赤坂御用地で昨年実施された「鳥類のさえずり」調査 改修・増築大工事で秋篠宮邸周辺はかなりの環境破壊か

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皇居で生物相の変化を調査するはずが、第3期からなぜか1kmちょっとしか離れていない赤坂御用地までが対象範囲に加わった(画像は『Google Earth』のスクリーンショット)
皇居と赤坂御用地の距離は実は1kmちょっとしか離れていない(画像は『Google Earth』のスクリーンショット)

 

秋篠宮家の長男・悠仁さまがリードしつつ執筆されたと報じられている、トンボ論文『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』。筆者は昨日、何枚かの写真に関して「秋篠宮さまもご知り合いであろう、関西電力系建設会社の土木作業員さんの協力を仰いだのでは?」という1つの推理を示してみた。

その会社は、指定競争入札を経て2022年の5月に宮内庁と契約し、皇居と赤坂御用地の生物調査に関わった(株)ニュージェックのこと。すると、新潟県のNさんという方から「その会社の事業内容をじっくり見てみて」とのメールを頂戴した。



世紀の大工事と謳われた「関西電力黒部ダム(通称:くろよん)建設」。その中核技術者たちが集結して、1963年(昭和38年)に創業した建設コンサルタントがニュージェックです。

こうある通り、同社のホームページを見た感じでは、ダム、港、発電所などを含む国内外の大型開発プロジェクトに携わってきた建設業者という印象だったが、意外にも各種大工事において避けられない自然環境破壊について、生き物の個体数の変化など調査を行う会社でもあることがわかった。

 

◆大工事による環境破壊を調査

トンボもヤゴも棲めなくなった秋篠宮邸周辺の工事。破壊された自然環境を調査した可能性はないだろうか
トンボもヤゴも棲めなくなった秋篠宮邸周辺の工事。破壊された自然環境を調査した可能性はないだろうか

Googleでその辺りを検索してみると、同社による環境調査は全国各地の大工事に関して行われていた。地元の大学の研究チームなどと協力しながら、工事の前後で生物の個体数などがどう変化したのか、かつての自然を取り戻すためにどう努力するべきなのかなど、さまざまな報告や提案を行っているようだ。

皇居と赤坂御用地は1kmちょっとしか離れていない。第Ⅲ期調査では両者で鳥のさえずりに違いがあるかなどを調査するという話であったが、本当にそれだけであろうか。

池の浚渫を含め、秋篠宮邸改修増築工事はトンボもヤゴも棲めなくなるほど自然を破壊したことだろう。一方、画像にある通り同社は「失われた自然の再生事業」を得意としている。なんとかトンボたちに戻ってきてもらい、悠仁さまの笑顔が戻るよう、特別なミッションを抱えての調査だった可能性もありそうだ。

風力発電、河川敷整備、ダム建設などを機に、白鳥など渡り鳥が飛来しなくなってしまうことは知られているが、小規模の工事であっても、騒音や振動に敏感な生き物たちは遠ざかっていくという。



◆まとめ:ご自身は主たる「戦力」だったのか

国立科学博物館による皇居生物相の調査に、なぜ(株)ニュージェックが加わり、同時に赤坂御用地の調査も行われたのか、やっと理由が把握できた。

だが、悠仁さまのトンボ論文には「正確な日付を確認せず」「詳細な地名を記録せず」などという部分があるうえ、掲載された写真については、調査にあたった人数も撮影者のお名前も一切明かされていない。

これらへの答えが得られないうちは、筆者は以下の疑問をどうしても捨てきれない。

「宮内庁職員さんが勉強でお忙しい悠仁さまに代わり撮影か」

 

「危険な現場には土木作業員さんが入り込んで撮影か」

 

「ニュージェック社の環境調査スタッフさんが、鳥類の調査をしつつトンボ調査にも関与か」

 

筆頭著者を名乗りながらも、肌が真っ白な悠仁さま。本当にご自身は主たる「戦力」だったのか、そこからして不思議な感じがする。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参考:
『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

『宮内庁』公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開

『宮内庁』公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開

『(株)ニュージェック』会社概要

『国立科学博物館』プレリリース ― 皇居の生物相調査(第Ⅲ期)の実施について

『エトセトラ・ジャパン』悠仁さま論文の裏にある不自然さとフライング疑惑 皇居生物相調査(第Ⅲ期)になぜ宮邸大工事中の赤坂御用地が加わるのか

『エトセトラ・ジャパン』第Ⅲ期で赤坂御用地が追加の皇居生物相調査 JICA/大阪・関西万博の協力企業の関わりも判明

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