【YOUR VOICE】女性天皇容認が9割 明治時代の法務官僚が打ち出した男系男子論にいつまで支配されるのか
敬宮殿下ご誕生以降、世論調査で女性天皇を容認する割合は年々高まっています(個人的に「容認」という表現は嫌いですが)。
それは何故か。そして私達は、いつまで明治時代に打ち出されたに過ぎない男系男子論に支配されなければならないのか。
「天皇の子なのに、オンナだからと継承権が認められないのはおかしい」という理由が最多と思われますが、女性天皇容認の根っこにあるのは結局のところ、誰一人として「男系でなければならぬ」理由を述べられないからだと思います。
男系カルトの言い分は「今まで男系で継いできた。だから男系だ! 男系女子の即位はズルズル女系になるから嫌だ!」「女系は王朝交代だ! 皇室の歴史が終わる!」が殆どです。
でも多くの国民は忘れていません。ご指摘感謝坊が作られるまでは、そんなカルト共も小泉政権下での皇室典範改定を認めていたことを。法改正直前まで行ったということは、「これでよし」と多くの議員が認めていたのでしょう。今、多くのツッコミが入っている「悠仁さままでの皇位継承順位をゆるがせにしてはならない」といったポンコツな法案のようなこともなく。
かつて「旧宮家の復帰」なんて案は、「臣籍降下して一般人として生きている国民を皇室に戻すなんて、国民の理解・敬愛を得られない(要約)」として完全に却下されています。そして、それに異を唱える議員は、いたとしてもごく少数だったということでしょう。
つまり、「女性・女系天皇は皇室の終焉」「天皇は男系男子でなければならぬ」なんてことはないわけです。国民の代表である国会議員が、これでよしとしていたのだから。事実、女性天皇は推古天皇、皇極天皇、斉明天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙天皇、称徳天皇、明正天皇、後桜町天皇と8人もいるのです。
それが、ご指摘感謝坊の誕生でいきなり「女性・女系まかりならん」「男系死守のために旧宮家復帰を!」に変わった。そこに国民が不信感を抱いている。「あんたたち一度言ったよね? 女性女系天皇OK、今後オトコができてもそれで行くって」と。
そしてそれに対する男系カルトからの明確な答えはない。ただ男系男系と喚くだけ。それでよく「女性天皇容認派は男女平等思想の感情論でものを言っている」とバカにできるものです。
「今まで男系で繋いできた」は、「だから今後も男系でなければならぬ理由」にはなりません。今まで続いてきたことを絶やさないことが最重要課題であるのなら、何故側室制度は廃止された? 乳母ではなく天皇皇后(当時は皇太子皇太子妃)が子どもを育てることが認められた?
側室も乳母も、少なくとも平安時代から続いてきたことでした。それを絶やしたのは「時代にそぐわぬから」でしょう。オトコこそ絶対だとして天皇家の皇女殿下を一般人にし、弟家に皇統を移すなど、「時代にそぐわぬ」と多くの国民が反対している。
こう言うと、「皇統は2000年以上の歴史! 今の時代だけで語るな!」とカルトが騒ぐでしょう。でも、そもそも「皇位は男系男子が継ぐ」としたのは、幕末の九州で男尊女卑思想にどっぷりつかった法務官僚の井上毅です。
2000年の歴史を、「今の時代」に力を持った片田舎のオトコが捻じ曲げた、と言っても過言ではない。女性天皇誕生は、思い上がったオトコにより汚された皇位継承を、それ以前のあるべき姿に戻すというだけのことです。
また、「男系で続けることが皇統の絶対条件」なんて根拠はありません。そんな書物があれば、カルトが鼻息荒く出してくるでしょうから、存在しないと考えるのが自然です。
天皇がほぼオトコで占められていたのは、単純な理由だと思われます。妊娠・出産が命に直結する大変なものであったからということと、乳幼児死亡率の高さが半端なかったため、一人のオトコが複数のオンナに同時に種付けする方が効率よく次世代を残せたからでしょう(表現が悪くてすみません)。
よくカルトは「オンナは中継ぎだった」と過去の女性天皇を貶めたがりますが、オトコにも中継ぎはいたでしょう。実子が幼いから取り敢えず弟に、甥に。そんな天皇、ざらにいます。オトコで継いできた理由が「妊娠・出産の大変さ、次世代誕生の効率化」ならば、それは妊産婦・乳児死亡率の低さが世界トップクラスの日本において、今後も守らなければならぬ理由にはなりえません。
