「よろしくお願い」上皇后美智子さまの憲法違反な政治介入 宮内庁長官をポチなメッセンジャーにしていた事例はいくつも

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上皇后美智子さまがこっそり額賀福志郎衆院議長に「(皇位継承に関しての)議論を進めるよう、よろしくお願いしますね」などと頼んだとされる件。

皇族数の確保が必要といいながら、おそらく美智子さまが願っておられるのは女性宮家の創設。しかしこれは、皇位継承の在り方にも大きな問題を及ぼすものである。皇族の政治介入は憲法違反になるが、上皇后美智子さまならやりかねないと国民は思ってしまう。

美智子さまがおそらく黒幕であろう、と考えられる事態に限って慌てて火消しに走る宮内庁。だが、それで成功したことはどれくらいあるだろう。筆者はふと他の件を思い出してしまった。



 

◆ある “事件” の火消しではつまらない噓を

2003年10月、メキシコから当時の大統領ビセンテ・フォックス・ケサーダ氏らをお迎えした中、天皇皇后両陛下(現・上皇ご夫妻)による宮中晩餐会で、当時皇太子妃であった雅子さまの紹介が「飛ばされてしまった」と週刊文春に書かれた。

ひどく傷ついた雅子さまは自信を失い、心を病み帯状疱疹を発症され、11年という長い療養生活へ。世間は「なんと意地の悪いことを」と騒がしくなった。宮内庁や皇室が、それを単なるゴシップ記事として笑っていたのかと思いきや、なんと記事から10年以上経って「そのようなことは到底起こりえない」と文春を糾弾した。

そこに秋篠宮さまを証人として担ぎ上げ、こう釈明したのだ。

念の為2003年10月にメキシコ大統領を国賓としてお迎えした際の宮中晩餐での御紹介の状況につき,当時皇太子妃殿下の次に控えておられた秋篠宮殿下に伺ったところ,自分(殿下)は,行事などの際に,何か手順通りに進められなかった場合は,直ちに気が付く方だし,また,再発を防ぐためにもかなりの長きにわたりそれを記憶しているつもりだが,これまで国賓をお迎えした際の陛下の皇族御紹介で何か手順と異なることを陛下がなさったという記憶は全くなく,皇太子妃殿下を飛ばして自分が紹介されたということは決してないと思う

 

また,万一にも自分が先に紹介されそうになったら,自分は必ずその場で陛下に申し上げ,皇太子妃殿下の紹介が先になるように取り計らったと思うとの御返事を頂きました。

 

こうして宮内庁は週刊文春に内容を訂正するよう求めたが、証言者のはずの秋篠宮さまが当日その晩餐会の席にいなかったことがバレてしまう。2015年12月、宮内庁は「紹介飛ばし」の件は改めて否定するも、上述の発表文の一部を訂正せざるを得なくなった。

実際には当日,秋篠宮殿下は愛知県お成りのため欠席されていましたが,秋篠宮殿下がメキシコ大統領の宮中晩餐におけるお話をされたような印象を与えたことは当庁の不手際でありました。

 

その晩餐会に秋篠宮がいなかったことを、他の皇族、外務省儀典長以下外務省の職員、宮内庁職員、政界財界などの招待客、それにマスコミなど多くの人が知っていた。おそらく「嘘をつき通すのは難しい」と判断したのだろう。

“事件” から10年も経って、つまらない噓を添えて突然反論したことも不思議だが、世間はそもそも「それは宮内庁長官による自発的な反論だ」とは思っていない。



 

◆春なのに「枯れススキ」な皇室カレンダー

続いて思い出したのは、強烈な男系男子派で知られた元宮内庁長官・湯浅利夫氏である。Wikipediaにはこう書かれていた。

「とにかく男児を」という強いプレッシャーで雅子様を精神的に深く追い詰めた湯浅元長官(画像は『Wikipedia』のスクリーンショット)
強いプレッシャーで雅子様を精神的に深く追い詰め、挙句は人格否定も?(画像は『Wikipedia』のスクリーンショット)

 

2003年(平成15年)6月10日、記者会見で皇太子夫妻の第2子への期待について「やはりもう一人ほしい」「多くの国民もそう考えているのではないか」と発言した。また同年12月に「秋篠宮様のお考えはあると思うが、皇室と秋篠宮一家の繁栄を考えると、三人目を強く希望したい」と発言した。

 

2004年(平成16年)5月10日、皇太子徳仁親王の定例記者会見において、いわゆる人格否定発言があったことを受け、「御発言の真意を直接殿下に伺いたい」との見解を発表、直接の面会を求めたが日程の調整がつかず持ち越された。

 

2005年(平成17年)4月付で宮内庁長官を依願退官。

 

この湯浅氏について、世間には「宮内庁長官時代、今上陛下ご一家、特に皇后雅子さまをイジメていた」という認識がある。そして「それは美智子さまのご意向に従ってのこと」という声も多い。その頃の忠犬ぶりもあってか、湯浅氏は2011年に皇室カレンダーを制作している公益財団法人・菊葉文化協会理事長に就任した。

