Yahoo！ニュースで今度はデイリー新潮による『「トンボ1本」が現実味　悠仁さまの国際会議デビュー報道で宮内庁の悩み』という記事が話題になっているようだ。

宮内庁はいったい何を悩んでおられるのかと読み進めたところ、トンボだけで東大の推薦入試を突破しようとしているかのように思われるのはちょっと…ということらしい。

だが、国民の多くは実際にそう思っている。おまけに「あのトンボ論文で東大を狙えると本気で思っているのか」という声も多い。そのあたり、実際のところを改めて紹介してみたいと思う。

◆一緒に写っている木が…

こちらは悠仁さまが昨年11月に国立科学博物館から発表された学術論文『赤坂御用地のトンボ相　―多様な環境と人の手による維持管理―』の画像No.85「ヨツボシトンボ」である。

先には腹の先端に穴が開いていることに触れてみたが、今回は一緒に写っている倒木や小枝の異様な状態についてとなる。

そもそも4億2,000万円もかけた庭園整備工事がなされていて、緑の地面に倒木が横たわっているのも不思議な話だが…。

画像を少し拡大し、その倒木の太い枝（下の図の黄色の線）にご注目を。トンボをはさんで左右で微妙にズレていることを、皆さんはお気づきになられたであろうか。

そしてヨツボシトンボが止まっている小枝の太さもオカシイ。左が付け根で、右が先端であろうに、なぜかピンク色より赤の部分のほうが太くなっているのだ。

◆実験による証明

6月22日にもお伝えしたが、このヨツボシトンボの画像については、トンボの直下にできている影がやけに青黒く、濃いことに筆者は違和感を抱いていた。

それに対し、ロサンゼルス在住のTさんという方が「太陽の光が乱反射しない、室内で撮影されたのでは？」とメールをくださった。そのTさんはこのたび、ラボ用カラービューイング・ライトボックスとカレンダー、小枝などを使って撮影する実験も行ったそうだ。

自然光のなかでの撮影と室内での撮影とでは、影に違いが生じることを、悠仁さまはご存じなかったのかもしれない。

◆まとめ：珍しい植物の登場ならトンボと「2本」に

このNo.85は、トンボの腹に開いた穴ゆえに標本を使用かと指摘されているが、背景を合成した疑惑まで浮上したわけだ。

こうなれば悠仁さまは、先端に行くほど直径が太くなり、明るい日中に屋外で撮影しても真っ黒な影ができるような非常に珍しい小枝が赤坂御用地に存在することを、証明されるとよいのではないだろうか。「トンボ1本」でもなくなるはずである。

実際のNo.85の写真は下のいずれかをクリックしてご確認を！

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■『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相　―多様な環境と人の手による維持管理―

■『国立科学博物館』赤坂御用地のトンボ相　―多様な環境と人の手による維持管理―

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（朝比奈ゆかり／エトセトラ）

画像および参考：
・『ヤフーニュース』「トンボ1本」が現実味　悠仁さまの国際会議デビュー報道で宮内庁の悩み

・『エトセトラ・ジャパン』トンボ論文今度は写真No.18 　オスをメスと、芝の紫色の穂をショウブと誤認で完全アウトか

・『エトセトラ・ジャパン』「悠仁さまが絶滅危惧II類を大発見！」のはずが…　論文写真No.85ヨツボシトンボの腹にも丸い穴

・『エトセトラ・ジャパン』絶滅危惧種すら撮影した赤坂御用地の「菖蒲池」なぜ改修　トンボ論文のココを探られては困るから？＜その1＞