【YOUR VOICE】皇室も断捨離を なぜ、特権階級の粗大ごみ整理が必要か?

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:不要なものを断る、:不要な物を捨てる、:物への執着から離れる。

 

天皇継承は立憲君主制国家の存亡に関わる大事な決定事項です。但し、『継承者は以下の三要件を満足する義務がある』事を我々、一般国民は十分認識する必要がないでしょうか?

1. Bloodline(血筋正統性):誰でも継承権があるわけでもない。皇族の男系嫡子継承を基本として(1)男系男子に限定?(2)男系女子も認めるか?で、激しい議論がされている様ですが、どうも二番目以降の項目の議論がしっかりとされていないようです
2. Noblesse Oblige(皇族としての品性・資質・将来性):日本国の象徴として威厳を保持、権威を国民を代表して守り、啓蒙できるお振舞の能力(日本語は国民との意思疎通で限りなく必須、海外との交流は国際化の現在では通訳ナシで人間として心が通じる能力、品性、教養、深い知識、清廉で公平な判断に加えて、国民に対する慈愛を基本的行動で示せる能力)がある事が必須です
3. Respecting and Submitting to the #1 Authority(組織人倫理規律): 皇族として特に、大事な基本的倫理規律は『天皇の権威を第一規範として皇室の一員として行動できる事』があります。

 
最近の皇室に対する国民の疲労は上記三点で、理想と現実の乖離が複雑に絡み合った状態が原因ではないでしょうか?下記のように整理します。

 

では、なぜ、このような粗大ごみが生まれるのか?

この課題を議論する時、よく、対象人物の個人的批判に焦点が移る危険がありますので、組織(日本国にとっての判断)として、英国王室の事例(具体的にはエリザベス二世の治世)を勉強すると以下の点は見えてこないでしょうか?

  • 両国(日本、英国)とも立憲君主制の長い歴史がある
  • 長い伝統に支えられ名君が長期間在位(昭和天皇とエリザベス二世)
  • 次世代(皇太子)が高齢で即位も、変化は表面的で基本的には前例継承
  • その次の世代が非常に優秀で国民から敬愛されている、が、その他の王族(皇族)に?(立憲君主制の王族としての自覚欠如:粗大ごみ)が指摘されて来た
  • その結果、『王室(皇室)不要論』も沸々と起きている

 

英国の事例に拠れば、『粗大ごみは世代が進めば、進むほど(つまり、エリザベス二世の子供(第二世代)とすると孫(第三世代))その問題が大きくなっていたと分析されているようです(ご関心があれば、公開情報は山ほどあります。)

 

私の分析:なぜ、そうなるのか?

・君主制(立憲君主、絶対王政)では権威は一人(天皇、国王)に帰属。その他の皇族(王族)は『権威を支える:Respecting and Submitting to the #1 Authority』事が役目(Duty)』です。特権はその裏返しの報酬です

・但し、『血筋正統性Bloodline』要件があり、誰でもその他の皇族(王族)になれる訳ではありません、そして、『皇族としての品性・資質・将来性Noblesse Oblige』も報酬提供と同時に国民は期待する事となります

・従い、役目を理解した賢明な世代はその仕組みを正しく履行する為に研鑽・成長するので組織として問題はありません

・ところが、この歴史的・仕組みを理解できず、自分勝手で、自己研鑽する能力も意思もない人物がその立場に立った場合は彼らが考察できるのは『血筋正統性を悪用して特権を享受する生活(選民思想)』のみとなります

・一方、口では偉そうな事は言うが、『どんな状況となっても#1権威に立てる』ビジョンも覚悟もなく、研鑽する気持ちもない。批判・忠言は『使用人に指示して罰則規定設定』等の暴言を平気で公式にする事となります。そもそも、そんな権限もないし、一宮家の天皇に対する不敬行動です。本来はこのような事が公式に発言された時点で、外国では特権剥奪(皇籍追放)となります

・そこで、英国では#1権威(エリザベス2世)の判断で内閣(国民を代表)支持も得て、『王族の断捨離』が実施されたと理解しています

・このような課題は他の王国でも同様な経緯があるようです

 

日本国に於いては『今上陛下以降の次世代継承に過去の延長』を主張する勢力が天皇の権威も無視して。『拒否権行使(皇族離脱の脅迫)の独断で突っ走る』現象が続いていますが、『皇族としての品性・資質・将来性』で国内でも、海外でもこれ以上無理が来ている事は明白です。

 

更には、今上陛下が度々述べられている『天皇制と内閣の関係(天皇は内閣の進言に従う)』があります。これは英国でもある訳ですが内閣の仕事として、下記に責任をもって対処する事も肝要ではないでしょうか?

