ルーラ大統領の少年期は苦労続きで学歴は「小学校卒」 佳子さまは「大学院で心理学を」と紹介され何も思わないのか
6月17日、こちらで『佳子さまに学歴詐称疑惑が浮上 ブラジル政府運営のニュース通信社が「大学院で心理学の学位を取得」と紹介』という記事を出した。皆さまの反応のなかでは「経歴を調べたあちらの職員が、KakoとKikoを混同しただけなのでは?」というお声が多いことを知った。
確かにPrincess Kakoとお母様のPrincess Kikoはスペルがとても似ているが、問題の経歴紹介のなかで、なぜか「プリンセス・カコは30歳で徳仁天皇の姪である」という部分は正しく説明された。加えて、政府運営通信社の職員ともあろう方が、VIPの情報を拾うのに微妙なスペルの違いを誤るとは、どうしても考えにくい。アラブの王族が訪れてもしもMuhammad、Mohammed、Mohammed、Mouhammad、Mohamedなどを誤表記しようものなら、きっとご機嫌を損ねてしまう。それくらい人の名前は情報収集でも表記でも慎重であると思うのだ。
(…なのに、KakoさまがKakiと紹介されたことには驚くばかり。ここはしっかりと怒るべきところだろう。)
よりによって政府運営のニュース通信社が「プリンセス・カコは大学院卒で心理学の学位を取得」と盛って紹介した件。そのミスを発見した埼玉県在住のSさんから、昨日再びメールを頂戴し、何とも不快な気持ちになってしまった。
やはり日本の外務省が、先方に誤った情報を送っていた可能性を捨てきれなくなったのだ。
◆全国ネットの連邦議会TVチャンネルまでが
Sさんから頂戴したメールにはこのように書かれていた。ほぼ原文のまま紹介させていただくとーー。
佳子さま学歴詐称疑惑については、ブラジル政府が単に佳子さまの経歴調査を誤っただけではないかという見方もあるようですが、ブラジル連邦議会もまた、佳子さまを「大学院卒」と紹介していたことを付け加えさせていただきます。
ブラジル連邦議会上院(Senado Federal)によって運営されている公式テレビチャンネルの「TV Senado」。その6月11日付の放送がYouTubeにありますので、ご覧ください。
■『YouTube』Princesa Kako de Akishino visita o Congresso Nacional para celebrar laços Brasil-Japão TV Senado
この動画で英語の字幕を表示すると、レポーターが冒頭で「Japanese Princess Kako de Akishino is 30 years old and has a postgraduate degree in psychology. (秋篠宮家の佳子さまは30歳で、大学院卒で心理学の学位をお持ちです。)」と述べています。
このTVチャンネルは連邦議会事務局が制作・運営しており、つまりブラジルでは立法府、行政府ともに佳子さまの経歴を「大学院卒」と調査・公表したことになります。重要なのは、膨大な読者を擁する政府系通信社「アジェンシア・ブラジル」と、全国ネットの議会中継TV「TV Senado」で「佳子さまは大学院卒」と報道されてしまったことです。
宮内庁はXに佳子さまの機内スヤスヤ動画の削除を申し入れている場合ではありません。学歴詐称はいったいどのようにして起きたのかと疑惑を持たれないよう、直ちに両者に報道の訂正を申し入れるべきです。報道から一週間以上経過しても放置するなら、放置している理由を説明する責任があります。
◆佳子さまにはもっと違うご紹介方法があったはず
Sさんも筆者も、この件で不思議に思うのは「ブラジルのマスコミは佳子さまの学歴に興味があったのか、それをどうしても紹介したいと思ったのか」という点である。
たとえば他のVIPなら「5か国語に精通していらっしゃいます」「スポーツを愛し、スカイダイビングのご趣味もおありです」「環境問題に真剣に取り組んでいらっしゃいます」などと紹介されたりする。それを考えると、佳子さまの場合はこういう万人受けする内容での紹介も出来たはずなのだ。
「佳子さまは30歳で、日本の天皇陛下・徳仁の姪にあたります。全日本ろうあ連盟に籍をおき、手話もできるなど福祉の方面でもご活躍され、日本の伝統工芸の振興にも寄与しておられます。ジェンダーフリーの啓蒙活動にも熱心でいらっしゃいます」
このあたり、Sさんからのメールにはこう書かれていた。
例えば日本のマスコミが他国の王族を紹介するときに、学歴などまず触れません。さらに佳子さまについては、皇室の皇位継承に関する説明を加えているブラジルのマスコミも多く見られます。
