【YOUR VOICE】奈良時代の女帝は中継ぎなどではない 例えば孝謙天皇は女性でありながら皇太子として育てられた
※ こちらは11月3日付の【YOUR VOICE】安倍元首相は平城京跡地近くで凶弾に倒れた 奈良の時代を懸命に生きた女帝達からの怒りの鉄槌かも…に対し、読者様から寄せられたコメントです。
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奈良時代の女帝は全く中継ぎなどではありません。
闘争の中心に君臨した、強き女帝たちです。
「強い女性天皇」の終焉は「道鏡事件」で有名な孝謙・称徳天皇ですが、私は彼女が不当に貶められたまま、再研究されていないことが今に繋がっている気がしてなりません。
まず、孝謙天皇は女性でありながら皇太子として育てられました。この一点で、中継ぎであるはずがありません。
「道鏡を天皇に」という神託を聞いて「宇佐八幡に確認する様に」と和気清麻呂を遣わしたのは女帝本人です。道鏡を天皇にしたいなら何故聞かされた神託をそのまま実行しなかったのでしょうか。
流された道鏡は地方の古刹の別当として生涯を終えていますが、皇統簒奪を企んだなら、そんな軽い処置で許されるでしょうか?
自身も藤原の娘ながら、天皇としての自覚が強かった彼女は、台頭する藤原氏はじめ各継承権保持者と後ろ盾による権力闘争で血に塗れながら、地位を守った強い女帝です。
江戸期に劇にされた「か弱い女帝が自分では決断できず、男の言動に惑わされて右往左往」の様な人物からかけ離れているのはもちろん、巨大なイチモツに惑わされ天皇の位を貢ごうとした愚かな女帝な訳がない。(天皇の位を貢がなくとも女帝ならいくらでも巨根を集められます。)
父から継いだ大仏建立事業を完成させた孝謙・称徳天皇は、仏教の力で国を救おうとしていた。
政敵だらけの朝廷で、道鏡が大きな支えであった事は間違いない事で、もし、本当に皇統を譲ろうとしたなら朝廷の腐敗と仏教の力を信じる故と考えられるし、そもそも天智系統の光仁天皇の正当性を高めるために先帝の歴史が貶められた、という学説もあります。私は女帝の厄介さが身に沁みた藤原一族が徹底的に女性を封じ込めたと考えています。
これ以降に誕生する女帝は中継ぎのみとなる訳ですが、実権(権威)を持つ女性天皇を検討する今、「何故、奈良時代以降の女帝は中継ぎのみに封じ込められたのか」の議論が盛り上がらない事こそ、作為的だと思います。私はこれを大声で訴えたいです!
(コメント欄:gxeさんより)
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