【YOUR VOICE】憲法学者の浦部先生をご存じでしょうか 「女性天皇を認めないこと」について先生は…
※ こちらは3月19日付の【海外の人は日本の皇位継承問題をどう見ている?】その172:「愛子さまは優美で社交的。あらゆる国で敬意を集めますよ」という記事に頂戴した「コメント」です。
「女性天皇を容認しようとしない」ことに関しては、法律の専門家の方々のご意見が大きな道しるべとなることがありますので、勝手ながら、こちらの【YOUR VOICE】でもシェアさせていただくことにいたしました。
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憲法学者の浦部先生は2017年、女性天皇を認めないことについて、ご自身のブログで以下のように述べておられます。
天皇の地位に関しては、憲法が「世襲」としているので「血のつながり」が問題になるのは当然だとしても、それを「男」のほうの血筋だけで考える発想は、前近代的・封建的な男中心の「家制度」の発想そのものである。天皇というものがそういう発想のもとに存在しているのだとしたら、それは、「日本国」および「日本国民統合」の「象徴」としてまったくふさわしくない。
逆に、そういう天皇を「象徴」として置いているのだとしたら、日本という国は依然として前近代的・封建的な国であり国民もそういう考え方のもとに統合されている、というように内外に発信しているのと同じである。日本国憲法下の象徴天皇のありようとして、それでいいはずがない。
彼ら右翼の連中にとって、天皇制の安定的な永続は至上命題のはずである。それなのに、「女性・女系天皇」にあくまで反対を貫き通して、天皇制の安定的な永続が可能だと考えているのだろうか。「男系男子」を墨守すれば皇位継承資格者がいなくなるかもしれないことは、つい10年ほど前までは現実問題として意識されていたことなのに、それでも「女性・女系天皇」に反対し続けるというのは、彼らが、その言いぶりとは裏腹に、天皇や天皇制というものを軽んじていることの表れなのかもしれない。
あるいは、いざとなれば「側室」をもうけ「世継ぎ」を生ませる、などということまで考えているのか? だとしたら、度し難い時代錯誤であり女性蔑視であり、そしてまた天皇という「人」に対する度し難い侮辱である。「伝統・伝統」と言うが、そもそも、彼らの信ずるところに従えば、天皇は「天照大神」の子孫ではなかったのか? そして、「天照大神」は「女神」とされる。とすれば、天皇はもともと「女系」だったのではないのか?
出典:「浦部法穂の「憲法雑記帳」、「女性・女系天皇」」
できれば全文をオリジナルサイトで御覧ください。
■『法学館憲法研究所』2017.07.24 浦部法穂の憲法アラカルト憲法雑記帳 浦部法穂の「憲法雑記帳」 「女性・女系天皇」
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戦後の典範では、公式の側室を作らせるのは難しいはず。ただ、もしも「秋篠宮さまには、紀子さまより先にタイに王女の正妻がいた」という噂が本当だとしたら、側室になるのは王女か紀子さまなのかという論争になる。
国際結婚VS典範結婚。想定していなかった「重婚」関係を法律家はどうみるか。また、タイ王女の息子が先に産まれていたという話が本当なら、紀子さまのお子様は劣後するとなり、そもそも宮内庁はなぜ黙っていたのかと炎上してしまうだけだ。
タイ王室との外交関係上も、紀子さまは後から入り込んできた一愛人でしかないのであれば、どうみても秋篠宮さまが天皇になる前に国際的には詰んでしまっているのでではないだろうか。
法的に皇室における側室制度を廃止しても、一夫多妻関係を宮内庁が認め、支援し、タイに養育費を送金してしまっていたのなら、そして天皇とは血のつながりがないと疑問視する声が噴出するなかでも、一部の勢力が時代錯誤の男系妄想にしがみつく理由は何なのか。生物学的親子関係などどうでもいい、最初から基本的人権もない偶像的存在だから人類ですらない、単なる将棋の持ち駒のひとつでしかない?