敬宮愛子さまであれば、「天皇陛下のご長女」ひと言で終わるところ、佳子さまについては多くの説明が必要になっています。これは、ブラジルのマスコミ、ひいてはブラジル国民に、「ブラジル政府はなぜ皇女様ではなく天皇陛下の姪を招待したのか」という疑問が根底にあるためと思われます。
日刊スポーツが6月7日付で、ブラジルの複数のメディアが佳子さまに関する報道で皇位継承の話題に触れていることを報じています。
■『ヤフーニュース/日刊スポーツ』佳子さまブラジル訪問を現地複数メディアが報道 白ジャケット姿で植樹 皇位継承にも触れる
その記事によると、大手メディアのメトロポリス(Metropoles)は、「佳子さま(30歳)は天皇陛下の姪にあたります。天皇陛下には男子がおられないため、皇位継承順位第1位は、天皇陛下の弟であり佳子さまの父である秋篠宮さまとなります」と報じたようです。
そして同R7も「佳子さまは30歳で秋篠宮さまと紀子さまの次女です。日本の皇室の伝統では女性は皇位を継承できず、現在、皇位継承権利があるのは父である秋篠宮さまと、18歳の弟・悠仁さです」などと伝えたようです。
そんな現地メディアの様子に触れているのは日刊スポーツだけで、他の大手メディアは一切報道していません。
◆「天皇には息子がおらず皇位は弟か甥に」と多くが添える
Sさんは、その報道を受けてYouTubeで他の現地テレビ局の報道を調べてみたそうだ。すると「Jornal da Gazeta」、「TVC Tres Lagoas MS」という二つのニュース番組で、「天皇陛下にはお嬢様おひとりしかいらっしゃらないので、日本の皇位継承法では佳子さまの父である秋篠宮さまが次の天皇となります」と報道されていることを知ったという。
その報道の様子は、下の動画からご覧ください。
(1分30秒目から)
(3分45秒から)
「おそらく、多くの現地メディアでもこのように説明されていると思われます。あちらのマスコミや国民が疑問を抱く以上に疑問を感じているのは、我われ日本国民です。天皇家の慣例として敬宮愛子さまの初の外国訪問先はブラジルであろうとずっと報道され、ルーラ大統領の国賓来日の答礼なら皇女様のご訪問が相応しいにも係わらず、なぜ突然、佳子さまになったのか、一切説明がありません」とSさんは不快感を示しておられる。
多額の公費が投入されての、ほぼ2週間にもおよぶ今回のブラジル訪問。バブルの平成とはまったく違う今の世の中を思えば、佳子さまのこのたびの海外ご公務について、政府も宮内庁も会計報告が必要だと思わないのだろうか。
◆ブラジルは学歴にこだわる国民性?
ご存じの方も多いと思うが、ルーラ大統領はブラジル東北部の貧しい家庭に生まれ、農家として干ばつに苦しんだ経験を持ち、小学校を卒業すると自動車工場で働き、労組の経験を活かして政治に目覚め、やがてサンパウロへ移り住んだ。最終学歴は小学校ということになるそうだ。
ただブラジルでも今時は、知的職業や企業の上層部に就きたいなら大卒以上の学歴は必須とのこと。働きながら夜間に高校、大学、大学院で学ぶ人も多いこの国に、豪華観光旅行がてらやってきたのが、日本のプリンセス・佳子さまである。
大統領の少年期は苦労続きで「小学校卒」。このような国において「大学院で心理学を」などと紹介され、佳子さまは恥ずかしくないのだろうか。言語が理解できないから仕方がない? いや、通訳さんはアレッと思い、おそらく現地の調整係の方に確認したことだろう。問題はそれをどう対処したかではないだろうか。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『YouTube』Princesa Kako de Akishino visita o Congresso Nacional para celebrar laços Brasil-Japão TV Senado
・『YouTube』Governador de SP recebe visita da princesa do Japão Jornal da Gaze
・『YouTube』Massa FM Campo Grande: princesa Kako de Akishino da família imperial japonesa visita a capital TVC Três Lagoa
・『Wikipedia』ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ
・『エトセトラ・ジャパン』佳子さまに学歴詐称疑惑が浮上 ブラジル政府運営のニュース通信社が「大学院で心理学の学位を取得」と紹介