 

1.血筋議論一辺倒ではなく、三要件を勘案して、国内、海外を問わず、実情にあった新しい皇室(『通訳を介さず』等の飾り文句は最早不要)の姿を策定、天皇に進言する。内閣にそれ程の能力と覚悟が無い場合は国民投票とする

2. それに、基づき、『皇室の断捨離』を実施。離脱者には適切な処遇をする(元々彼らの本心は特権保持で自由になりたいダケですので)

3. 公務は縮小された皇室の実情に合わせて調整すればよい

 

国民の皆さん、SNSは有益な交信手段ですが、系統だって物事を進める為には、立法府の関与も必要です。国会議員を動かせるのは一般庶民の盛り上がりです。各自、自分達の将来(子孫への遺産)として小さい力を集めてください。

それができない限り…

『粗大ごみの暴走は続きます』

(米国在住:HKさんより)



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5件のコメント

  • 東京都ーKさま、TOMさまへ 朝比奈より
     
    米国のHKさまより、メールにてお二方へのご返信をお預かりいたしました(コメント欄の設定で、勝手ながら海外からの受信を拒否していることが原因です)。原文ママ、こちらに貼り付けさせていただきます。
     
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    #1:ハイ、ご指摘のような差異(立憲君主制と民主制の定義の違い)は認識しております。ご指摘はその通りです。今回は意図的に用語判断しました。

    でも、立憲民主制がその通りであれば、当然として、主権は国民にあり、宮内庁(役所)には帰属(怠慢の指摘はあたりません)しませんね?そして、宮内庁も当然、国民の声を謙虚に聞き、皇族を諫めることが出来なければいけませんね?そして、皇族も宮内庁の進言を謙虚に聞く必要ないでしょうか?現実は?

    私が申し上げたかった事は『国民が天皇陛下にお願いしている地位は権威です。それは立憲君主制の人事権とかの実権ではなく、象徴としての権威であっても国民のみならず、皇族も従うのがルールですね? それでなければ、象徴ってなんでしょうか? 

    (譲位後もなぜ、JKGは勝手に行動できるのか?予算超過に説明もなくA宮家は勝手にできるのか?彼らは『象徴』の意味わかっていないからでは?)
     
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    #2:ハイ、同意です。その意味での混乱と怠慢、勝手な個人的解釈の行動があるから、現在のような混乱があるのですね? ちゃんとした宮家もいらっしゃるので、解釈と個人の能力の問題かもしれませんね?

    (どんなに言葉を綺麗に定義しても、完全に全員が同意する事はありません。所詮、個人の品性の差では?)
     
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    #3:そして、最後に『国民に主権がある立憲民主制であれば、現在の混乱の責任は国民にあります。その意味で、断捨離をするのは国民の責任』です。愚痴をこぼすのは立憲君主制ですね?

    用語解釈に熱を入れられるのは大変ありがたいですが、本質(行動すべきなのは、国民であり、国民の力の集積で変えて行かなければならない)を考えてください。そして、実行してください。皆さんのように、ちゃんとしたコメントができる方は、是非行動してください。

    どうも、ありがとうございました。(米国 HK)

  • TOMさんに強く賛成します。日本は立憲君主制国家ではありません。立憲民主制国家です。賛成というのもおかしいですね。TOMさんは、真実を語られたのですから。日本国憲法によって、主権は国民のものとなり、天皇は象徴となったのです。象徴は、一部の国民を利するような行動はできません。だから政治的発言も、自らの立ち位置についての発言もできないのです。皇族もそれに準ずる立場と判断されます。
    国会が内閣の行政を監視する機関であると同様に、私は、宮内庁というのは、日本国憲法に沿って、皇族方を監視指導する機関と学んだと思っていたのです。秋篠宮が言うように皇族も人間ですから、余程しっかりと学び状況を理解する力がない限り、私利私欲の行動や他に利用されたりするからです。
    前天皇皇后の振る舞いが明らかになってきていますが、宮内庁は、上記の点で無能な機関だったようです。