その延長で、果たしてDNA上は浮気も起きず、本当に天皇から男系だけで繋がってきているのかも定かでない、旧皇族を「皇族待遇」に戻そう、女性皇族の夫にしよう、などとするのも、所詮彼らが交換用機械部品の一つでしかないからだ。クラシックカーを再生したくても、交換用新部品がない(♂がいない)ので、廃車にした別のクラシックカーから部品取り(♂取り)してきて直すのと、どこがどう違うのだろう。
同じく、代理母を使ってでも、人工的に男子を作りさえばいいという考えも、宮内庁が堅持してきた生命倫理観の「荒み具合」ゆえではないだろうか。基本的人権を否定された国家機関としての天皇制で、制度の存続さえ図れればそれでいい。そう割り切る政府首脳の本音がよく滲み出ているともいえる。
皇室に関する不都合な議論を止めさせたい時に、政府は決まって「不敬」という言葉を発する。政治学的、法律学的検証の対象から免れさせるために、不敬論で押し切ろうとするのも歴史的教訓である。とうとう女性差別禁止を定めた国際条約まで無視するしかなくなった日本政府。天皇制が、「国際的議論に耐えられないカルトなもの」に堕とされてしまった気がした。
基本的人権を否定された皇族。かつ公式な存在なのかと疑問視されている替え玉児の一人が、やがて自らの誕生の意義、出生の秘密などに気づいた時、何が起きるのかと心配になる。その意味では、あまり知能が高くない方が「なぜ自分の基本的人権や自由は制限されているのか」と不満を感じないため、幸せなのかも知れない。感覚鈍麻も彼らの環境下では役に立つのだろう。
(コメント欄:匿名さんより)
画像および参考:
『法学館憲法研究所』2017.07.24 浦部法穂の憲法アラカルト憲法雑記帳 浦部法穂の「憲法雑記帳」 「女性・女系天皇」
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近現代史研究者、京大大学院客員准教授辻田真佐憲氏著書 知らざれる「戦前の正体」から抜粋されたものが紹介されていた中にズバリ、
「女性天皇.女系天皇」を断固として拒否した「井上毅」が最も恐れていたこと
のタイトルで記述がありましたので、ここに記します。
『明治の皇室典範では、皇位は「祖宗の皇統にして男系の男子」のみ継承すると定められていた。
もっとも皇室典範制定までの議論で、必ずしも女子天皇や女系天皇は排除されていなかった。女子天皇は江戸時代までに8人の前例があったし、女系君主はヨーロッパに前例があったからだ』
ところがこれに敢然と反対したのが井上毅だった。
井上は1885、86(明治18、19)年頃に伊藤博文に提出した意見書で、嚶鳴社という政治結社内の意見を引き合いに出しながら、こう主張した。
女子天皇は確かに前例がある。だが、それはあくまで臨時の措置にすぎず、その後必ず本来の後継者たるべき男子が皇位に戻っている。それに加えて彼女たちはもっぱら未婚独身だった。
今後その伝統を強要出来るかといえば、人道上無理がある。すると日本は男尊女卑だから、女子天皇よりも皇婿の威厳が大きくなるかもしれない。これらの事情に照らせぱ、天皇は男子に限るべきだ。
また女系君主はたしかにヨーロッパに前例がある。だが日本ではどうか、仮に女帝に源の某というものを夫に迎えたとする。そのあいだに皇子が生まれた場合、後継者となるだろう。それは源姓の王朝になったことを意味しないか。
実際イギリスではこれにより、プランタジネット朝、チューダー朝、スチュアート朝、、、と移り変わっている。日本で同じ制度を採用することは恐ろしいことだ。
もちろん「最も恐ろしき」ことは、「百王一系(万世一系)」が途絶えることだった。
女系の否定で皇位断絶のリスクは生じるものの、その回避方法は他にもある。あえて今女系天皇の可能性を書くべきではない。
この井上の主張が通り、以後女子天皇と女系天皇の可能性は議論されなくなった。しかもこの男系男子の縛りは戦前のみならず戦後の皇室典範にもそのまま引き継がれた。それが現在の皇位継承者不足につながっているのはいうまでもない。われわれはいまだに井上の手のひらで踊っているのだ』と記載されていました。
富国強兵、唐に倣った男系男子絶体主義を強引に振るう井上毅でさえも、皇婿の権力には恐れを感じていた事がこの文章でよく分かりました。
しかし井上毅の見方からすれば、現在の旧宮家末裔養子縁組案は一般国民の夫婦を皇族にし、その子供は皇位継承権を持つ事から絶対的権力を持ち恐ろしいことの筈ですが…。
現に長年君臨している女帝、皇位継承資格者を持つ宮家夫妻の意向無しでは動けない宮内庁並びに責任回避型の多い政治家が議論を続けていても中々結論は出ません。
歴史の事蹟を正しく理解し、国民の総意を受けて、大鉈を振るうのは、内閣総理大臣ですか、安定的な皇位継承確保に関する懇談会の座長それとも衆参両院議長ですか?
昔見た時代劇で綱吉は男性が好きだったのですが
このままでは世継ぎが出来ないと説得されて大奥に居る女性達と営みを頑張った話しがありました。
大正天皇までは側室が居て正妻との子でなくても世継ぎに認められるって何なのでしょうね。
男児を生まない后はお飾り?人権もあったものではないですね。
悠仁さまの出生にはいろいろと言われてます。
これが真実ならそういう営みしなくても男児が出来ますね。
ただし、健常児かどうかはわかりませんけど。
そのためにご優秀説を流して報道規制させて。
宮中祭祀は成年にならないと出来ないそうですね。
敬宮愛子さまは今は陛下と一緒にされているとのこと。
それなら、悠仁さまも成年になったのだし一緒にされたらどうですか?
年に60回ほどあるそうで暑くても寒くてもしなければならない。
その大変さで音をあげるのではないでしょうか。
トンボや稲の研究して天皇はご辞退下さい。
というよりは身体の事があるのでもともとなれないし上皇さまとも血が繋がってるかもわからず。
鑑定したらハッキリするのにね。