では「女系は王朝交代で皇室の歴史が終わる」はどうか。これについては、「そもそも王朝交代の定義って何?」です。
ソースがウィキで少々心もとないですが、「応神天皇の五世孫として継体天皇が即位した例は、西欧文化圏や中華文化圏の見方によれば王朝交代と見なされる可能性がある」という説もあるようです。実際、「〇〇天皇即位によって、□□天皇の皇統がここで絶えた」的な話ってよく出てきますよね。「Y染色体で繋がってるからOK!」と言われても、個人的には「いや、それ王朝交代だよね」と思います。
「女系で王朝交代」の例として、「敬宮殿下が例えばタナカイチロウさんという男性と結婚して即位したら、タナカ王朝になる!」というものがありますが、全く意味不明です。
確かに、敬宮殿下との婚姻によりタナカイチロウさんが即位したのなら、タナカ朝の始まりでしょう。でも実際は、姓を持たない皇室への婿入りによってタナカイチロウさんは「内親王配イチロウ殿下」となるだけで、妃殿下と同様に皇位継承権など与えられず、皇室がタナカを名乗ることもありません。結婚により相手の姓に変わるというなら、平成は正田王朝、令和は小和田王朝ですか? 「結婚したらオンナはオトコの姓になる」という思考でいるからおかしな戯言をぬかすことになる。
そして、一番国民が納得できないのは、カルトが「今はご指摘感謝坊がいるからいいじゃん。もしも結婚後にオトコができなかったら仕方ないからオンナでもいいよ」と論じていること。
皇女殿下への継承権を断固拒否し、一般人を旧宮家という理由で選別して皇室に入れて、「それでもオトコができなかったのだから、男系の絶えた皇室など皇室ではない。ご指摘感謝坊をもって天皇制は終焉とする」と潔く諦めるのなら、納得はできませんが、言い分の一貫性としては理解できます。
ですが、彼らの考えはそうではない。
男系男系と言いながら、男系直系たる敬宮殿下即位の道筋を決して考えようとせず、ご指摘感謝坊一代の男系男子継承が叶えば、その後は女性・女系でもかまわないと。カルトの言う「天皇は男系だ!」なんてその程度のものです。
そんな一貫性のない理論で、小泉政権下で愛子天皇誕生の未来の片鱗に触れた国民が納得できる筈がない。最近のカルト共は「明治天皇の女系子孫くらいに旧宮家を広げて~」とか意味不明なことまで言い出しています。
女性天皇は女系に繋がるからダメと言うほど女系を拒否しておきながら、もう「天皇は男系でなければだめ」なのではなく「才色兼備な皇后陛下から生まれた優秀な敬宮殿下が女性天皇になるなんて嫌だ!」が見え見えです。
カルトがどれだけ騒ごうが、多くの国民の心にある次代の天皇陛下は敬宮殿下です。ご指摘感謝坊の成年によって、益々愛子天皇待望論が高まっていくことを、政治家はどこまで「知らぬ存ぜぬ」できるでしょうか。
(北海道在住:Yさんより)
参考:『Wikipedia』井上毅
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こーゆー皇族を腐しているヒトヒトが愚劣安西文仁(秋篠宮っていうの?)達なんだよね。皇統が簒奪されそうなんだから国民が抗うのは当然でしょ? 日本が危ないんだよ。敬宮殿下が継がないと、日本は消えて別の国になっちゃう。秋篠主義国なんて、だるーん。
秋篠皇籍剥奪。皇室典範改正。敬宮殿下立太子。皇弥栄
(今回認証文字が「まつむし」でした。お洒落。次回は秋篠に「げきおこ」が良いな。プンプン!!)
こういう皇族を腐してる人達が頓珍漢なことを言ってるうちは女性天皇はないでしょうな。
天皇陛下や皇室の存在意義は、国民の敬愛心のみにかかっているのではないでしょうか?人並みの人徳では、国民への求心力など保てません。そこへ、ご長子として敬宮様は誕生され、生後もたゆまぬご努力で知性、人間性を磨き上げてこられました。ですので、私も敬宮様が継承されないことの方が、とても不自然かつ不条理に感じます。
もし、敬宮様以外の方がご即位されたらどうなるか、真面目にお考えになったことはありますか?新年やお誕生日の参賀はまばら。海外外交では、同世代の王族からの冷たい視線。ご公務では、ペットボトルを常に意識した、超厳戒態勢。衰退の一途ですよ。
「男系男子」や、「現状をゆるがせにしない」、など、下らないことに固執するのではなく、皇室を末永く存続させる検討を行って下さい。皆さん、ご自身他界後の話なので、適当に考えていませんか?