試験会場でもイカサマ発生のTOEIC 筑波大新入生英語クラス分けオンライン試験はAI監視なしでどれほど公正だったのか
コロナ禍でもないのに、今年の筑波大新入生の英語クラス分けテストがオンラインになった件。そうとわかった3月、こちらでは『公平を期すためTOEIC「AI監視サービス」を』という記事を出した。
週刊文春に “悠仁さまは英語と数学が不得意” とすっぱ抜かれたことが影響しているのかもしれないが、筑波大はこの春のテストをオンラインで行うと決定。「であれば、責任を持ってAIが受験者一人一人の動きを監視するオプションサービスを付けるべき。そうでなければ公平なテストにはならない」という埼玉県在住Sさんの訴えをご紹介してみたのだ。
そして本日、ヤフーニュースでTOEIC試験に関する興味深い記事を見つけた。
◆中国籍の若者がお金欲しさに…

問題の記事は、産経新聞による6月5日付の『〈独自〉TOEIC不正受験 同住所で43人申し込み 組織的に計画か 逮捕の中国籍の男』。そこには、こんなことが書かれていた。
別の人物になりすまし、英語検定試験「TOEIC」の試験会場に侵入したとして、中国籍の京都大大学院生の男が現行犯逮捕された事件で、男が受験の申し込みに使用した住所と、同じ住所で43人が受験を申し込んでいたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、男らが郵便番号によって受験会場が割り当てられる仕組みを悪用し、組織的に不正受験を行っていたとみて調べている。
5月18日に東京都板橋区の試験会場で現行犯逮捕されたのは、王立坤容疑者(27)。捜査関係者によると、容疑者が当日に着用していたマスクから、不織布に挟まれ、3~4センチほどの小型マイクが見つかった。同じ教室にいる仲間に、試験の解答を伝えようとしたとみられる。事件当日、容疑者が受験予定だった教室では約50人のうち、約3割に当たる14人が欠席した。容疑者の逮捕を知り、受験を取りやめた人もいたとみられる。
王容疑者は今年3月にも、都内の別の会場でTOEICを受験。この際にも、約10人の受験者が容疑者と同じ住所で受験を申し込んでおり、不正受験を繰り返していた可能性がある。逮捕直後の調べに、「お金に困ってアルバイトを探していた。令和6年冬ごろ、『試験を受けたら報酬を渡す』という中国語のメッセージが届いた」と説明したという。
試験会場での受験でさえ、こんななりすまし事件が発生してしまったTOEIC。AI監視サービスが付かないオンラインテストなど、何でも可能だろう。TOEICのオンラインバージョン「TOEIC-IPテスト」を主催する一般財団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会も、その監視サービスをオプションなどとせず、標準で付けておけばよいものをと思う。
◆TOEICオンラインテストのAI監視サービスとは

IIBCの公式ウェブサイトにある『TOEIC® Listening & Reading IPテスト(オンライン) AIを活用した試験監視サービスの開発に関するお知らせ』というページから、重要な部分を抜粋してまとめてみるとーー。
遠隔で人による試験監督を行う場合、受験者の皆様は、所属する団体が定めた試験の開始時間に合わせて一斉受験する必要があります。
そこで、AIによる不正解析をおこなう「AI監視サービス(仮称)」を2021年3月より開始することといたしました。「AI監視サービス(仮称)」は、Webカメラで撮影した試験中の受験者動画をAIが解析し、不正の可能性が高い行動を検知するサービスです。検知結果は、団体のご担当者にフィードバックされます。
受験前に本人の顔と本人確認書類を撮影した後、試験中の受験者の様子を動画で記録し、動画から、【受験者の入れ替わり】【複数人の映り込み】【不正の可能性が高い目線の動き】などをAIが解析します。
◆英語のクラス分けテストはとても重要
入学時と3年次に学生たちがTOEICを受けるという筑波大。
海外留学を考えている学生さんたちにとっては、どのレベルの英語クラスを修了したかが留学先(提携先の大学なら特に)を決める基準になるだろう。あるクラスに登録されると、2年次にはそのすぐ上のレベルにアップするのが普通で、そのためスタート時にできるだけ高いレベルの英語クラスに登録されることが望ましいのだ。
TOEICのテストは常に公正なものであるべき。就職先を考える上でも大きく関係してくるだろう。
◆まとめ
悠仁さまの学業に関してあらゆる忖度が働くことはもはや疑いようもないが、筑波大学でこれから一緒に過ごす他の学生までが、図らずも「英語のクラス分けテストがオンラインでOK」「ペーパーテストなしでも進級・卒業」などという奇妙な恩恵を受けることになった。
全員ラッキーだという声もあるが、真剣に努力した学生が正しく評価されない可能性も否定できず、優秀で勤勉な学生が集まる国立大学で、そういうことをして果たして良いのだろうかと首をかしげる人は多い。
結局、筑波大はそのオンラインテストにAIによる監視サービスを付けたのだろうか。そういった話は聞こえてこないが…。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『ヤフーニュース』〈独自〉TOEIC不正受験 同住所で43人申し込み 組織的に計画か 逮捕の中国籍の男』 産経新聞
・『筑波大学CEGLOC』令和7年度1年次必修「英語」について
・『IIBC』【公式】TOEIC Program IP』/団体のご担当者様
・『IIBC』TOEIC® Listening & Reading IPテスト(オンライン) AIを活用した試験監視サービスの開発に関するお知らせ
筑波大学生命環境学群生物学類の紹介のサイトを私も見てみました。外部向けの情報なのではっきりとはわかりませんが、2年からコースが6つに分かれ、講座は垣根なく自由に受講できるように読めました。
しかし、各コースのベースになると思われる実験・実習科目も含めて、すべて一律「選択」となっているので、どこまで細かく選択の余地があるのかは読み取れませんでした。
いずれにしても、どの科目名も表題だけを見ると難しそうな名前ですので、本来、習得するにはかなりの「基礎学力」が必要ではないでしょうか。あと、ページを探ると、「遺伝子」に関する講座や研究室がやはりありますね。これも何かのご縁でしょうか???
