【YOUR VOICE】敬宮殿下の御公務について

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ヤフコメや皇室系サイト(この表現が適切かは解りませんが)を見ていると、敬宮殿下への期待と共に、このようなコメが散見されます。

「アイコさんに公務ができるのか?」

私は全く理解できませんが、アンチ今上御一家の面々は、敬宮殿下が学業優先を貫いておられること、お伊勢参りをしていないことを理由に、「敬宮殿下に公務はできないと思っているようです。
なので、少し反論してみようと思います。
 

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1 学業優先? 休みの日だってあるだろう!

確かに大学は365日四六時中やっているわけではありません。でも、予習・復習、課題や提出間近の卒業論文など、学校に行っていない時間もやることはありますね。「学業優先」は「休まず登校する」だけではないのです。

「好きなことには親と一緒に出掛けているじゃないか!」という意見もあるでしょうけども、この1年の敬宮殿下のお出ましは、ご自身が学ばれている日本文学や伝統芸能に関すること・医療福祉に関することが殆どです。

前者は、一般人が興味を持った事柄の学びを深めるために図書館で更なる文献を探すことと大差はないと思います。後者は、御卒業後に携わっていくであろう医療福祉の知識を深めようとする、皇族としての素地づくり。どちらも、興味本位でぶらぶら出歩いているだけとは思えません。

仮に遊園地でご学友と楽しまれているお姿を「コームもしねえで!」と批判するなら、貴方は学生時代に誰かとどこかで遊んだことはないの?と訊きたいです。学校から帰ってきたらバイト三昧、休みの日も食う寝る以外はずっと働き詰めの毎日を送っていたのでしょうか? 貴方が求める皇族は「24時間はたらけますか」をスローガンに掲げる社畜なのですか?

皇族というお立場から、御卒業後は軽々しくご学友と遊びに行くことなどできない。このかけがえのない一瞬は敬宮殿下にとって、豊かな心作りのためにとても大切なものです。そしてご学友と同じ時を過ごすことで得た人間性は、ひととの関わりが重要となる皇族にとっても大切なものとなる。敬宮殿下のいまは、全てが今後につながる学びです。

それに、「学生の内は学業優先」は、皇族に対しての昭和天皇のお考えです。「昭和と今は違うだろ!」との突っ込みがくるでしょうから、昭和天皇がそうお考えになった理由を述べます。

それは、「まだ自分の立場を理解していない内から、大人たちにサマ付けで呼ばれ、恭しく頭を下げられ、高いところから国民を見下ろすようでは、勘違いしてしまう。学生の内は学業に専念すべきだ」という理由。意訳ではありますが、このようなお考えで昭和天皇は「学生の内は学業優先」と仰った。

これは昭和だろうが平成だろうが令和だろうが、どの時代でも言えることでしょう。今上御一家は昭和天皇のお考えをご尤もなことだと理解し、敬宮殿下の学業優先を貫いておられるのでしょう。

仮に「早く公務を始めた皇族ほど立派な皇族!」というなら、何故学生の内から公務をしていたどこかの次女は、皇族議員選挙の立会人に選ばれなかったのでしょう? 選ばれたのは、「公務をしていない立派ではない皇族」の筈の敬宮殿下でしたよ?

更に、ご立派な皇族の筈の次女が何故、「お~」なんて幼稚なコメントで、テレビと違って忖度の利かないネットを炎上させているのでしょう? TPOを弁えた服装すらできないのでしょう? ペコペコと無様な立ち居振る舞いしかできないのでしょう?

同じく学生の内から公務をしていた長女に至っては、世紀の汚婚で皇室の名を貶め、国民に中指立てて国外逃亡してしまいましたが?

学生の内は学業を優先し、皇族として、人間としての素地を作ることが何より大切だということがわかります。

 
2 成年行事の伊勢参りすらできないのに、公務なんて無理!

男尊女卑の宮中において、女性皇族の成年行事の伊勢参りなどそもそも存在しません。成年の証である冠を天皇から賜る儀式も、成年を伊勢の神々に報告するのも、成年行事として行われるのは男性皇族だけ。

女性皇族の成年にあたってのお伊勢参りを始めたのは、高円宮家です。三笠宮家の姉妹はしていません。

高円宮家が成年報告にお伊勢参りをしたのを見て、某家が真似したに過ぎません。敬宮殿下がお伊勢参りをしていないことを叩く連中は、序列が最も低い末端宮家が私的に始めたものを「皇室の伝統」と認めるのでしょうか。

末端宮家(※)の私的参拝を、どうして天皇家の皇女殿下が踏襲しなければならないのか。その理由を納得のいく形で説明してから批判して頂きたいです。
 

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長々と書いてしまいましたが、私の結論は「いま敬宮殿下が御公務をしていないことは何の問題でもない。御卒業後は、ご立派に御公務に臨まれるだろう」です。

私的なおでましであっても、きちんと事前学習をし、TPOに合った服装・立ち居振る舞いをできるお方です。「学業優先であること、お伊勢参りをしていないこと」と、「今後公務ができるのか」は全く関係ないですね。

でも、恐らく御卒業後は留学でしょうから、御公務に臨まれるお姿を拝見できるのはまだ先になりそうです。淋しい気持ちも致しますが、海外での経験をご自身の成長に変え、誰もが認める皇太子殿下として皇室を支えていく日を、楽しみに待っています。

※ 途中の「末端宮家」は高円宮家に大変不敬なものであると思います。でも、「これっておかしいよね」の強調の意味を込めて、敢えてこの表現を使用しています。不快に感じられた方にはこの場を借りて謝罪いたします。

(北海道在住:Yさんより)



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