオロギーであり、そのまま戦争のイデオロギーになりました。
これが「万世一系」と「男系男子」の物語でございます。
さて、記紀に話を戻すと応神天皇や継体天皇、天武系と天智系など「本当につながっているのか」と疑問な箇所が幾つかありますよね。それでも感心するのは、そういう箇所が女系でつながっていたりするわけです。
要するに、日本の皇室や朝廷の考えは「男系と女系どちらで繋いでも良し」が本来の思想、伝統だったのです。つい最近でも、江戸時代の二人の女性天皇はいずれも天皇の娘です。その時期にも「男性皇族」はいたはずですが、娘を天皇にしたわけです。つまり性別も男系も女系も絶対条件ではなかった、これが皇統の歴史の真実なのです。
そして、8方10代の女性天皇が実在したことに加えて忘れてならないのは、「神功皇后」という天皇にも勝る伝説的存在を、記紀が語り伝えていることです。
決定的なのは、皇祖神は女神の天照大神ではありませんか。これほどに女性を重視する皇統は、世界で唯一日本だけなのです。
現在の「男系男子派」と言うのは「坂の上の雲」が大好きな明治礼讃主義者、戦前回帰主義者で、中でも「Y染色体」とか言い出す者は完全にカルト脳です。性差別をゴリ押しして「男」「男」「男」と言い張る厄介者達なのです。
このような性差別継承を定めた皇室典範は、昭和天皇が1946年1月1日の「人間宣言」の中でこう仰せになった時点で、直ちに改正するべきでした。
「朕ト爾等国民トノ間ノ紐帯ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、単ナル神話ト伝説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。」
その意味は「朕とあなたたち国民との間に深く結ばれた絆は、常に互いの信頼と敬愛によって結ばれ、単なる神話と伝説によって生まれたものではない」です。
ところが、政治家のサボタージュにより放置されたままなのです。真の日本人なら、今すぐ改正しなければ祖先に顔向けが出来ないはずです。このままでは国民統合の象徴を性差別する、恥ずかしい国に成り下がってしまいます。
(コメント欄:匿名さんより)
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10月10日報ステで、高市氏が大越キャスターのインタビューを受けるなかで、麻生氏をなぜ副総裁にしたのかを問われ、高市氏より「皇室典範改正のためです」と返答。それまで高市氏は皇室典範について総裁選でもインタビューなどでは話題にしていなかったので、大越氏も意外そうな表情を見せていました。御覧になっておられた方もおいでだったでしょうが・・・
おそらく公明との連立協議のなかで、裏金発覚と統一教会被支援議員の復活登用、靖国参拝、外国人移民入国規制等、公約だったはずの高市カラーを全て封印せざるを得ない状況に追い込まれつつあるなか、男系男子論に固執する日本会議からは、絶対に譲れない一線を早く示すように、とでもせっつかれているのかな、と想像させられる一瞬でもありました。
萩生田氏を使って、旧皇族養子作戦を展開しようとしていたら、高市氏自ら「疵物です」と萩生田氏を野田に紹介する自虐ぶりで、平成組からは、おいおいこれでは話が違うぞ、高市が早速ブレだしているのでは、とのクレームが入ってきているんでしょう。
悠仁の性別が怪しいとの疑惑を強めただけの成年式になり、次々と暴露される幼すぎる悠仁s像は、中国でも「狸猫換皇子」の古い京劇の演目を引き合いに、悠仁は偽親王ではないかとの指摘が強まるなか、いつ複数悠仁存在説が海外発で報じられ、秋篠宮家が皇室追放されるかも知れない懸念が生じ、緊急に愛子天皇待望論抑圧のための積極的男系男子強化策(出自で問題となる佳子との結婚はしなくてもいいから、とにかくは旧皇族から夫婦養子を皇室に迎え入れる案)を必要としだしたことを示す、実に踏み込んだ一言だったと思われます。
高市氏にすれば、とにかくここで皇室典範を改正せよというのが、麻生派の総裁選協力条件だったとでもいわんばかりの責任転嫁ぶりで、自分の判断ではないと言いたかったのでしょうか。
とにかく不気味な瞬間でした。あの高市の嫌味な横目がギロッとする時は、ほかの男性総裁には見られない腹黒さが漂います。
元キャスターのはずなのに、とにかく目線が気持ち悪い。標準語では話せず、やたら関西弁なのも耳障りです。両陛下に対する謀反になるとわかりつつも、こうした典範改正案を押し通そうとする心のやましさが滲み出ているように思いました。
日本の歴史学者でご専門は日本古代史、女性史の義江明子帝京大学名誉教授は、著書の中で「一つの血統による王位世襲は、五世紀末ごろまでは確立していなかった」「父から息子へという継承順序も鵜呑みにできない」従って記紀の初期天皇系譜は信用性が低い…と記されているそうです。
五世紀末とは古墳時代で第26代継体天皇即位の頃ですが、継体天皇までは伝承をもとに創られてきた神話の世界の天皇系譜であり、ようやく実在された天皇として紹介される天皇です。しかも前天皇の第25代武烈天皇に子は無く途絶えたので、はるか200年遡った神話の世界の第15代応神天皇の五世孫(皇位を継がすためのギリギリで定かでない)をようやく近江の国から見つけ、血が薄いので第24代仁賢天皇の皇女と婚姻することで血の濃さを補ったとされる天皇でもあります。
また、奈良時代の第45代聖武天皇の娘は正式に将来天皇になるため皇太子として育てられた唯一の女性皇太子で、第46代孝謙・第48代称徳天皇と二度皇位に就いています。権力を軍事力で争った時代なので皇子も反乱暗殺で殆ど存在しなかったそうです。
歴史家の方も天皇系譜は後で出来たものだから都合良く、又新たな天皇も研究の中で出て来る可能性も…とも言われています。
政治家は今でこそ万世一系を使わなくなりましたが、どこをもって男系男子で繋いできた「日本の宝」と決めつけるのか、国民に示し納得させて欲しいものです。
秋篠宮家はおろか、600年も遡り崇光天皇から21世孫も22世孫も隔たり一般国民となって80年の旧宮家男系男子養子縁組で皇統つなぐ正当性には疑問です。
天皇家の御子、敬宮愛子内親王殿下が皇位継承されるのが自然の成り立ちです。
女性が天皇になってこの国はなくなったでしょうか。崩れ去ったでしょうか。日本は今ありますよね。男系男子にこだわることで戦争におびえて暮らすのと女性がなって不安を感じることなく暮らすことが出来るのであれば私は女性に将来を託したいです。今平和に暮らすことが出来ている日本を政治家の方には守っていただきたいです。人生と生活を守ってほしい。
傍系末子殿は天皇よりもノーベル賞がお似合いでは?
御優秀なのですから、、、
国民で天皇は絶対に男系男子でないとダメだと思ってる人はどのくらい居るのでしょう。
過去には女性天皇もおられたわけで女性でも相応しい人なら良いということですよね?
敬宮愛子さまは今上陛下の長子ですから男系ですね。わざわざ次男宮家に移さなくても陛下というお手本があり日々陛下のお考えを学んでこられたわけです。それならば敬宮愛子さまに天皇になっていただきたいと思うのは自然な感情です。
悠仁さまはトンボに稲にビオトープにと幅広く興味をお持ちです。研究の方に没頭されてはいかがでしょう。