【YOUR VOICE】頭の良い筑附生が、有印公文書の偽造にもつながる「身分証明書」をネットで晒すものだろうか
Xに突然現れ、悠仁さまを徹底擁護する同級生さんは、どういう気持ちで「身分証明書」を公開したのでしょう。今の時代、自分や他人の身分証明書や学生証をネットに流すなどしたら、どうなるか想像できないのでしょうか。
1年生の夏の合宿だという登山の写真、沖縄に行った筑附生の修学旅行から漏れ出した情報、記事などを思い出すと、今回の「身分証明書」を持ち出しての反論は稚拙、迂闊というほかない行為でした。
疑問に思う部分は、ここです。
◯ 学生証ではなく身分証明書? 左上の段を隠す意味はない。
あるいはそこに学籍番号があるのでしょうか。
◯ お茶の水大学附属中学校の卒業実施は2022年3月でも、年度で言うと「2021年度の卒業」になる。
国立では「~年度生」より「◯期生」という表現が多い。「◯期生卒業生の思い出」ぐらいの表題があっても良いのでは? また、卒業証書にも西暦ではなく令和が用いられます。
◯ 身分証明書の上部に破線がある。
健康保険証みたいに色が付いているように思いますが、公的な書類の身分証に、切り取り線で分ける画用紙のようなものが使用されるとは到底思えません。
台紙の大きさ、クレジットカードであれば黄金比1.618、日本の台紙なら白銀比1.414。通学定期発行控えのネットの見本は白銀比。身分証は単たる紙切れであってはならず。紛失してもコピーや偽造がなされない加工が、カードの表面に施されたりしている時代です。
◯ 筑附の学生証に「2022年度生」と記載されているが、西暦で発行日や有効期限の記載があるから、学年表示で良くないだろうか。
ちなみに関西の大学生は何回生と呼ばれています。一般的に、関東の大学生は1年生、2年生と呼ぶのに対し、関西の大学生は1回生、2回生と呼ぶ。その違いは京都大学と東京大学の履修制度の違いによるそうです。
◯ 高校の学生証は、大学の学生証みたいに3年間使う事はないだろう。
確かに、有効期限のあるパスポートでも18歳未満の発行は最長5年、マイナンバーでも18歳未満は、5回目までのはずです。中学生から高校生は体格や表情が成長する時期、毎年容貌が変わりますから、毎年撮影し、更新されるはずです。写真は今どきデジタルプリントでしょうに、このような紙が使用されるものでしょうか。
◯ その人は定期券購入の方法を理解していないのだろうか。
高校生は学校から発行される「通学証明書」で電車、地下鉄、バスの定期を購入します。高校生の頃、通学定期券で購入した経験がないか、お忘れになったか…。筑附生は学生証の存在の目的、正しい使い方、誤った使い方を理解しているはずです。
◯ 国立学校法人・筑波大学附属高等学校の記名がある印章が押されたものを、正面から撮影し、ネットに上げてしまうことの軽率さと責任の重さ。
筑附生や学校関係者なら、それくらいご存じでしょう。まさか第三者による有印公文書偽造につながったらどうするのでしょうか。
有印公文書偽造とは、①公務所・公務員の印章・署名を使用して、公務所・公務員の作成すべき文書・図画(とが)を偽造し、または②偽造した公務所・公務員の印章・署名を使用して、公務所・公務員の作成すべき文書・図画を偽造する犯罪で、刑法155条1項で規定されています。
◯ 国立大学は独立行政法人、大学教授は公務員ではないが、教員は「みなし公務員(準公務員)」とされる。
筑附の職員、関係者が「学生証」を使って「身分証明書」なるものを作り、同級生に成りすますなどあってはならないこと。もしもそれがあったとしたら、職場のコンプライアンス規程はどうなっているのかと問いたい。反論に耐えうる本物の「身分証明書」を呈示すべき事態となるだろう。
(T県在住:NNさんより)
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ノマドさんが悠仁さんを擁護するポストの為に同校の学生で有ることを、校長の印として届出済みであろう校長印を押印した用紙をカラーコピーでさらけ出している所が、印鑑の取り扱いに無知無謀な人物だと感じました。モノクロならここまでリアルに感じなかったかも知れません。
学校印は会社なら会社印、個人なら認め印、校長印は会社なら代表取締役社長の印、個人なら実印に相当しいろいろな権限が発生します。当然学校でも証明書等に押す印鑑と実印銀行印にかわるものとは区別されてると思うのですが、自分のポストを正当化するために安易に筑波大学附属高等学校長の印を担保に世間にさらすのは気持ちのよいものではありません。例え認め印的な物であったとしても。