園遊会「道筋」をはなれた後に表れたお人柄の差 気配りの天皇皇后両陛下と知らんぷりの秋篠宮
週刊女性セブンがこのほど、『雅子さま、周囲に負担をかける度重なる「遅刻」 どしゃぶりの園遊会で招待客が2時間待ちぼうけ』というトンデモない見出しの記事を掲載し、「こんなデマを一体誰が書かせたのか」「皇后さまはルーズなお方ではない」と波紋を広げている。
宮内庁の広報室の皆様には、事実確認や裏取りをしたのかも怪しいこんな記事こそ取り締まっていただきたいが、そうした動きが特にないとわかり、筆者はこの記事を書くことにした。皇后雅子さまについて「そんなお方ではないです」と訴えることを諦めた代わりに、「こういうとてもお優しいお方です」と真実のお姿をご紹介したいのだ。
昨日、こちらでテレ東BIZによる『即位後初めての園遊会すべて見せます!』というYouTubeの動画を元に、今上陛下の話題の著書『テムズとともに』の装画の本当に小さな部分に、陛下の夢の光景が描かれているという秘話をご紹介した。
その動画はなかなか長いものだったが、最後までご覧になった方は、ある事実に気づかれたかもしれない。それは、今上陛下と秋篠宮さまという兄弟の間にみられた、お人柄からくる「態度の差」だ。
◆雨合羽1枚でスタンバイの皇宮警察音楽隊
園遊会に参加された全ての人々の安全を護るべく、雷鳴を伴うどしゃぶりの雨のなか、雨合羽1枚で任務にあたっていた皇宮警察の職員たち。道筋に並ぶ招待者との語らいを終えた今上陛下と皇后さまは、右方向に並んでいる皇宮警察音楽隊に労いの言葉をかけられた。楽器にビニールなどは掛けていたのだろうか。悪天候で濡れてしまった可能性はかなり高そうだ。
動画では59分40秒あたりからご覧いただきたい。まずは陛下が隊長に労いのお言葉を掛けられ、皇后さまも続いた。
皇后さまは、一層丁寧にお気持ちを伝えられたご様子。細やかなお心遣いや優しさに触れれば、お返しする「敬礼」にも心が込もるのだろう。隊長はキビキビした動作や精悍な表情のなかにも、眼差しに深い敬意が込められているように感じる。
一時はあれこれと書かれ、「皇宮警察の皆さんは今上陛下ご一家をしっかりと護ってくださっているの?」と不安に感じたこともあったが、このシーンを拝見し、現場における両陛下と皇宮警察の関係は、想像していたより良好なのではないだろうかと感じた。
◆敬礼を無視し、素通りする秋篠宮さま
一方、こちらは動画の1時間02分5秒あたりから。招待者との語らいを終え、やはり道筋から離れた秋篠宮さまのご様子を捉えたものだ。右手に皇宮警察音楽隊がスタンバイしていることや、隊長が敬礼して立っていることに気づいているであろうが、知らん顔で去っていくことがわかる。
後ろを歩く紀子さまは、そちらに気づいて軽くお辞儀をされたが、やはりパタパタと歩いて秋篠宮さまを追うだけ。労いのお言葉をかけた様子はない。
◆まとめ:実るほど頭を垂れる稲穂かな
国民のお手本であるべき皇族たち。こうした場でのお振舞、周囲への気遣いや態度を、私たちはお茶の間からしっかりと見ている。
年齢が上がるほど安定感、安心感を湛えられ、表情に慈悲深さが増し、国民の敬愛や信頼の念も増していく陛下。決して威張らない、穏やかなお人柄には「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という言葉が浮かんでくる。
一方、実ってもいない上、こうべを垂れるでもない秋篠宮さま。「周囲には常にお礼の気持ちを」「傲慢な態度はよくありません」とどなたかがご進言された方が良いと思うが、“57歳児” ではもはや遅すぎるであろうか。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
参考および画像:
・『YouTube』テレ東BIZ ― 即位後初めての園遊会すべて見せます!【皇室ちょっといい話】(100)(2023年5月24日)
・『NEWSポストセブン』雅子さま、周囲に負担をかける度重なる「遅刻」 どしゃぶりの園遊会で招待客が2時間待ちぼうけ
・『エトセトラ・ジャパン』今上陛下の著書『テムズとともに』装画に素敵な秘密が! テレ東BIZが園遊会の動画でこぼれ話を