【YOUR VOICE】陛下がモンゴルで奏でた “浜辺の歌”  秘められた平和への願いに涙が止まらない

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皆さまに、ご紹介したい素晴らしい動画があります。まだという方には、是非ともご覧いただきたいと思います。

『YouTube/皇室ラジオ放送局サブ』「確かな希望がある」ウランバートルの“奇跡”――天皇陛下が奏でた“浜辺の歌”がちょっと只事ではない件

 

涙が止まらなくなりました。皇室ラジオ(おワンコさん)さんは、配信は少ないのですが好きなんです。

天皇皇后両陛下のモンゴルご訪問時に、陛下はあちらのビオラ奏者さんと共に『浜辺の歌』の美しい調べを披露されました。おワンコさんは動画の中で、こんな風に語っています。

「浜辺の歌」は大正時代に生まれ、長く日本人の心に寄り添ってきた歌ですが、決して単なる郷愁を歌ったものではありません。この歌には波、風、月といった静かな自然の描写を通じて、過去の記憶や喪失の感情が折り込まれています。

 

しかしそれらは、ただ懐かしむための情景として描かれているのではなく、やがて癒され、今ここに立つ自己の回復へとつがっていきます。自然のモチーフが人間の記憶や感情と静かに響き合い、そこに浮かび上がるのは個人的な祈りと再生の物語です。

 

つまりこの歌は、喪失の痛みをたどりながら、それでもなお歩みを進める者の心に寄り添う静かで深い希望の歌なのです。そしてそれは、誰の胸の中にもある帰るべき場所の風景でした。

 

けれど「浜辺の歌」には、もう1つの記憶が刻まれています。それは戦後、モンゴルの収容所に抑留された日本人たちの過酷な現実と結びついた記憶です。敗戦後、旧満州などで補慮となった日本兵の一部は、シベリアだけでなくモンゴルにも連行されました。

 

約1万4,000人がモンゴルの地に送られ、そのうち1,700人以上が極寒の環境下で命を落としたとされます。国から遠く離れ、帰還の目度も立たない中、彼らが静かに口ずんだのが「浜辺の歌」だったと言われています。

 

“明日浜辺を彷徨えば、昔のことぞ忍ばれる”

 

あの浜辺に自分はもう戻れないかもしれない。この歌に込められた穏やかな情景は彼らにとって手の届かぬ故郷そのものでした。ある者は涙出し、ある者は目を閉じて遠い空を見つめ、またある者は亡くなった同胞を思いながら、それぞれの胸のうちでこの歌を静かに口ずんでいたのかもしれません。

 

実際にモンゴル抑留を体験した作家・胡桃沢 耕史(くるみざわこうし)は、著書「黒パン俘虜記」の中で、極限状態の収容所において一部の古参抑留者が食料や労働の配分を握り、同胞を支配、搾取する構造を描いています。

 

しかも彼は、それを怒りや告発のではなく、どこか飄々とした語り口で綴りました。その筆致は読者に生々しい現実を突きつけると同時に、そこに描かれた地獄が決して特殊な過去ではなく、人間社会に普遍的な構造として今なお潜んでいることを、静かに示しています。

 

そんな地獄を実際に経験したものの視点からすれば、「浜辺の歌」はもはや単なる郷愁ではなく、2度と帰れない故郷への絶望的な憧憬として響いていたのです。

 

しかし、それでも抑留者たちは、人が人であろうとする努力をやめませんでした。彼らは過酷な環境の中でも、文化活動や教育的な試みを行っていたのです。わずかな物資と知恵を頼りに、抑留者たちが即興で楽器を作り、演奏会を開いた記録が残されています。

 

京都府の舞鶴引揚記念館によれば、シベリア収容所では抑留者が自作したラッパ付きバイオリンが実際に演奏されており、その再現模型が展示されています。

 

こうした音楽活動は極限状態での精神的な支えとなりました。「浜辺の歌」以外にも当時の抑留者が愛唱した唱歌や流行り歌は多く、故郷満州の丘に立ちて異国の丘などがよく歌われていたと言います。

