日本将棋連盟が伝統を打ち破り「女流棋士もプロに」新制度を検討中 皇位継承問題いつまで男尊女卑を?

Xで相互フォロー中の顔本呟(@k1k2m3r4)さんから、とても興味深い話題がシェアされた。日本将棋連盟で、ついに女流棋士もプロになれるよう新たな編入制度を導入しようと検討中だそうだ。21世紀は、健常者/障がい者、男/女という差別をなくす時代である。日本の大切な伝統である将棋の世界でそういう動きが始まったのであれば、皇位継承問題だって…そう思わずにはいられない。
NHKによると、日本将棋連盟の羽生善治会長は4月22日、千駄ヶ谷の将棋会館での記者会見で、女流タイトルの最高峰である「白玲」を通算5期獲得し、永世称号『クイーン白玲』の資格を得た女流棋士がプロ棋士になる権利を得られるよう、新たな制度の導入を検討中だと述べたという。
例えば子供の頃から将棋に打ち込んできた少年少女のうち、少年はプロになる夢を見るが、少女にそれは許されない…という哀しい現実がある。
羽生会長は会見のなかで、「女流棋士のレベルは昔とは考えられないぐらい高くなっている。従来の編入試験制度と整合性を取ることが大事だが『クイーン白玲』のハードルはかなり高いと認識しているので、従来の制度のハードルとそれほど違いはないと考えている」と説明。新制度の導入をひとつの糧にし、女流棋士の皆さんが「上を目指していこう」といったモチベーションをずっと維持してくれればとても嬉しいとしている。
女流棋士においては、これまで福間香奈女流五冠と西山朋佳女流三冠の2人が編入試験に挑戦したものの突破できず、女性のプロ棋士はいまだ不在。女流棋士らにはすでに説明会を開催済みで、今後、連盟の理事会を経て6月の日本将棋連盟総会で議論され、そこで過半数の賛成を得る必要があるそうだ。
◆羽生会長の会見に世間の声は
この件はYouTubeでも、『【将棋】女流最高位「白玲」5期で棋士編入へ 賞金4000万円にアップ 特別賞1000万円も(2025年4月23日) 』というタイトルでANNnewsCHが出していた。賛成派からは、こんなコメントが付いているようだ。
賞金が上がるのは、喜ばしいこと。女性特別ルールは、女性の立場から反対です。男性棋士と同じルールで棋士が誕生してほしい。
やるべき事が正反対で【女流】などという枠組をなくせばいいだけの話です。その「白玲」というタイトル戦を今すぐに男性棋士にも開放すべきです。
体格で差がつかない競技なのに
このご時世男性の女流棋士がいない方が問題
女流の全タイトル同時制覇なら女流ステージクリアってことで編入してもええやろ
男女差別の撤廃を目指そうとしている日本将棋連盟。もちろん反対意見も多々あがっていた。ご興味がおありの方は、下のURLから動画をご覧いただきたいと思う。
■『YouTube』【将棋】女流最高位「白玲」5期で棋士編入へ 賞金4000万円にアップ 特別賞1000万円も(2025年4月23日) ANNnewsCH
◆6年前、緊急事態で「土俵」に駆け上がった女性看護師さんを…
女性ファンが大変多い「日本の伝統」のひとつに相撲もある。「まわし一丁」というユニフォームゆえ、そもそも女性向けの競技ではないのだが、土俵にさえ上がってはならないことについては男尊女卑の現れだと言われている。
思い出すのは「土俵で女性看護師が心臓マッサージを行ったのは是か非か」と問題になった、2018年4月に京都・舞鶴市の「大相撲春巡業」でのアクシデントである。

多々見良三・舞鶴市長があいさつ中に突然倒れ、その救命措置で観客席から女性の看護師さんらが土俵に駆け上がった。女性たちは、AED(自動体外式除細動器)や担架とともに救急隊員が駆け付けるまでの、わずかな時間をも無駄にしてはならないことを熟知していた。なお搬送後、市長は「くも膜下出血」と診断されている。
ところが日本相撲協会やその関係者は「女子が土俵に上がるとはけしからん!」と下りるよう指示し、場内アナウンスまで流した。さらに、女性らが土俵から下りるとそこに大量の塩がまかれたという。
産經新聞によると多々見市長は医師でもあった。女性はかつて市長が院長を務めていた病院の看護師さんで、いたたまれず咄嗟に土俵に上った次第だが、一応「上がってもいいですか」と周囲に尋ねるなどしていた。
この土俵に女性が上がった件について、当時の巡業実行委員長や巡業の勧進元(発起人)からは「女性の行動は勇敢だった」「しきたりと人命、どちらが大事かといえば人命。大相撲は女性ファンが増えており、議論が必要」といった意見が出た。
さらに、スポーツ文化評論家の玉木正之氏は「伝統が本当に正しいか、時代に合っているかを考える必要がある。そもそも、相撲関係者がどれだけ伝統の意味を理解しているのか疑問で、おそらく教条主義的に『女性は土俵に上がってはいけない』としているのではないか」と述べたという。
◆「男子のみが日本の伝統」改めるべきとき
女性蔑視、命の軽視に世間から猛烈な批判の声があがった京都の一件から6年、今回は日本将棋連盟が、女流棋士でもプロになれるよう新制度を検討中であることを知った。それなら皇位継承問題においても、男女差別を撤廃する新たな動きがあって然るべきではないだろうか。
