紀子妃弟・川嶋舟氏と旧・統一教会ズブズブ報道の山際大志郎大臣 なんと大学院時代からのお付き合い
渦中の世界平和統一家庭連合(以下は旧・統一教会)との関係が噂されるも、8月10日の第2次岸田改造内閣では経済再生相としての留任が決まった山際大志郎氏(53)。しかし、その後の“実はズブズブだった”報道がなかなか収まらない。そんな山際氏と秋篠宮妃紀子さまの弟・川嶋舟氏(49)は、実は意外な仲だったようだ。
山口大学では経済学や法学ではなく、農学部の獣医学科で学んだという山際氏。政治家としてはかなり異端だ。そして最終学歴である東京大学大学院農学生命科学研究科(1999年卒)は、川嶋舟氏が獣医の博士号を取得した大学院(2004年卒)でもある。卒業年が5年違うため、両者に接点はなかっただろうと思いきや…。
■皇居で調査を行い共同で論文を発表
なんと山際氏と川嶋舟氏の2人は、かつて共同で論文を発表していた。しかも舞台となったのは皇居。皇居に生息する「アズマモグラ」について、一緒に調査研究を行っていたようだ。もちろんそれは、川嶋舟氏が秋篠宮家あるいは皇居に出入りする正当な理由にもなったことだろうう。
ちなみに山際氏は、それまで研究論文としてホッキョクグマ、ガンジスカワイルカ、リュウキュウイノシシ、マイルカ、アジアゾウなど大きな哺乳類や解剖に関するものを発表していた。何の心変わりで体長15cm以下のアズマモグラを…?と不思議な感じもする。
■動物病院も開設、衆議院選にも出馬
ほどなくして2002年、なぜか山際氏は自民党の衆議院議員になるべく神奈川第8区から出馬する。「獣医が政治を?」と世間は首をかしげ最初は票を投じなかったが、2003年の衆議院選挙では比例南関東で当選。その後、2009年以外はトップ当選の快挙が続き、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣、経済再生担当大臣、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)と政治の中枢にまで上り詰めた。
川嶋舟氏を介して秋篠宮家からのお墨付きを得て、さらに旧・統一教会の票を集めることにも成功したのだとしたら、まったく怖いもの無しだっただろうと思う。一方で、神奈川県で王禅寺ペットクリニック本院、同新百合ヶ丘病院、禅寺丸クリニック、予防注射と猫の診療室という4つの動物病院を次々と開設し、いずれも経営は順調であるようだ。
しかし、日本経済新聞社元記者の阿部重夫が手掛けた情報誌の電子版である『FACTA Online』は、2018年の段階でこの山際氏に関して信用ならない人物であることを世間に告げるかのような記事を放っていた。『「どうぶつ愛護議連」の仮面の下』という記事だ。
■仁術より算術の獣医
8週齢未満で親元から引き離した犬猫の赤ちゃんは、問題行動を起こすリスクや罹病率・死亡率が高くなることが海外では立証されており、欧米の多くの国で8週齢未満の犬猫の販売を原則禁じている。
そこで2018年5月、動物愛護団体が「8週齢規制の実現を」と申し入れ、自民党の多くの議員や超党派の議員がそれを推し進めようとしたが、獣医でありながら彼はその足を引っ張った。山際氏はブリーダー業界とつながっており、「全国ペット協会(ZPK)」の会長で、ペット小売大手の「コジマ」から政治献金を受けとる立場だったそうだ。
『FACTA Online』はそんな山際氏について、「愛護団体の願いに耳を傾けず、ペット業界と獣医師会の利権には目ざとい自民党族議員」とバッサリ。皇室が親族の川嶋舟氏と組めるならと、手のひらサイズの小動物も真剣に調査するあたりに、彼のそんな気質が表れているかもしれない。
さて、その山際氏は今、旧・統一教会との黒い関係がやり玉に挙げられている。文鮮明夫妻が熱心に推し進めてきたパラグアイ・レダ開拓について、2019年に京王プラザホテルで「20周年記念式典」が開催された際には、来賓としてあいさつまでしていたというのだ。
政治家として絶頂期であろう今になって、こうして次々と暴かれるカルト教団ベッタリという事実。旧・統一教会+パラグアイ+秋篠宮家の点と線がますますつながってきた感じだが、さて、お次の暴露ネタはいったい何についてどこから上がるのだろうか。
画像および参考:
『Altmetrics Ceek』文献一覧:山際 大志郎 (著者)
『Wikipedia』山際大志郎
『Wikipedia』川嶋舟
『Wikipedia』東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
『FACTA Online』「どうぶつ愛護議連」の仮面の下 愛護団体の願いに耳を傾けず、ペット業界と獣医師会の利権には目ざとい自民党族議員
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)