小室圭さんの卒業式で奨学金受給者や表彰者を極秘にしたF大ロースクール 次のマーティン奨学金受給者は才色兼備の女子学生
小室圭さんのニューヨーク州司法試験。3度目の合格率は17~18%まで下がるという現実に、むしろ合格したほうが騒がしくなるともいわれている。筆者が最も気になっているのはフォーダム大ロースクールだが、そのホームページをじっくりと見ていたところ、また新たな発見があった。圭さんのマーティン奨学金獲得がなぜオカシイと感じるのか、ここから先2回にわたり検証していきたい。
■「卒業名簿から名前が消えた」の噂はウソなのか
Twitterや匿名の掲示板などで、ときどき「卒業名簿にケイ・コムロの名前はない。削除された」というものを見つける。さらにこれを「デマだ、ちゃんと名前はある」と否定する書き込みも見つかる。このあと順に説明させていただくが、筆者は今の時点で、その噂はあながちウソではなかったような気がしている。
まずは、2021年度の卒業式を意味する「第114回Diploma Ceremony 2021」についてフォーダム大ロースクールが作成したPDFファイルから。ここのJD(法務博士)課程の卒業生として、確かにKei Komuroの名が見つかる。
■だが彼らは重要なことを隠していた
実は、その2021年度には他の年度に見られない奇妙な現象が起きていた。9ページからは「PRIZES, AWARDS, AND GRADUATE PROGRAM MERIT SCHOLARSHIPS」として表彰者や奨学金を獲得した優秀な卒業生を紹介するページだが、2021年度は概要のみで氏名が記されていないのだ。
その前後となる2020年度と2022年度のPDFファイルをご覧いただきたい。そこには、該当する卒業生の氏名が記されていた。こうしたことから、「2021年度の卒業名簿からKei Komuroの文字が削除された」という疑惑が生まれてきたのかもしれない。
どの大学も同じだろうが、こういうファイルは毎年使い回されているはず。ほぼ固定されたテンプレートにおいて、卒業生や教職員の氏名、数字、寄稿された文章を入れ替えるだけではないのか。2021年度の卒業式にもしも圭さんが出席していたら、壇上で表彰されていたはずだが、それもなかったのはなぜなのか不思議なことばかりだ。
せっかくなので、奨学金の受給や成績の優秀さで表彰された卒業生たちは、その後の司法試験がどうだったのかを調べてみた。
■優秀ゆえ司法試験も一発合格
圭さんが卒業した2021年度は、なぜか極秘とされているため調べようもなかったが、2020年度に表彰されたJD課程の卒業生については、こちらの公式ウェブサイトから司法試験の合否が氏名で簡単に調べられた。
JD課程を優秀な成績で修了された2020年度の卒業生たちは、どうやら皆さん初回となる10月(新型コロナウイルスの影響で7月の試験はとりやめに)の司法試験に合格されているようだ。先ほどの画像ファイルにその結果を重ねていくと…。
2年以内の司法試験合格率が97%ほどを誇るフォーダム大ロースクールだけに、表彰されなかった方たちも、もれなく優秀なのだろう。なお、2022年5月の卒業生について結果は今月にも発表される予定だ。
■小室さんの次にマーティン奨学金を獲得した学生は…?
圭さんの次に「3年分をフルカバー。全額返済不要」という断然お得なマイケル・M・マーティン奨学金を支給された学生は、台湾国籍の留学生。祖国ですでに弁護士として活躍しているイ・リ・リウさんという才色兼備の女子学生だ。2023年にLLM課程を卒業し、いずれは司法試験を受けてニューヨーク州の弁護士資格をも取得したい様子だ。
リウさんは『ILILAW.NET』という自身のウェブサイトを持っており、そこで8年になる弁護士としての実績をアピールしている。得意なのは労働法訴訟や医療過誤訴訟。さらに、知的財産権をめぐる紛争の解決もこなしてきた。リウさんについては、この画像のとおり、フォーダム大ロースクールもTwitterに写真を添えて大きく紹介している。
リウさんが台湾で勤務していたのは、なんと台湾の最高学術研究機関である「中央研究院」。米航空宇宙局(NASA)の開発事業における台湾の協力など、台湾・米国両政府間の交渉の場で活躍したこともあるそうだ。
■まとめ
本来、リウさんのような非常に優秀な学生が獲得するべき奨学金を、フォーダム大ロースクールは「優秀な青年だそうだ」程度の理由で、なぜ成績も未知数なパラリーガルの圭さんに支給したのだろう。司法試験に一発で合格したならまだしも、2度も不合格になるなど想像もしていなかったということなのか。
そして、必死に働いて学生ローンを返さなければならない学生や卒業生から「選考を誤ったのでは」と責められたら、どう対応するのだろう。ひょっとして、「日本政府からどうしてもと強い要望があって…」などと答えているのだろうか。
※このような奨学金を学生に授与する際、他の大学はどのように選抜しているのか。次の記事では、改めてフォーダム大ロースクールの「アメリカらしくないアンフェアさ」について検証してみたいと思います。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参照:
『Fordham University School of Law』Diploma Ceremony 2020
『Fordham University School of Law』Diploma Ceremony 2021
『Fordham University School of Law』Diploma Ceremony 2022
『ILILAW.NET』 MY ACCOMPLISHMENTS
『Twitter』Fordham Law International & Non-JD@FordhamLawINTL
『The New York State Board of Law Examiners』 October 2020 Remote Exam Pass List