【YOUR VOICE】「皇統に属する男系男子」とは?
テーマ別【YOUR VOICE】「皇統に属する男系男子の養子縁組は成功するだろうか」につきまして。
麻生太郎氏は「皇族数の確保はこれ以上先送りにすることが許されない喫緊の課題だ。皇室典範改正は必ず今国会で成し遂げなければならない」と述べたとか。
そこで、『セピアな皇族 宮家の時代』『明治、大正、昭和天皇の生涯』を再び紐解き、4宮家に関しての記載内容を確認しつつ、簡単にご紹介したいと思います。
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◆政府の「皇統に属する男系男子の養子縁組」の皇統とは?
Wikipediaによると皇統とは皇統譜に記される皇祖神天照大神が地上の統治を命じた天孫ニニギの曾孫で、皇祖神武天皇から歴代の天皇及び現代の天皇に至る男系の血統の事を指すと記載ありました。
では初代神武天皇に続き2代綏靖天皇から9代開化天皇まで欠史8代と言われる約500年の皇統は、謚で天皇系図を繋いでいますが、どう説明がつくのでしょうか…どちらにせよ神話の物語ですが…。
因みに全国何万基とある古墳の95%は誰が埋葬されているか分からないそうです。従って管理している宮内庁が古墳の調査には一切許可しない、出来ない所以です。
◆4宮家の父親は全て同じ
皇統に属する男系男子養子案に該当すると言われる4宮家の父親は、全て同じ、伏見宮家23代当主で崇光天皇15世孫にあたる伏見宮邦家親王です。ところが母親は全て別人の側室からなる異母兄弟です。
◆4旧宮家は明治後半にかけて誕生、歴史は浅い
4宮家は、明治8年久邇宮家、M33賀陽宮、M39年に明治天皇皇女と婚姻により東久邇宮家と竹田宮家が創設されています。
やんちゃな宮様総理東久邇宮稔彦王は「私の結婚は明治天皇の命令で『結婚しろ』というわけでしたから、花嫁さんと一度も会った事も無く、一回も話した事も無い。だから勿論好きも嫌いも無いわけです」と話しています。
大正天皇はご自分の母親が側室と知ってショックを受け、側室は持たれなかったそうです。結局該当する4旧宮家は、明治後半にかけて出来た日の浅い宮家といえます。
◆「気の毒だ」と明治天皇のおぼし召しで
明治40年伊藤博文が永世皇族制度の廃止を提案し、宮家を継ぐもの以外の王子は成年になったら、臣籍降下させ華族にする新しい規定が決まった。
いわゆる一代宮家ですが、時期同じく成年に達する北白川家と久邇家の王子は早速華族にならなければならない、それは気の毒だというので明治天皇のおぼし召しで新しい宮家を立てさせた、その北白川家の長男が明治天皇皇女と結婚して竹田家が創設された経緯があります。
この制度から賀陽宮家は昭和61年に、19世孫の3代当主邦寿の死去により廃絶と記されています。なのに該当宮家?
◆戦前の親王たちは軍人に、留学は義務
戦前は各宮家の親王は陸海の軍人になる事が定められ、留学は義務でさえあったので、フランス、イギリス、プロイセンにと続々と出かけた。
明治天皇の内親王を妃とする親王たちは異母兄弟でもあり、パリで一堂に会している。当時のスナップ写真には、戦前のハイ・ライフそのものをうかがうことができる。
邸宅、インテリア、スポーツ、社交、観劇、海外旅行、避暑、学園生活、遊戯、玩具など…
◆民衆は畏れ多い天皇一族と違い、旧宮家は血統がどの天皇に遡るかを正確に言える人は稀で、「天皇の遠い親戚」と身近に捉えていた。
◆昭和25年に11宮家が皇籍離脱
終戦後も歳費は戦前と同様に、天皇から賜っており、食料も宮内省から特別配給があり、不足している自動車用ガソリンも特別配給の恩恵を賜っていた。日本の敗戦後はGHQの占領支配体制により、日本の国体や皇室がどう変わっていくか、皇族たちの最大の関心事になっていた。
昭和25年11月、秩父、高松、三笠の三直宮以外の11宮家が皇籍離脱、つまり平民になった。
宮内省から軍籍消失後の皇族殿下たちの身のふり方についての助言の文書が届けられた。公益団体の名誉的地位や神職、あるいは学校、研究機関などに身を落ち着かれてはどうかという内容。
◆東久邇家、賀陽家は天皇に願い出て離脱した
東久邇家も賀陽家も、「皇族が敗戦の責任をとるために臣籍降下すべきである」と天皇に願い出をし、皇籍皇脱して80年です。そんな一般国民が、今また皇統に属する男系男子と歪曲されて養子案を要望されても、お断りされるのは筋が通っています。

第一、既に80年前から皇統に属する男系男子ではありません。
◆養子案が成立なら、皇族は完全に俗化する
皇統を正しく繋いで行かれる男系の敬宮愛子内親王殿下がいらっしゃるのに、女系につながる恐れ、王朝が変わるなどという理由を挙げて議論にも乗せず、皇祖神にも逆らう生命倫理にも違反して「造られた」男子が優るという感覚はとても理解出来ません。
そうすることで、むしろ王朝を変えようとしているとさえ感じます。また皇室利用の権力の掌握、既得権益への欲望を感じます。
「血のスペア」は作家大宅壮一氏の言葉ですが、戦前は天皇断絶に備えて「4世襲親王家」が存在していましたし、側室も9人まで許されていたので、問題にはならなかった。
該当とされる4旧宮家には、既に養子縁組が実施されており、今皇族への養子案が成立なら、皇族は完全に俗化するでしょう。それと同時に「私こそが正当な血のスペアだ」と主張する人が現れるかも知れません。
因みに北白川家初代当主はモテ男で2人隠し子がいるというお話もあるようです。
(メールで:関西在住Cさんより)
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