 

モンゴルを含む旧ソ連権の抑留収容所では、こうした歌が故郷への思いをつなぎ止め、仲間の結束を支える文化的な支柱となっていました。そしてそうした数ある歌の中で、陛下がなぜ浜辺の歌を選んだのか。その意味を私はもう少し深く考えてみたくなりました。

 

まず浜辺の歌には静けさや切なさ、そして怒りや悲しみを超えて全てを包み込む力があります。国家や戦争政治的な主張から距離を取り、ただ帰りたいという思いだけを波のように静かに繰り返す。

 

そこにこそ慰霊と鎮魂にふさわしい、普遍的な祈りが宿っています。しかもその旋律は、モンゴルの伝統楽器「モリンホール」との神和性が高く、国境を超えて共鳴する音の祈りとして成立します。(続きはこちらの動画でご覧ください!)

 

その他にも、このような動画を是非とも多くの方にご覧いただきたいと思います。

■ 香淳皇后はピアノが弾きたかった
(https://www.youtube.com/shorts/Ca-2lsx1Xfc)

愛用のピアノ、フランス製ピアノ「エラール(Erard)」の思い出。そのピアノで『浜辺の歌』を弾かれる在りし日の香淳皇后です。

 

■ 美智子妃のセンス
(https://youtube.com/shorts/X5tHYD-2r2o?si=D8pUkGpowWflzybu)

スーツなのに頭に簪(かんざし)、胸の谷間に勲章、そして和装にティアラ 。美智子妃の変わったファッションセンスに苦笑してしまいます。

 

■ 大学生ボランティアの「マジっすか?」に愛子さまは笑顔で…
(https://youtube.com/shorts/YzmmEeDShr8?si=Aw7-b9i2XI5Xeq5w)

石川県の被災地で学生ボランティアさんと語らうなか、素晴らしい切返しを見せられた愛子さまの動画です。そういえば、雅子さまが多言語で賓客に対応されているショート動画もよく見かけるようになりました。

 

さて、いよいよ悠仁氏の成年式が近づいてきましたが、大学生活もダラケてて、式をやり遂げる覚悟が感じられませんね。AI生成の何を見せられるのかと、期待もせず見守っています。

秋篠宮家が皇族として破たんしていることは、すでに明らかだと思いますが、今後どうなって行くのでしょう。悠仁氏が1人ではないことを隠して、北の将軍様のように、しらーっと天皇になるのでしょうか。

(東京都在住:Nさんより)



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3件のコメント

  • 一ノ瀬さんのショート動画もおススメです!
    https://www.youtube.com/shorts/xaf67BYa8S0

  • この時の皇后陛下は息を飲む程お美しく、秘めた覚悟がみえました。

    私は暫定一家は皇族とは思っておりませんので、これまで重ねた悪行にプラスしてヒサヒトサンの加冠の儀を執り行い、その儀式にまさかとは思いますが皇太子しか着用を認められていないお色の装束を着て、そして天皇と皇太子しかお泊りになれない所に宿泊するという行為を続行したら、溜まりに溜まったものが直撃するのでは、と思っています。

    バチがあたるというものは、大したことでない行為には少しのバチが、ここまで大きな事をしてきて反省もせずにこれでもかと悪行を重ねているヒトには、考えられない程の大きな大きなバチが返ってくる、とどなたかのコメントで見たことがあります。

    日本人に対して、戦争で命を落とした方々に対して、そして海外の方々に対しても、本当に失礼な一家ですよね。返ってくるバチは最大級ですよ。

    コメントに「アナタ日本人?」と書かれますが、私は日本人です。ですから、私なら、恥ずかしくて、この一家のやっているような事はとても出来ません。天皇ご一家を一生懸命お守りいたします。

  • 天皇陛下の健康ご長寿を心から願います。
    本当に、長く長く令和が続きますように願っております。

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