奇跡と偶然が暗示した敬宮愛子さまの立太子 昭和天皇のお言葉「浩宮の次は浩宮の子」の通りに
このたびついにリニューアルした「皇居三の丸尚蔵館」。今年は天皇御即位から5年であるばかりか、両陛下の御成婚30年という節目の年でもあるとのこと。今月3日からは『特別展示 御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて』が開催されている。
そんななかで11月10日夜には、天皇、皇后両陛下と敬宮愛子さまがご来館された。結婚関連儀式や即位関連儀式でお召しになられたご装束やドレス、そして敬宮さまのご成長時のお召し物などを懐かしそうに鑑賞され、「きれいに展示していただいてありがとうございました」と述べられたという。
◆皇太子時代の束帯装束に敬宮さまのお姿が…!
その『Yahoo!ニュース』では、時事通信社が記事に選んだ1枚の画像にも注目が集まった。
鑑賞中のご様子がガラス面に反射し、皇太子徳仁親王として「結婚の儀」にお召しになられた束帯装束の黄丹袍(おうにのほう)に、敬宮さまのお姿が偶然にも重なったのだ。
こうした奇跡の角度を、カメラマンは見逃さなかったのだろう。
「全体像を捉えるため、この角度から撮影しただけ。単なる偶然だ」と言う人もいるが、「これは敬宮さまの立太子を暗示している」「皇室の明るい未来を見た」という人が圧倒的に多いようだ。
◆この奇跡のショットは偶然ではない
結婚式の写真をプロのカメラマンに依頼した人が驚くのは、とにかく各種の「写り込み(映り込み)」がないこと。プロはそれに非常に気を配っているからだ。
肖像権もうるさい今、カメラマンは被写体の背後の写り込んだ人物やキャラクターについて、フォトショップのアプリでボカすことを忘れない。そして、照明およびガラスや鏡の位置のせいで、別の被写体がどこかに反射して入り込んでいる場合は、自らが上下左右に動いてそれを避けるだろう。
また、どうしても避けられなかった場合は、それらを抑えるアプリも存在する。この黄丹袍に敬宮さまが重なった写真を採用したのは、時事通信社のデスクが国民の大きな願いに寄り添ってくれたと考えても良いのではないかと思う。
ちなみに、この装束についての詳しい説明がWikipediaにあったので、そちらもどうぞ。
◆皇太子だけに許される色を秋篠宮さまも
黄丹袍の束帯の色は、かつては皇太子のみが着用を許される色だったが、秋篠宮さまも2020年(令和2年)11月にそれを身にまとって「立皇嗣宣明の儀」を行うことを許された。
常に完璧で美しい姿勢が高く評価されてきた今上陛下と、3年前に「立皇嗣宣明の儀」を行った秋篠宮さま。所作の差は足元や手元に出ていたようだ。
雛人形もそうだが、笏(しゃく)を持つ右手の指はまっすぐだ。陛下はお若いながらもそれを始終守っておられたが、54歳の秋篠宮さまは、そうは行かなかったようだ。
こういうときに皇族ならではの品格、緊張感や姿勢をうまく維持できないお方だと、残念ながら尊崇の念を抱くのは難しくなる。「ちょいと失礼、よっこらしょ」などと言いながら、他人の邸宅に踏み入ったかのような歩き方が話題になった動画もある。こちらの2分10秒あたりからご注目いただきたい。
◆まとめ:両陛下には奇跡が起こる
2019年(令和元年)10月22日、国の内外に天皇即位を宣明する「即位礼正殿の儀」が行われた際は、それまでの雨が儀式の直前に噓のように晴れ、皇居を囲むかのような大きな虹がかかった。
国民の幸せを常に願い、平和への祈りを続けておられる清廉潔白な両陛下には、八百万の神がついていてくださる。それゆえに、ここぞという時には奇跡が起こるのだろう。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
※「即位礼正殿の儀」につきまして、2019年(令和元年)10月22日を誤って29日としておりました。訂正し、お詫び申し上げます。(ご指摘、ありがとうございました!)
画像および参考:
・『Yahoo!ニュース』天皇ご一家、三の丸尚蔵館を訪問 即位5年、結婚30年展示を鑑賞(時事通信社)
・『YouTube』ANNnewsCH ― 天皇ご一家 即位5年、結婚30年を記念「特別展」をご覧に(2023年11月11日)
・『皇居三の丸尚蔵館』特別展示 御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて
・『Wikipedia』黄丹袍
・『文藝春秋digital』「雅子さまのファッションが変わった」同年代女性記者が見た“新皇后の26年”
・『テレ朝news』「即位礼正殿の儀」直前に晴れ間 都内各地で虹
・『gettyimages』 Prince Akishino 2020
・『産経新聞』【フォトギャラリー】新天皇ご即位 皇太子時代の歩み 重責ご決意「力尽くす」
・『YouTube/産経ニュース』【立皇嗣の礼】賢所皇霊殿神殿に謁するの儀 宮中三殿