3月/4月というフレッシュ感を求めたい1枚に、今年もまた上皇夫妻の写真を使用した同協会。平成の頃にならえば、その時代の天皇皇后両陛下の写真が使用されるべきであろうに、なぜいまだに上皇夫妻なのか。「いい加減、引退していただきたい」「春なのに暗すぎる」「買いたくない」といった声が多々あがった。

3月4月がとにかく暗いカレンダー。5月6月の天皇陛下ご一家の写真は既報のものを再利用(画像は『菊葉文化協会』のスクリーンショット)
3月4月がとにかく暗いカレンダー。5月6月の天皇陛下ご一家の写真は既報のものを再利用し、敬宮さまのご紹介もない(画像は『菊葉文化協会』のスクリーンショット)

 

美智子さまの「アタクシが主役。アタクシの目の黒いうちは」といった唯我独尊の精神は、湯浅氏を通じていまだに影響を及ぼしているのであろう。この「春なのに枯れススキ」という状態は一体いつまで続くのか。

 

◆まとめ:野田元首相の「女性宮家創設を」も羽毛田元長官が…

民主党政権下の2012年、野田佳彦首相は女性宮家創設を検討すると発表したが、これについても当時の宮内庁長官・羽毛田信吾氏が直接野田首相と会って、天皇皇后両陛下(現・上皇夫妻)のそうしたご意思を伝えたからだと考えられている。美智子さまが、眞子さんと佳子さまばかり可愛がっていたという事実は軽視できない。

その後、再びの政権交代で安倍晋三氏が首相に返り咲き、女性宮家創設案を白紙にしてしまったが、それがなかったら今ごろ小室圭さんは「殿下」と呼ばれていたのかもしれない。渡米後の夫妻の全面的なバックアップも「美智子さまが依頼した」というのが世間の見方である。

女性宮家創設より国民が求めているのは女性天皇の容認である。1日も早く敬宮愛子さまを皇太子と決め、それにより陛下の激務が軽減されるよう検討していただきたいものである。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『宮内庁』「週刊文春」(平成26年11月13日号)の記事について 平成26年11月13日

『宮内庁』「週刊文春(平成26年11月13日号)の記事について」の一部訂正について

『公益財団法人 菊葉文化協会』令和6年版皇室御一家(皇室カレンダー)の頒布を開始しました。

『Wikipedia』湯浅利夫

『Wikipedia』宮内庁

『エトセトラ・ジャパン』皇室2024年版カレンダーまた春に「枯れススキ」 国民を愚弄する最悪のセンスに購買者も我慢の限界



3件のコメント

  • 近年、正田美智子氏の表情が危険人物に見える。顔形が似ている近隣の老婦人がやはり怪しく、平気で嘘をつくので周囲に避けられていた。晩年の寂しい状況を思い出すと現在の正田美智子氏も同じ境遇なのだろうと想像する。国民を騙し続けた報い。知ったことではない。序でに、川嶋紀子氏に似た同級生がいたが、現在何処でも意地悪の評判を聞かされる。三つ子の魂百まで、か。
    表情に現れる隠しきれない欲の深さと業の深さに付き合わされてきた。もう続かない。人心が離れた不遜な存在は、国民の意思で取り潰す。廃宮一択。此処は日本なのだ。
    直系長子皇統継承にする皇室典範改正必定。世界の中心で敬宮殿下立太子を叫ぶ。エリザベス女王のように、敬宮殿下は将来世界の在り方を変える予感がする。

  • 昭和の時代の皇室は、茶の間で観るテレビの中の手の届かない方々という印象でした。
    段々大人になり家庭を持ち子供を産んで、という経験を積んだものとして見た皇室は異質なものになっていました。
    まず次男とされている方の喪中婚約会見
    当時皇太子殿下の人格否定発言
    当時の天皇皇后の私的に外国に訪問したこと無いと批判した会見
    敬宮様があまり訪ねてこないという発言
    長官の二人目発言と次男とされている夫婦への三人目発言
    当時から人格否定発言は皇太子殿下としては国民に直接発信するしか術がなかったのだと理解しています。
    ですが、他はなぜ内輪で話出来ない事なのか不思議で、皇太子殿下ご夫妻を取り囲む人々の底意地の悪さを感じ取ってしまいました。
    これまでの不可解な、次男とされている一家へのあれやこれやは、政治介入があると考えなければ実現しないことばかりです。今更血相変えて否定されても、もう国民はいろいろと知ってしまったので無理ですよ、と申し上げたいです。

  • 今回の女性宮家創設というのは、今の皇位継承をゆるがせにしないことを前提にしたもの。
    そこに上皇后が政治介入したとなれば、その真意は一つ。

    要するに敬宮様を一生皇室にしばりつけ、しかも「秋篠宮家から出る天皇をお支えする」下女扱いにしよう、
    という陰湿な企みに他ならない。

    邪悪な者の高笑いが聞こえてくるようではないか。

    こんなことは人間として許されないし、こんな者の思い通りにさせてはならない。

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