日本学術会議の共同主催で「一流」の箔が付いた国際昆虫学会議ICE2024 秋篠宮さまの関与は絶対にないのか
Yahoo!ニュースで今、AERA dot.による『「悠仁さま」進学先は東大、筑波大、オックスフォードか…難関大合格のカギは“トンボ論文”の「国際評価」』という記事が大きな注目を集めている。16歳や17歳のお誕生日映像からは「イネ」の研究にご熱心かと思われたが、残されている武器は、やはりあのトンボ論文だけなのか。データそのものが杜撰でインチキ画像も満載にもかかわらず…。
AERA dot.の記事にはこんなことが書かれていた。
悠仁さまは昨年11月に『トンボの研究』の筆頭執筆者として論文を発表されている。住まいのある赤坂御用地で国立科学博物館の研究チームと一緒に観察を続けており、論文のテーマは、『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』。国立科学博物館が発行する研究報告誌『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』にも掲載されている。
(略)
受験のタイムスケジュールを逆算すると、やはり8月の国際昆虫会議の成果がカギになると思います。(皇室ジャーナリスト)
あ!こちらの正しい名称は、国際昆虫会議ではなく国際昆虫「学」会議である。
ちょっとした誤りに気付いたついでに、今回はその国際昆虫学会議(International Congress of Entomology)が日本誘致のため多くのお金を求めていたこと、国の機関である日本学術会議による共同主催が決まったこと、しかしその日本学術会議にちょっとした問題が起きていることなど、個人的に気になった情報をご紹介してみたいと思う。
◆日本開催を目指すにはお金も必要
こちらは2019年5月21日、日本応用動物昆虫学会の公式ウェブサイトに掲載された、『第26回国際昆虫学会議(ICE2020)のお知らせ』というページである。
第26回国際昆虫学会議(ICE2020)がフィンランドのヘルシンキで2020年7月19日から開催されることの案内で、後半には日本に同会議を誘致するよう頑張ろうという感じで呼び掛けている。
また、2024年開催予定の第27回国際昆虫学会議(ICE2024)を日本に招致する委員会を日本昆虫科学連合のもとに設けて、すでに招致活動を開始しています。この招致を成功させるためにも、ICE2020における日本人昆虫学者の活動が重要となります。
なお、超早期割引き(参加費595ユーロ)の締め切りは、今年の6月30日までとなっています。応動昆会員のみなさまにおかれましては多数の参加をご検討いただけますようよろしくお願いします。
そして1年後の2020年8月下旬、日本昆虫科学連合、日本蚕糸学会などが、次々と2024年の第27回について、京都での開催が決定したことをそれぞれの公式ウェブサイトで報告。会議の正式名称は『ICE2024 KYOTO, JAPAN(以下ICE2024)』と決定した。
◆日本学術会議の関わりで「一流の国際会議」に
そのICE2024は今年の1月16日、公式ウェブサイトで『第27会国際昆虫学会議が,日本学術会議と日本昆虫科学連合の共同主催となることが決定されました!』と大きく報じた。同月12日の閣議でそれが了承されたのだ。
そこにはこんな誇らしげな説明が添えられていた。
日本では毎年多数の国際会議が開催されていますが,特に重要と考えられる会議のみが,日本学術会議との共同主催となります.
学術会議は内閣府の組織ですので,ICE2024 Kyotoは日本国政府主催としての性格も帯びることになります.
これにより,世界のトップクラスの研究者の招聘が可能となり,昆虫学分野の国際交流が更に促進され,若手の育成にも資することが期待されます。
◆日本学術会議は自民党のイエスマンだけに?
日本学術会議は人文・社会科学(第1部)、生命科学(第2部)、理学・工学(第3部)の約87万人の科学者を代表する組織で、200人ほどの会員と約2000人の連携会員によって運営されてきた。
内閣総理大臣の所轄の下、政府から独立して職務を行いながら意見は政治、行政に届けられ、国民の生活に対する彼らの影響力は強い。ただし懇談会の内容は非公開だそうだ。
実は菅政権下の2020年10月、日本学術会議の会員について新規に推薦された105名のうち、6名の候補者が任命を拒否され、当時はニュースにも取り上げられていた。
拒否された理由は正式には明かされていないが、6名はいずれも自民党の政策、たとえば辺野古移転、特定秘密保護法、安保法制などの問題で自民党に異論を唱えていたという。
日本学術会議と連携している生物科学学会連合からは、その問題の早期解決を求めるなかで「自由に発言、行動することが活動の障害になるということであれば、憂慮する事態」との意見もあがった。
ちなみに、ICE2024を主催する日本昆虫科学連合をはじめ、日本蚕糸学会、日本昆虫科学連合などは、生物科学学会連合に加盟している32学協会とは関係がないようだ。
◆22年、23年にはどのような国際会議が選ばれた?