そもそも皇室典範より上位の憲法が、天皇に関して「皇位は世襲で(=実子。甥や姪はダメ)」「男女は平等」「国民の総意による」と重要な3点を定めているのである。天皇家でお育ちになり、陛下のすぐおそばで帝王学を学ばれてきた敬宮愛子さまが立太子する ― これが国民から尊崇・敬愛される皇室を穏やかに維持していく、唯一の方法ではないだろうか。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『NHK』日本将棋連盟 女流棋士のプロ編入で新制度の導入を検討 2025年4月22日
・『YouTube』【将棋】女流最高位「白玲」5期で棋士編入へ 賞金4000万円にアップ 特別賞1000万円も(2025年4月23日) ANNnewsCH
・『産経新聞』「下りなさい」相撲協会員、口頭でも直接指示 心臓マッサージの女性は看護師「いたたまれず、とっさに…」 2018/4/5
将棋の世界も変わろうとしているのに皇室は頑なに変化を求めない? いや、求めないではなく認めない。と言っても認めないのは政治家だけど。女性が優秀なのが気に入らない?女性なんかに頭を下げられるか?いや、「なんか」は失礼過ぎる。
この間の晩餐会で額賀議長は雅子皇后陛下に頭を下げなかったそうですね。なんて失礼なんだ。(-_-) 女性天皇になったら頭を下げないといけなくなるから認めないのかと思った。自分達の都合じゃなくて日本の将来を思って話し合いしてくれることを切に願う。
おお! 羽生善治会長! 羽生マジックは此処にも!なんて冗談です。当時はタイトルが7つで、女優羽田理恵さんと結婚も重なり、「八冠タイトルホルダー」と言われるほどの強さでした。
将棋は対戦相手の制限はなく同じ条件で平等に挑める試合です。確かに男性棋士が優勢に立っていますが、女性棋士が全敗ということはありません。恐らくタイトルホルダーは時間が掛かるでしょう。でも、挑む価値ありと思います。
実情、各業界が新人さん募集で悪戦苦闘しているんですよね。女性棋士に門戸を開くのは新しい時代への挑戦であり、終わりなき探求でもあると思います。男女の区別なく「将棋」を発展させて戴きたい。藤井聡太氏の活躍に湧くように、皆さん、頑張れ~! 皇統男系男子固執派、後は無いよ。
知人は「天皇は要らない。皇室制度は廃止せよ」という立場の人でしたが、これまで何度も、根気強く、少しずつ、今上陛下ご一家の事とかを話に織り交ぜて会話して来ました。近頃は自分でもXとかで情報を得ているらしく、今上陛下ご一家の事は認めてくれるようになってきました。今日は園遊会での暫定一位のカタの皇后陛下追い抜かしを自ら話してくれたんです。
そして「男系男子はおかしい。いい加減気付けよ。あんなに税金使いやがって。日本には不要なんだよ。次期天皇は敬宮様。そうでなければ皇室は要らない」(言葉が強くてすみません。この方男性です)とまで言うようになりました。もしももしも、100%あり得ない事ですが、敬宮殿下がヒサヒトサンのようであって、ヒサヒトサンが敬宮殿下のようであったなら、国民はヒサヒトサンに!と思うでしょう。だから、お人柄と成さり様なんですよ。
あの天皇皇后両陛下のお子様が自分の力量を誤魔化す事などしませんからね。ご両親様は、フィクションを交えた伝記など出版しませんし。そういう事です。日本も分岐点を迎えていますね。やはりここは国民が頑張って変えていかないと、日本以外の国から評価されず相手にされなくなってしまいますよね。
羽生会長のことは好きですが、今回の改正案でも全く不十分ですね。将棋を指すことに男女差別する意味が全く見出せません。
有るとすれば「伝統の名を語った性差別」か「性差別という名の伝統モドキ」しかございません。
奨励会からプロに至る道筋が性差別なく開かれなければダメですね。藤井名人頼りの将棋人気も長続きはしないのでは?
「伝統の名を語った性差別」か「性差別という名の伝統モドキ」皇位継承も同じですね。国民統合の象徴になるとに男女差別することの意味が全く見出せません。
身も蓋もないかもしれませんが、どの世界に於いても、男系女系や男禁女禁などを決めたのは、神などではなく人間です。人間が決めたことを人間が変えられない理由など、どこにもありません。時代により風化して理に適わない決めごとは、単に変えればよいだけです。変な例えですが、女性トイレに男性が入ってはいけない、またはその逆は、理に適っているのでこれからも継続する、ただそれだけです。
6年前のニュース、私も覚えています。
「女性は土俵に上がるな!」って・・・確かに相撲は、日本の国技でありますが、人の命に、男女関係ありませんよね。
伝統を守ることも大事ですが、同時に時代に合わせて見直す、改革することも重要かと思います。
皇室典範改正、未だに議論が進んでおらず、はて?また、いつまでも宙ぶらりんにせず、愛子様が次期天皇に即位されることを祈っています。
また、A宮一家の処遇も、公務先での振る舞いなど、批判が出ているにも関わらず、いつまでも野放しにされていますよね?この一家を速やかに廃嫡してほしいです。