【YOUR VOICE】今上天皇の直系「愛子天皇」は日本にとって合理的 血統的にも文化的にも現在の皇室を最も明確に体現

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※ こちらは<【YOUR VOICE】女性女系天皇、今こそ議論しなければNY夫妻の子が皇室入りも 皇室は国民の信頼と尊敬を得てこそに対し、読者様から寄せられたコメントです。

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「愛子天皇」はなぜ日本にとって合理的なのか

皇位継承をめぐる議論において、「男系男子こそが日本の伝統であり、それを守らねば皇室は崩壊する」という言説が長らく支配的であった。

しかし冷静に見れば、この主張は歴史的にも、科学的にも、政治的にも、そして社会的にも、必ずしも合理的とは言えない。むしろ現実には、男系男子すなわち父系主義への過度な固執こそが、皇室制度そのものを不安定化させている。

まず史実として推古天皇以来、複数の女性天皇が実際に即位してきた。彼女たちは単なる例外や逸脱ではなく、皇統が不安定になった局面で王権をつなぐ現実的な選択として登場した。

後世になって「中継ぎ」と男性優位史観から説明されることもあるが、当時の社会においては男系男子という抽象的原理よりも、皇統を断絶させないこと自体が優先された。つまり、日本の皇位継承は本来、理念先行ではなく、状況対応型の制度だったのである。

次に科学的観点から見ても、男系男子論の根拠は弱い。その中核にあるのは「Y染色体の連続性」だが、これは科学的に検証不可能な信仰あるいは作られた政治神話に近い。長い歴史の中で一度も混入がなかったことを証明する手段はなく、Y染色体自体も変異し普遍ではない。

観念的な“純粋性”を制度の柱に据えることは、現代科学の知見とは相容れない。一方で、愛子内親王は今上天皇の直系の子であり、血統的にも文化的にも、現在の皇室を最も明確に体現する存在である。この現実の連続性を否定し、不可視の染色体にのみ正統性を求める姿勢は、合理性を欠いている。

政治的に見れば、男系男子固執は「保守」どころか、むしろ制度破壊的である。男子が限られる中で皇族数は減少し、公務は回らなくなり、制度は疲弊する。その結果として持ち出される「旧宮家の復活」は、さらに問題が大きい。

何世代も一般国民として生活してきた人々を「血筋」だけを理由に突然「皇族」に戻すことは、象徴天皇制が前提とする国民的合意と著しく矛盾する。これは制度を守る行為ではなく、皇室を国民から切り離す政治的過ちではないか。

文化的観点からも、男系男子原理主義は日本的とは言い難い。日本の伝統は、状況に応じて形を変えながら「続けること」を重視してきた。摂政・関白、院政、幼帝、女帝、養子などによる制度の継続は、その柔構造の表れである。

男系男子を絶対視する考え方が強化されたのは、むしろ近代国家形成期、明治以降の比較的最近の現象だ。それを「太古からの不変の伝統」とみなすのは、歴史の読み替えに過ぎない。

さらに社会的現実を見れば、象徴天皇制は法文だけで成立している制度ではない。国民の理解と心からの支持があって初めて機能する。現代社会において、女性天皇への心理的抵抗は極めて小さく、愛子内親王への好感度は著しく高い。

一方で、男系男子という理屈は多くの国民にとって分かりにくく、納得感を欠いている。国民感情と乖離した制度運用を続ければ、やがて起こるのは反発ではなく無関心であり、それこそが天皇制にとって最悪の致命傷である。

以上を総合すると、「愛子天皇」は革新的な制度変更ではない。むしろ、歴史の実態、科学的合理性、政治的安定、文化的連続性、社会的納得というすべての観点から見て、皇室制度を現実に引き戻すための修復的選択である。

男系男子の父系主義に固執することは理念を守るようでいて、実際には皇室の存続リスクを高め、政治化ばかり加速させる。一方、愛子天皇は最小限の制度調整で最大限の安定をもたらす。


日本を変えるための案ではなく、皇室を壊さずに続けるための、極めて保守的で現実的で合理的な解である。

(コメント欄:匿名さんより)



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3件のコメント

  • 女性天皇はいらっしゃった。だから敬宮様が即位されるのに何の問題もないです。
    現憲法も天皇の地位は国民の総意に基づくとあり、ではどうやって国民の総意を反映するのかというと
    国民の投票によって選ばれた国会議員が「皇室典範」について議決し、それに則り天皇は皇位を継承するとあるはずです。
    「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく(憲法第1条)」
    「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する(憲法第2条)」
    間接的に国民が天皇を決めることが出来るシステムになっていますが、現国会議員は慣習を優先し、憲法を無視する。
    まあ海外も似たようなもので、全てを超越した存在に正していただくしかないですが、神はいつまで寝ておられるのか?
    正直、真っ当な判断が下せるなんて日本人には期待してません。

  • たかが国民人気、されど国民人気ではないでしょうか?
    女性天皇を支持する民意が80~90%もあるとはいえ、敬宮様の皇位継承を熱烈に望んでいる私たちのような割合は、国民全体から見ればそれほど高くないのかもしれません。なので、一部の政治家はそういった声を平然と無視するのでしょう。
    しかし、悠仁様の成年式に沿道に集まった人の数、しかも報酬付きで。そして、先刻の新年参賀で秋篠宮家への声援など皆無であった状況。実質今の皇室を支えている国民は、全国民数と比べるとそれほど多くはないかもしれませんが、天皇家を尊敬、敬愛する私たちなのです。
    もし、秋篠宮家に皇統が移ったらどうなるでしょうか?新年参賀や天皇誕生日の参賀、いずれも長時間並ぶ必要もなく、閑散とした長和殿のベランダのすぐお側まで皆さん楽々近づけて、秋篠宮家を信奉する数少ない方々にとってはそれはそれは嬉しいことでしょう。
    しかし、それで本当に良いのでしょうか?ほとんどの人が見向きもしないような廃れた皇室でも、形さえあればよいのでしょうか?男系の皆さんは、それでよいときっと思っているのでしょうけど。

  • 旧皇族の復帰路線を推し進めると、すでに平民になって80年の人々がやらかしてきた失敗や違法行為などがすべて皇族基準で糾弾されることにもなり、新宗教を立ち上げたりしたことなど、あらゆる曾祖父、祖父、父たちのやってきたことが批判の対象となるうえ、本人の経歴面でも面倒な批判が起きかねません。皇族には身分保障に引換え、一定の義務が伴うが、旧皇族は経済的支援がゼロで過去の栄光だけしかなく、その分自由であったわけで、これが突然「やんごとなきお方」になるなんて不可能です。
    旧皇族を入れた天皇制は、極めて不安定で、弱点まみれとなり、スキャンダルの宝庫となるかも知れません。ただ現在のところ、最低最悪の偽宮家である秋篠宮家が自分以外にもっと醜聞だらけの新皇族を欲しているとしたら? 
    トラブルメーカーな旧皇族こそが求められ「下の下」に「より下」をつくりたいと願う秋篠宮家特有の別の事情がありそうです。

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