  • 日本の役人は真面目ではありますが、過ちを犯した時の対応が非常に硬直的なのが欠点です。文仁氏を皇室へ闇養子するために美智子氏が出産演技までし、血統面で国民を積極的に騙してきたのではないかとの疑惑は、公正中立な鑑定機関でかつ国際的規模により実施する複数のDNA鑑定をすれば白黒の付く話なのに、黒と出ることを恐れて宮内庁は全く動こうとはしないのです。そればかりか、美智子氏の火葬愁訴に屈し、死後鑑定の可能性を防ごうとするなど、証拠隠滅行為も甚だしい話です。

    役人にとって、皇后だった人が国民を血統で欺くなんて絶対にあり得ません!という発想なんでしょうが、こうした過ちを糺さない、糺せない体制が、大東亜戦争の悲劇を生んだとしかいえないのに、首相までもが、総裁選に当選するや否や、忽ち役人答弁を繰り返しだすのにはがっかりです。

    ネット署名は悠仁君の東大裏口入試強行を阻止したことで、皇族による不正行為や違法行為に対してはかなり有効な手段であることがわかりました。国民の物言う口にガムテープを貼って、黙らせておきさえすれば、やりたい放題できると考える宮内庁広報室路線に対し、あの署名運動は、リアルタイムに数字で反対者数が増えるさまを秋篠宮家に見せつけていったので、非常に効果があったのです。秋篠宮が誕生会見でみせた不満顔はその反動でしょう。

    また「秋篠宮にDNA鑑定を」という署名活動もあったので、大変心強く思っています。一旦終了しても、何度でも繰り返し第一次署名第二次署名・・・と銘打って、絶え間なく署名活動して欲しいです。
    だって、巷で原水爆禁止を訴えている人の署名活動なんて、エンドレスで年中やっていますよね。北朝鮮の拉致被害者救出活動署名だって、ずっと続いています。

    こうした行為を「不敬」と呼びレッテル貼りする雰囲気そのものがすでに日本国憲法違反ですから、血統を誤魔化すために、違憲になってでも言論弾圧をしなくてはならない時点で、次世代の天皇制には既に赤信号が点灯し、「皇位継承前なのにもう違憲」となってきたといえます。その意味で皇室系ブログなどへの弾圧は、黙って見過ごせる話ではないと思います。特に海外からは、日本の天皇制が継承方法を含めて合憲かどうか、厳しく監視されていることを忘れてはなりません。

  • そもそも日本国は旧国家体制の「立憲君主国家」で無くなったことを国民も皇室も再認識すべきです。
    現在の皇室問題の元凶は正に全てここにあります。天皇は「君主」で無く、あくまで国家の「象徴」です。
    世界の国家体制を「君主制」「共和制」の2択に勝手に分類するからこんな間違いを犯すのです。
    政府が皇室を君主如きに擁護し、旧憲法国家体制に回帰させようとするから節操の無い皇族が図に乗り好き
    勝手な振る舞いを仕出かすのです。

    日本国はあくまで国民が国家主権者である世界で唯一の象徴天皇を仰ぐ「立憲民主国家」なのです。
    国家主権者で無い「君主」(国王)が世界の何処に居ますか?
    政府の憲法改正案「天皇⇒元首(世襲元首=君主)」に皆さん賛成しますか?私は絶対に反対します。
    皇位継承は国家の象徴であるからに男女拘わらず長子継承が当然のことです。
    女系に反対する人は生命の理を良く勉強すべきです。

  • しかし、何時までこのような事が続くのだろうか?

    偽の疑いが言われて「秋篠宮にDNA鑑定を!」の大々的なサイト上の動きが起きたのはついこの間の事、、
    その事はいつの間にか、何等かの闇の力でも働いたのか有耶無耶。

    そしてその疑惑の夫婦はその事に何の反論抗議もせず、平然と政府専用機で外国訪問だ! どうなっているのだ、日本と言う国は?

    かって、偽皇族問題で話題となった「有栖川宮詐欺事件」というのが有ったが、きっとこう考えていると思うよ。「ナンデ、俺達だけ逮捕、懲役2年2ヶ月の実刑判決で牢屋にぶち込まれたんだよ?
    アイツらの方が遙かに悪質なのに、、何故とっ捕まらないんだよ!」と怒ってるかも、、

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