【皇室、徒然なるままに】第28話:悠仁君は天才である  西村 泰一

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半年かけて悠仁君が作り上げたという田んぼ(画像は『YouTube/水面ニュース』のスクリーンショット)
半年かけて悠仁君が作り上げたという田んぼ(画像は『YouTube/水面ニュース』のスクリーンショット)

水面ニュースさんの『悠仁さんは根っからの研究者? 10歳で水田を作り中学生で稲の交配実験を行ったことになっている男の真実とは…』という動画を拝見しました。最近の悠仁君は、稲の研究者として頭角を顕してきておられるのだそうです。

 

◆悠仁君は頑張り屋

水田に興味を持ち、重そうなスコップや鍬を手に秋篠宮邸の庭の入り口や奥に穴を掘り、土を埋め、10歳にして田んぼを作ってしまったという悠仁さま。中学1年生のときには、稲の品種改良と遺伝子を学校の自由研究のテーマになさったそうです。

ただし、2019年に宮邸は大がかりな改修・増築工事に入り、2月には田んぼに近づけなくなりました。その後、稲の研究はどうされたのでしょう。わずか10歳の子どもが半年もかけてせっせと開墾したというのに、あっけなく潰してしまったなら残酷ですね。

 

◆悠仁君は天才

悠仁くんが幼いころに作った手芸、園芸、工作、美術などの優れた作品は、どれも世間を仰天させました。

悠仁さまが手先の器用さをアピールなさった作品群(画像はネットで拾ったもの)
悠仁さまが手先の器用さをアピールなさった作品(画像はネットで拾ったもの)

 

悠仁さまが天才ぶりをアピールなさった作品群その2(画像はネットで拾ったもの)
悠仁さまが科学や園芸においても天才ぶりをアピールなさった作品(画像はネットで拾ったもの)

 

少し前には、北九州市文学館主催のコンクール「第12回 子どもノンフィクション文学賞」に参加され、『小笠原諸島を訪ねて』という作品が「佳作」を獲得なさっていますね。

大人が手伝ったものは応募できないと明記(画像は『北九州市文学館』のスクリーンショット)
大人が手伝ったという噂もありましたが、もちろん禁止です(画像は『北九州市文学館』HPのスクリーンショット)

他の作品の無断引用はダメ、大人が手伝ってはダメ、つくりごとを加えてはダメ。募集要項には色々と記されていたのですね。

 

◆北朝鮮の将軍様、金正恩

そういえば、お隣・北朝鮮の最高指導者の金正恩についても幾多の天才伝説が出回っていました。やはり、誕生日になると礼賛映画が放映されるようです。

金正恩の天才ぶりを強調する映画が北朝鮮で(画像は『朝日新聞DIGITAL』のスクリーンショット)
金正恩の誕生日には、その天才ぶりを強調する映画が(画像は『朝日新聞DIGITAL』のスクリーンショット)

 

北朝鮮当局は国民に向け、正恩氏がきわめて天才的であることを強調し、イメージの美化に必死になっていると『聯合ニュース』は報じています。

金正恩は天才的と強調する北朝鮮当局(画像は『聯合ニュース』のスクリーンショット)
金正恩は天才的と強調する北朝鮮当局(画像は『聯合ニュース』のスクリーンショット)

 

「放送正論」によると、正恩氏は政治、経済、文化だけではなく、歴史と軍事にも精通し、わずか2年の留学生活で英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語の4カ国語をマスターした天才だが、さらに7カ国語を完全に習得すると決心し、金総書記のそばで国家全般の事業を指導するかたわら、中国語、日本語、ロシア語を学んでいる。正恩氏のこうした天才ぶりは幼くして表れたもので、3歳のときには祖父の故金日成(キム・イルソン)主席が略字で書いた漢詩「光明星賛歌」を正字で書き写し周囲を驚かせた。

 

2008年12月に金総書記と黄海北道・沙里院の米穀協同農場を訪れた際、正恩氏は掲示されている標準肥料量表の間違いにその場で気付き、新たな形の微生物肥料を代案として提示した。これに従うと、翌年には1町歩(3000坪)当たり最高で15トンの稲が収穫できたとうたっている。

 

週刊実話WEBでは、父・金正日氏の驚くような天才説も紹介しています。

北朝鮮の公式記録によれば、正日氏は生後3週間で歩き、8週間で言葉を発したという。大学時代には3年間で1500冊の本を書き音楽史上最も素晴らしい6本のオペラを作曲したほか、スポーツの分野でも並外れた能力を発揮したことになっている。

 

「1994年に初めてゴルフクラブを握った際には、平壌のゴルフコース(パー72)で11回のホールインワンを記録し、38アンダーという驚異的なスコアをたたき出したとされ、初めてボウリングをしたときも、いきなり300点満点を記録したと喧伝されています」(前出・北朝鮮ウオッチャー)

 

もちろん、正恩氏も負けてはいない。小中学校で使用される教科書には、さまざまな超人伝説が堂々と記されている。

 

3歳で車を運転し、5歳で戦車を操縦。8歳の誕生日前には大型トラックに乗り曲がりくねる未舗装の道を時速120キロで走ったと紹介されている。大好きなバスケットボールでは、プロに勝ったそうです」(同)

 

◆とんでもない勘違い

紀子様は悠仁君を「天皇」にしたいものとばかり思っていましたが、どうも「将軍様」になさりたいようですね。やれやれ。

 

それでは第28話の締めくくりの1曲、『Ado/うっせぇわ(Usseewa)-English Ver.- 歌ってみた by Joanna Koike』をどうぞ!

(理学博士:西村泰一/画像など編集:エトセトラ)

【皇室、徒然なるままに】のバックナンバーはこちらから。
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【西村先生のご経歴】
1966年4月ー1972年3月  洛星中高等学校
1972年4月ー1976年3月  京都大学理学部
1976年4月ー1979年10月 京都大学大学院数理解析専攻
1979年11月ー1986年3月 京都大学附置数理解析研究所
1986年4月ー2019年3月  筑波大学(数学)

画像および参考:
『YouTube』KYODO NEWS ― 悠仁さま10歳に 田んぼ作りにいそしむ

『日本経済新聞』金正恩氏、プーチン氏と首脳会談へ ロシアに到着

『伊勢新聞』内宮に多くの参拝客 伊勢神宮の悠仁さまを一目 三重

『AFP BB News』 悠仁さま10歳に、米作りにご興味も

『Yahoo!ニュース』17歳の悠仁さまは「根っからの研究者」 皇位継承者としての成長ぶりを“稲の先生”も実感

『YouTube』悠仁さんは根っからの研究者? 10歳で水田を作り中学生で稲の交配実験を行ったことになっている男の真実とは… 悠仁さま 秋篠宮

『北九州市立文学館』「第12回 子どもノンフィクション文学賞作品募集」

『AFP BB News』金正恩氏は「天才中の天才」、北朝鮮が記録映画を放映 誕生日を意識か
2012年1月9日

『聯合ニュース』正恩氏は「天才的人物」、北朝鮮当局が美化に必死

『週刊実話WEB』北朝鮮で神格化された『金一族』「絶対に触れてはいけない」正恩氏“実母の経歴”

『YouTube』 Ado/うっせぇわ(Usseewa)-English Ver.- 歌ってみた by Joanna Koike