6月のインドネシア訪問計画、ひょっとして海外王室2大行事への参加を阻むため? 馬アレルギー説はもうたくさん!
5月6日に予定されている英国王の戴冠式。チャールズ国王は「友人に祝ってほしいから、900年続いた慣習を打ち破る」と決意し、実際に戴冠済みの国王らが続々と出席の意向を示している。にもかかわらず、日本政府と宮内庁は頑なに秋篠宮さまの出席にこだわり、5月11日には園遊会の予定まで組んでしまった。
そして確か、「天皇陛下は年内の別の機会に訪英する可能性がある」という報道もあったはずだが、皆さまは覚えていらっしゃるだろうか。最悪の場合として、日本政府の “秋篠宮ゴリ押し” に英王室が結局は寄り切られてしまったとしても、6月下旬に王室が主催する最高に楽しい1つのイベントに天皇皇后両陛下を招待してくださるのかも…と筆者はその時こっそり予想していた。
さらに、6月上旬にはヨルダンの次期国王となるフセイン王子が結婚式を挙げる。2つのビッグイベントにまたがって、両陛下は少し欧州でゆっくりなさったらよいのでは…と思っていたのだ。ところが…!
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ところが、そんな中でこのほど突然「天皇皇后両陛下が、6月後半にもインドネシアを訪問される方向で調整」という報道があった。また調整という言葉が使われているが、ちょっと待ってほしい。下旬なら20日からだが、後半では15日出発もあるだろう。
◆6月1日にヨルダンの王子の結婚式
きたる6月1日、ヨルダンのフセイン皇太子(28)と、サウジアラビアの実業家の娘であるラジワ・アル・サイフさん(28)の結婚式が、ヨルダンの海辺のリゾート地で行われる。
The Royal Hashemite Court is pleased to announce that the wedding of His Royal Highness Crown Prince Al Hussein bin Abdullah II and Miss Rajwa Khalid Alseif will take place on 1 June 2023 #Jordan pic.twitter.com/f20BFedQjL
— RHC (@RHCJO) December 31, 2022
ウィリアム王子とキャサリン妃に負けない美男美女、と絶賛の声が上がっているこのおふたり。おそらく天皇陛下はご出席を予定されていたことだろう。安倍元総理の国葬では、いの一番に駆け付けてくれたといっても過言でないのが、新郎の父、ヨルダン国王のアブドゥッラー2世だ。
さらには、「ヨルダン国王がフセイン皇太子を伴って今月11日に御所を訪れ、天皇皇后両陛下と面会される」というニュースもある。フセイン皇太子は招待状を陛下に手渡しされ、「6月1日の結婚式には是非ご出席を」とおっしゃるかもしれない。そのとき陛下はなんとお答えすればよいのやら…。
◆「ロイヤル・アスコット」とは
そしてこちらが、筆者が「チャールズ国王がこっそりと招いてくださるのでは…」と期待してみた、イギリス競馬の祭典「ロイヤル・アスコット」の様子だ。毎年6月の緑燃ゆる季節に王室が開催し、イギリスの王族が総出で楽しむといわれるビッグイベント。今年は6月20~24日の5日間だそうだ。
競馬のレースとしても見どころが満載で、「プリンス・オブ・ウェールズ・ステークス」「クイーン・メアリー・ステークス」ほかのG1の重要レースが期間中に複数行われる。王室のメンバーを乗せた馬車のパレードも見事だが、ドレスに華やかな帽子を合わせた女性たち、燕尾服にシルクハットという男性たちで会場が思い切り華やぐこともこのイベントの特徴だ。
そのロイヤルボックスに「友人のヒロ」ご夫妻が招かれ、チャールズ国王らとシャンパン片手に楽しそうに談笑する…そんなご様子を想像し、うっとりとしていた筆者。ところがその同時期に、インドネシア訪問の予定が組まれようとしているとは…!
◆馬アレルギー報道への大きな疑問
宮内庁は「仮にロイヤル・アスコットへのご招待状をいただいても、皇后さまが馬アレルギーでいらっしゃるため、参加は難しい」と、滅多に起きないといわれている「馬アレルギー説」を再び持ち出すのかもしれないが、これはもう一切やめていただきたい。現在ご一家は、栃木県にある宮内庁の御料牧場でご静養されていらっしゃるではないか。
2019年11月、天皇皇后両陛下は一連の即位の儀式を終えたことを奉告するため、「親謁の儀」として伊勢神宮を参拝された。だが、こちらの写真の通り陛下は儀装馬車におひとりで、そして雅子さまにはオープンカーが用意された。凛とした微笑みを湛えておられるが、私たちは雅子さまがお気の毒でならなかった。
宮内庁はその理由として「雅子さまには重度の馬アレルギーがあるため」と説明したが、私たちは過去のこういった報道を覚えている。
おかしいのは、「馬に近づく際は事前にアレルギー薬を服用され、マスクを二重に着ける」と報じられたにもかかわらず、「それでも動物好きな雅子さまは、幼い愛子さまに馬と触れ合う環境を作ってあげたかったようだ」という報道があることだ。
これはきわめて矛盾している。馬と触れ合った我が子は、帰宅とともに目にも見えないアレルゲンを自宅に持ち込むことになる。薬の服用が必要で、マスクを二重に着用などという重度のアレルギー患者が家族に1人でもいる場合、普通は全員が「馬には近づかない」と心がけるものだ。
雅子さまが本当に重い馬アレルギーをお持ちなら、ご一家も側近も当然アナフィラキシーショック(喉頭浮腫で気道が閉塞すれば窒息する可能性がある)の恐ろしさはご存じのはずで、馬がたくさんいる御料牧場でのご静養などあり得ないことだ。
◆まとめ
宮内庁は、6月1日に行われるヨルダンのフセイン皇太子の結婚式においては、インドネシア訪問のご準備につき天皇皇后両陛下はご多忙とし、6月20日からの英王室主催のロイヤル・アスコットにおいては、両陛下はインドネシア訪問中とでも説明するつもりだろうか。
こんな風に勘繰りたくなるのも、これまであまりにも「策略」を感じさせるような出来事がありすぎたから。さらに、各国のロイヤルオフィスがウェブで発表しているカレンダー、スケジュール、イベントといったページを宮内庁が見ていないとは到底考えられないからだ。
このたびのインドネシア訪問計画には、「今度はそう来たか。やっぱり…」というのが筆者の感想だ。
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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『NEWSポストセブン』雅子さま、「馬アレルギー告白」は苦渋の決断と葛藤の末
・『NHK』天皇ご一家 御料牧場で静養 両陛下と愛子さまが談笑
・『産経新聞』皇太子ご一家、御料牧場でご静養 2015/5/3 17:25
・『NHK』天皇陛下 「国葬」参列のヨルダン国王ら7か国の元首と会見 2022年9月28日
・『ROYAL ASCOT』The Gallery
・『Harpers Bazaar』What Is the Royal Ascot? Inside the Horse Race That’s a British High-Society Must
・『CNN』Royal Ascot 2019: A summer spectacle with the royal seal of approval
・『TATLER』 The ultimate society and royal wedding guide for 2023: Tatler reveals the nuptials you need to know
・『毎日新聞』両陛下、伊勢神宮の内宮参拝 「儀装馬車」で参道進む
・『朝日新聞デジタル』皇太子ご一家、栃木の御料牧場に 駅では笑顔で手振る(2018年5月3日)
・『エトセトラ・ジャパン』インドネシア訪問どころじゃない! 天皇陛下は6月19日、最高の栄誉となる「ガーター勲章」を英王室から授与されるはずだったのでは?