眞子さん美術作品解説に日本画をナメきった怒りの事実が判明 メトロポリタン美術館の誰かが仕組んだか
ニューヨークのメトロポリタン美術館(以下MET)で展示されている日本画のある作品を、METのキュレーターであるジョン・T・カーペンター氏(John T. Carpenter 以下C氏)から依頼される形で、学芸員の資格を持つ小室眞子さんが解説したという件。世界三大美術館のひとつであるこの美術館は、眞子さんの集客力に期待したのだろうが、それどころではない予想外の事実が判明してしまったようだ。
METのギャラリー227に以前からあったという、掛け軸2点からなる山田真山の日本画作品。『Monk Ippen Giving a Warrior the Tonsure and His Wife as a Lay Buddhist Nun』という解説文に、【Catalogue Entry】として眞子さんの解説文も加わり、日本人見学者向けに今、大きくフィーチャーされているもようだ。
だが、先の記事でも触れていたとおり、眞子さんの解説文には「第四巻第三段では~」などという言葉が登場し、真山がモチーフにしたという国宝作品の『一遍聖絵(いっぺんひじりえ)』の情報を拾ってくるばかり。METがウェブページで紹介している2連の掛け軸の写真の解説とは言い難く、何かがオカシイと怪しんでいた。
■登場人物は以前「平清盛」と紹介されていた
そんな中、ツイッターで見つけたのがこちら、いおり(@iahaysd)さんによるツイートだった。スレッド後半の「しかし2021年8月28日時点の同作品は~」からご覧いただきたい。
一つ前の危機パトさんの動画ですが、
現在の作品解説では「一遍聖絵(一遍と言う僧侶の信仰の旅)」の一部をモチーフにしたものとされています。https://t.co/eEk1SbEzATしかし2021年8月28日時点の同作品は、平清盛の剃髪(出家)の様子を描いたものとしているようです。https://t.co/SOYtMDZECO pic.twitter.com/obJnLzA5vo
— いおり (@iahaysd) April 8, 2022
そこに示されたURLをクリックしてみると、2021年8月28日の時点で、METのHPはその掛け軸2点を『Taira no Kiyomori Taking the Tonsure(平清盛の剃髪)」として紹介していることが判明したのだ(グッジョブすぎます、いおりさん!)。
■真山作品なら着物は「無地」の傾向
いおりさんの名ツイートを、さらにご紹介したい。
あくまでド素人なので何も断言出来ないのですがMET作品には署名が見えません。
2020年の入手経緯は?
Purchase, Friends of Asian Art Gifts (皇室?)なぜ清盛と間違った情報で展示していたのか?
現在の解説が正しいのかも疑問です。ネット検索の範囲では真山作品は服に柄は入れない傾向。 pic.twitter.com/XFbM9u7EkD
— いおり (@iahaysd) April 8, 2022
なんとネット検索の範囲では、真山作品は「服に柄は入れない」傾向にあるとのこと。こちらは、眞子さんの解説文内に“wearing a kimono with large blue decorative motifs.(青い柄が入った着物を着ている”という一文があることへの、実に鋭い指摘といえる。
■署名なしを逆手にとり登場人物をコロコロ変更って…
いおりさんはさらに、こうツイートしている。スレッド後半の「作品ページ改めて見直したら~」からご覧いただきたい。
他の作品は箱や表紙の写真もあるのに確認出来ません。
また来歴から入手元が分かりました。
Yūhei Sakamotoもしかしてこのギャラリー?https://t.co/jBqaaJVWTd pic.twitter.com/9wLVg7bCEU
— いおり (@iahaysd) April 8, 2022
描かれた登場人物を、平清盛から吉備津神社の僧侶の息子夫婦に変えてしまうという驚きの発想。芸術の世界は正義感や使命感で真剣に仕事にあたる人ばかりだと思っていたが、これは世間をバカにしすぎ、さらに山田真山に対しても実に失礼だ。
ひょっとしたら、その掛け軸作品に署名がないのをいいことに登場人物をまるっと替え、新たに何か日本人向けの客寄せパンダ作品を設けようとでも…? さらに、それをMETも承知していたとか…?
バレたらMETにも損失です💦。
左:夫が僧侶に剃髪を受ける場面
右:妻が尼僧となり数珠を持ち座っている柄の着物の髪の長いのが夫😅?
本当に一遍聖絵?購入経緯やどんな説明を受け価値があると判断したのか知りたいですね。
METもカーペンター氏も疫病神と関わらければ掘られずに済んだのに…。 pic.twitter.com/q5Le7u5iNi— いおり (@iahaysd) April 8, 2022
眞子さんに関わったがために、C氏は日本美術キュレーターとしての座が危うくなり、ひいてはMETの評価までガタ落ちとなることを心配しておられるだろうか。いずれにせよ、この件の首謀者は誰なのか、真剣に問い詰めていくべき案件であろう。
■たとえマスコミがあてにならなくても…
情報があふれているこの社会、マスコミをどう報道規制しようとも、今回ご紹介したいおりさんのように個人ベースでじっくりと調べ、SNSを通じて次々と人々の疑問を解き明かす知的な人が少なからずいる。こうしたツワモノたちが発信する情報が、マスコミや世論をも動かす日がいつかくると筆者は信じたい。
最後に、いおりさんと共に大きな声で叫びたい。
中島誠之助先生、出番ですよ~~~っ!
画像および参考:『THE MET』Taira no Kiyomori Taking the Tonsure(『The Wayback Machine/Internet Archive』で2018年8月28日現在を検証した結果)
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
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