悠仁sたちの英語レベルをごまかすための施策なので、クラス分けに意味なんてないはず。
帰国子女で英語ペラペラの子と、そうでない子との区別ができたらそれでいいはずです。
そもそも大学の英語で何か身につくとは誰も期待していませんから。
筑波大学生命環境学群生物学類の紹介で、以下の部分が気になりました。2年次以降のコース選択に関する説明です。
2年次になると多様性コ-ス、情報コース、分子細胞コース、応用生物コース、GloBEコース、人間生物コースの6つのコースに分かれます。一部の授業を除けば、どのコースの授業もほぼ自由に履修することができます。
※2025年度入学者より、従来のコースではなく、各学生が卒業研究で取り組む研究分野を見据えて、生物多様性領域科目、分子細胞領域科目、応用生物領域科目、人間生物領域科目など(仮称)を自らデザインして学ぶ履修形式に移行する予定です。
(以上引用https://cbs.biol.tsukuba.ac.jp/course/)
自らデザインって、要は自由に好きな事ことを学んでください…ということではないですか。
2025年度の入学生から、いろいろな履修ルールが変更になっているんですね。
悠仁さまはTOEICのオンラインテストを受けておられないと思います。
試験を受けないことを誤魔化すために本年度から筑波大はオンライン化に踏み切ったのだと思います。
悠仁さまは試験を受けることなく、御学友とされる学生がいるクラスに入っておられるのでしょう。
悠仁さま学類では1年次に数学が必修ではないかもしれません。シラバスを何度も確認しましたが、生物資源には数学がありますが、生命環境は見当たらなかったです。へえ~変わってるな~と思いました。
え?と驚かれると思います。たいがい1年は基礎教養で数学を学びますから。
悠仁さまが出没したとされる確認テストですが、他学類の2年生と生物学類の生徒対象の講座では成績評価は確認テスト100%です。厳しいな~と思いましたが、この講座は他学類の学生が2年次対象とあるように、他学類は同じ内容の同じ単位を1年次に受けます。
1年次のこの単位の成績評価法は、地学類のものを見たのですが、小テスト20%レポート80%でした(※)。という事で、数学が必修でないこと、途中留学する事を考えると、悠仁さまは英語はオンライン、その他のフィールドワーク重視の授業には参加、生物に関すること必修科目は、可能性で言えば代理レポート提出が可能だと思います。
私の見方が悪いのかもしれませんが、生命環境は数学は単位を取っても取らなくても卒業には関係無さそうなので、ある意味何点でもOKですよね。だから悠仁さまは筑波大に進学したのかと納得しました。英語のほかにもオンデマンド授業が結構ありました。むしろ体育実習が必修のようですが、どうするのかな? 体育のようにおそらく避けては通れない必修科目があるので、どこかで留学するでしょう。
東大は今のところ、工学部は3年から高専の生徒を対象に途中編入出来るようですが、他の理系学部は他大学からの学生を受け入れていません。院でロンダすることを目論んでいると思いますが合う研究室があるかどうか。
これから攪乱情報が出回ると思いますが、ファクトチェックをその都度して行く必要があると思いました。
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(※部分を以下の通り訂正される旨、ご連絡を頂戴しました)
失礼しました。一部訂正。地学類の数学リテラシー1は確認テスト80%, 小テスト20%でした。その他筑波はオンライン形式または併用の授業を幾つも用意してます。なので試験のとき以外は毎日通う必要がないかもしれません。
用意周到ですね。多分オンライン授業併用が増えると思っていましたが、シラバスを確認ください。