第Ⅲ期で赤坂御用地が追加の皇居生物相調査 JICA/大阪・関西万博の協力企業の関わりも判明

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秋篠宮家の長男・悠仁さまが今年3月、一流の研究者とともにこっそり発表していたという『赤坂御用地のトンボ相』。その論文に関し、このところ複数の方からメールを頂戴しているが、今回は関東にお住まいのAさんという方から寄せられた考察をご紹介したいと思う。

実は、12月21日付の『悠仁さま論文の裏にある不自然さとフライング疑惑 皇居生物相調査(第Ⅲ期)になぜ宮邸大工事中の赤坂御用地が加わるのか』を読んで下さったというAさん。そこで、宮内庁が行った指名競争入札のことを思い出したそうだ。

ここから先は、Aさんからの情報を、ほぼ原文のままご紹介させていただきたいと思う。


【宮内庁HPより】

令和3年11月15日
皇居生物相調査計画検討業務
指名競争入札
契約の相手方:株式会社ニュージェック
東京都江東区亀戸一丁目5番7号
¥3,223,000-

 

引用:『宮内庁』公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開
2021年11月15日、皇居生物相調査計画検討業務について指名競争入札が(画像は『宮内庁』PDFのスクリーンショット)
2021年11月15日、皇居生物相調査計画検討業務について指名競争入札が(画像は『宮内庁』PDFのスクリーンショット)

 

令和4年5月23日
皇居生物相調査業務
指名競争入札
契約の相手方:株式会社ニュージェック
東京都江東区亀戸一丁目5番7号
¥3,850,000-

 

引用:『宮内庁』公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開

2022年5月23日、皇居生物相調査業務は(株)ニュージェックが385万円で落札(画像は『宮内庁』PDFのスクリーンショット)
2022年5月23日、皇居生物相調査業務は(株)ニュージェックが385万円で落札(画像は『宮内庁』PDFのスクリーンショット)



【疑問】

国立科学博物館による第Ⅲ期調査期間と時期が重なっているが、なぜ一般企業に調査を依頼することになったのでしょうか。

ちなみに、株式会社ニュージェックとは、大阪・関西万博の協力企業である関西電力のグループ会社で、JICAの登録企業でもあります。指名競争入札となっていますが、計画検討業務で契約したなら、調査業務も必然的に同じ会社になる訳で…。

他にニュージェックと宮内庁の契約が無いか、経済産業省の調達情報ページを調べたところ、こちらが見つかりました。

2018(平成30)年11月08日

赤坂御用地大滝周辺園路整備測量設計業務

2,732,400円 宮内庁

環境分野のコンサルも確かに行っている様子ですが、普段は環境省や防衛省、国土交通省など、非常に大規模な事業ばかり請け負ってきた会社だと思います。

 

【推測】

① 2023年10月16日~11月5日の企画展『皇居の生き物たち-環境変化で何が起こっているのか?―』(国立科学博物館)のため。

これの開催により、特に悠仁さまや上皇さまの研究を広報しようとした。主催は明治安田生命保険相互会社、独立行政法人国立科学博物館で、協力は宮内庁です。予算不足の国立科学博物館に代わり、宮内庁が予算を組んで「協力」したのではないでしょうか。

 

②今話題の悠仁さまのトンボ論文のため。

宮内庁発注で皇居の調査を行い、浮いた国立科学博物館の予算、人員を使って赤坂御用地の調査を行い、悠仁さまの論文作成につなげたのではないでしょうか。


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以上が、Aさんから寄せられた考察である。

◆株式会社ニュージェックとは…!?

水資源管理、防災、電力開発にあたってきた業者が皇居生物相調査に参加か(画像は『日本防災プラットフォームJBP』のスクリーンショット)
水資源管理、防災、電力開発にあたってきた業者が皇居生物相調査に参加か(画像は『日本防災プラットフォームJBP』のスクリーンショット)
このような企業が皇居生物相調査業務に加わる理由とは(画像は『株式会社ニュージェック』のスクリーンショット)
このような企業が皇居生物相調査業務に加わる理由とは(画像は『株式会社ニュージェック』のスクリーンショット)
JICAを通じて、エチオピアやレバノンで電力事業の開発に関わることが多い企業だ(画像は『株式会社ニュージェック』のスクリーンショット)
JICAを通じて、エチオピアやレバノンで電力事業の開発に関わることが多い企業だ(画像は『株式会社ニュージェック』のスクリーンショット)

 

◆皇居の生物相調査について

皇居の生物相調査は1996年から長年続いており、第Ⅰ期、第Ⅱ期はいずれも順調で、結果もそれぞれに高い評価を得ていた。第Ⅲ期は2021年(令和3年)9月に開始を宣告している。

皇居生物相調査の第Ⅰ期、第Ⅱ期には、鳥類、昆虫類、植物その他、各分野の研究者だけが関わってきたと筆者は思っていた。突然、海外で巨大な開発事業を手掛けてきたような企業の参画が必要になった理由は一体…!?

皆様はこの件に、どんなことをお感じになられるであろうか。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

『宮内庁』公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開

『宮内庁』公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開

『日本防災プラットフォームJBP』株式会社ニュージェック

『株式会社ニュージェック』事業

『国立科博専報(39)』赤坂御用地のト ンボ類  斉藤洋一・大和田守・加藤俊一,2005.

『国立科博専報(50)』皇 居 の ト ン ボ 類 須田真一・清 拓哉

『国立科学博物館』プレリリース ― 皇居の生物相調査(第Ⅲ期)の実施について

『エトセトラ・ジャパン』悠仁さま論文の裏にある不自然さとフライング疑惑 皇居生物相調査(第Ⅲ期)になぜ宮邸大工事中の赤坂御用地が加わるのか

『エトセトラ・ジャパン』「正確な日付を確認せず」「詳細な地名を記録せず」「撮影者表示なし」の学術論文を世に放った悠仁さまの未来は明るいのか