過去にはどんな国際会議が日本学術会議の共同主催として認められていたのか。それらを見ると主に医学、教育、コンピューター、地球環境、人口、エネルギー、自然災害などに関連した会議が選ばれてきたようだ。
いずれにせよ、日本学術会議はICE2024の共同主催に乗り出した。そのおかげで悠仁さまは、この夏には「総理大臣や皇室も関わる一流の国際会議において、悠仁さまがポスター発表!」などと報道されることになるだろう。
日本学生科学賞を獲るような最優秀の高校生たちも、これほど栄誉な経験をする機会を得ることはまずないだろうに…。
◆何でもアリの秋篠宮家だから疑いたくなる
AERA dot.の記事に話題を戻すと、こういう部分がある。
「悠仁さまの進学先がこれほどまでに注目されるのは、幼稚園、小中学校はお茶の水女子大付属、高校が筑波大付属と皇室の既定路線の学習院には一度も行かずに進んでこられたためでしょう。特に、筑波大付属高校への入学が一般入試ではなく、筑波大とお茶大の間で結ばれた提携校進学制度によるものだったため、悠仁さまのために作られた制度と見る向きもありました。そして…」
ご長男の虚勢、見栄のためなら人脈を最大限駆使し、唯我独尊の精神で税金をいくらでも無駄遣いする秋篠宮家のこと。どなたが入れ知恵をされるのか、悠仁さまの教育に関して秋篠宮家は常に用意周到、事前準備にもぬかりがない。
そうなると、ICE2024で悠仁さまがポスター発表を行うことも予想以上に早くから決まっていたのかもしれない。そしてICE2024を「一流」だと印象付けるためには、日本学術会議に共同開催をお願いするのが一番である。
秋篠宮さまが関係者に何かしらの働きかけを行っていた、ということは絶対にないと言えるのだろうか。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『ヤフーニュース』「悠仁さま」進学先は東大、筑波大、オックスフォードか…難関大合格のカギは“トンボ論文”の「国際評価」
・『日本応用動物昆虫学会』第26回国際昆虫学会議(ICE2020)のお知らせ(2019年5月21日公開)
・『日本昆虫科学連合』第27回国際昆虫学会議(2024年)の京都開催決定!
・『日本蚕糸学会』第27回国際昆虫学会議(ICE2024)の開催について
・『日本応用動物昆虫学会』会員種別・年会費について
・『日本学術会議』共同主催国際会議について
・『ICE2024 KYOTO, JAPAN』2024年1月16日第27会国際昆虫学会議が,日本学術会議と日本昆虫科学連合の共同主催となることが決定されました!
・『日本学術会議』共同主催国際会議 ― 令和6年度の開催予定会議
・『日本学術会議』共同主催国際会議について
・『日本学術会議』過去の国際会議
・『日本生化学会議』会長だより第4号:~日本学術会議会員の任命拒否に関する生化学会の対応について~
国民主権の立憲民主国家に於いて「皇室制度」の存続は現状では甚だ疑問に思います。
もしどうしても存続させるなら、特別権限を有した「皇室倫理監査委員会」の設置は必須です。
なるほど、日本学術会議との共同主催ですか。
んー、日本学術会議は自民党のイエスマンというよりは、伝統的に左派のイメージの方が強いですね。
日本の国益になることより別の国の方を向いているのではという感じで・・・北海道大学教授の研究に圧力をかけたのでは疑惑はそんな感じです。任命拒否は、あまりにも目に余るので菅元首相が切り込んだのではと思います。
日本学術会議ホームページ内の日本学術会議協力学術研究団体一覧の中に例の生き物文化誌学会があったので、どちらかといえばそちらが秋篠宮家との関わりがありそうな気がします。
>実は菅政権下の2020年10月、日本学術会議の会員について新規に推薦された105名のうち、6名の候補者が任命を拒否され、当時はニュースにも取り上げられていた。
拒否された理由は正式には明かされていないが、6名はいずれも自民党の政策、たとえば辺野古移転、特定秘密保護法、安保法制などの問題で自民党に異論を唱えていたという。
あの当時、なぜなのかと思っていましたがこんなことが理由とは驚きました。
政権を握ってるということはやりたい放題、好き勝手できるということなのですね。
秋篠宮家もいえ、その前の上皇夫妻からもご自分達の都合の良いようにしてこられたのでは?
時には前例を踏襲してとか時には前例を壊して。
天皇家のように真面目にやってる、生きてる人達のことはどうでもいいような。我が物顔で振る舞って生きてこられた。
この国はどこからこんなに情けない国に?
秋篠宮家の思い通りにさせません。