宮内庁広報室さま、国家を混同する報道ミスがございますよ! &『NEWSポストセブン』は写真選びにもっとマナーの感覚を 

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なぜ2018年の古い写真を引っ張り出してきて、トップに使用したのだろう。何か意図でもあるのだろうか(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
なぜ2018年の古い写真を引っ張り出してきたのか。何か意図でもあるのだろうか(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

昨日、NEWSポストセブンの『皇族方の「春の麗らかファッション」今・昔 時を経ても変わることない高貴なお姿』という記事を拝見した。そのトップの写真に使用されたのは、2018年5月に栃木県の御料牧場へ向かわれた天皇皇后両陛下と愛子さまのお姿をとらえた1枚。「頭ゴッツンコ」のハプニングが日本中をハッピーな気分にさせているなか、なぜ5年も前のお写真をわざわざ引っ張ってきたのだろう。



 

◆香港のメディアに学んでほしいマナー

全国を桜前線が北上するなかで、「春の麗らかファッション」を特集されるというのは、発想としてはとても素晴らしい。だが、なぜ2018年の1枚なのか。女性セブンの編集部には、皇族のお写真が何千枚とストックされているだろうに…。

春をイメージした記事に、なぜ2018年のご一家の写真を使用?(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
春をイメージした記事に、なぜ2018年のご一家の写真を使用?(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

現在は、お年頃の女性として美しさや優雅さがぐんぐんと増している愛子さまだが、2018年にはまだ素朴な少女のような面影を湛えておられた。だが記事のタイトルを「高貴なお姿」とするなら、写真選びにも少し配慮がほしいところだ。皆さんは、いかが感じられたであろうか。

一方、下は香港の南華早報(South China Morning Post)が2018年5月、愛子さまの英国留学について友好的に伝えた記事に使用された写真だ。上と同じ場で撮影されたもので、そもそもお年頃の少女の写真を紹介する時は、こうあるべきだろう。皇族か否かにかかわらず、だ。

お年頃の女性の写真は、たとえ少女時代のものでも、こんな風に紹介するのがマナーなのでは…?(画像は『South China Morning Post」のスクリーンショット)
たとえ少女時代の写真でも、こんな風に紹介するのがマナーなのでは…?(画像は『South China Morning Post」のスクリーンショット)

 

ちなみに日本でも、『朝日新聞デジタル』は腰より上の写真を採用していたようだ。

皇太子ご一家は2018年5月、ご静養で栃木の御料牧場へ。雅子さまはマスクもせず(画像は『朝日新聞デジタル』のスクリーンショット)
このように、愛子さまのスカートまででカットすることも出来たはずだ(画像は『朝日新聞デジタル』のスクリーンショット)

 

このたびのNEWSポストセブンの記事について、さらに言わせていただければ、こちらの愛子さまのワンピースはどうも色がさめて見える。本当はもっと明るいピンク色だったのではないだろうか。

このピンクのワンピース、本当はもっと色が濃いのでは?(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
このピンクのワンピース、本当はもっと色が濃いのでは?(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

 

◆紀子さまと佳子さまには好意的か

下にスクロールしていくと、バーンと目に飛び込んできたのは、上皇后の鮮やかなピンク色のスカートだった。キャプションには「2005年6月 全国植樹祭ご出席/パールのネックレスも光る」とあった。

パールのネックレスも光る? いやいや、スカートにできた横ジワこそ視線を集めるだろう(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
パールのネックレスと言われても…(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

だが、筆者の目はネックレスではなく、スカートに深く刻まれた横ジワに向かってしまった。さらに正直に告白すれば、こちらのお帽子からはカエルが跳び出しそうだと思った。

お次は紀子さまのご登場だ。2019年5月に、全国「みどりの愛護」のつどいで式典にご出席された際の1枚だという。

紀子さまは淡いグリーンで春のイメージを演出。しかしつば広の帽子といって思い出すのは…?(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
淡いグリーンで春のイメージを演出。しかしつば広の帽子で思い出すのは…?(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

キャプションには「紀子さまはつば広の帽子を被られた」とある。淡いグリーンのスーツでつばに特徴がある帽子ときたら、多くの皇室ウォッチャーをわかせたアノ写真を思い出さないわけにはいかない。

こちらはインターネットに出回っている写真で、2017年5月下旬に開催された「第68回結核予防全国大会」の1コマだそうだ。珍しい帽子の形に、UFOのよう、蛍光灯のカサみたい、ドンブリかなどと、Twitterや掲示板はおおいに沸いた。

淡い若草色を愛する紀子さま、2017年5月にはお帽子のシェイプが話題になったことも(画像はネットで拾ったもの)
淡いグリーンがお好きな紀子さま。2017年5月にネットで話題になったお帽子(画像はネットで拾ったもの)



春うらら…という言葉に似合う色は、筆者などはやはり淡いピンクだと思っている。だがNEWSポストセブンは、佳子さまのこのアヤメのような青のワンピースも気に入ったようだ。

グラデーション「も」美しいと称賛された佳子さま 眞子さんとはまったく扱いが違うようだ(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
佳子さまを称賛する一方、姉の眞子さんにはやや冷たいかも…(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

余談だが、筆者の実家の玄関には、こちらのお召し物を逆さにひっくり返したような花瓶があった気がする。

 

◆まるでゾンビな眞子さん、手がヌルヌルな小室さん

上皇后の大変なお気に入りだと言われている、週刊誌の女性セブン(NEWSポストセブン)。だが最愛の孫娘とされる眞子さんについて、彼らは首をかしげたくなるような写真を提供することも。たとえば2022年4月のこの写真を、「さすが元プリンセス。お上品でお美しいこと」と誰が褒めてくれるだろう。

眞子さんがゾンビのようといわれた1枚(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
眞子さんがゾンビのようと驚かれた1枚(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
腹回り、腰回りがドッシリと見えると話題になった1枚。こういう角度で撮影した写真をアップするのは、いかがなものかと…(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
腹回り、腰回りがドッシリと見えると話題になった1枚。この角度は気の毒だ(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

 

さらに昨年11月、こちらで『そのヌルヌルはいったい何? 小室圭さんの写真、指に奇妙な乳白色の粘液が付着か』という記事を、続いて12月に『小室圭さんヌルヌル手指の謎が解けるも… 飲食の場で超強力ハンドクリームを塗る神経がわからない』という記事を書いた。やはりNEWSポストセブンの写真に仰天したことがきっかけだった。

圭さんは、飲食店でありながらハンドクリームをベタベタと塗り、その手でグラスやフォーク、それにドアノブを触るのであろうか。NEWSポストセブンは、ひょとして小室さんのそういう人物像を私たちに気づかせたかっとか…?

その左手、何を触った後なのか…(画像は「NEWSポストセブン」のスクリーンショット)
ハンドクリームを持ち歩くのはご本人の自由だが…(画像は「NEWSポストセブン」のスクリーンショット)

 

◆宮内庁は提供する写真を間違えた…?

今回の「春の麗らかファッション」という記事には、322枚もの写真が添付されていたが、宮内庁はとんだミスを犯してしまったかもしれない。キャプションに「ルーマニア大統領夫妻と面会された天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供)」とあるが、おわかりになるだろうか。

宮内庁が提供した写真だというが、これはルーマニアの大統領夫妻ではないだろう(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)
宮内庁が提供した写真だというが、これはルーマニアの大統領夫妻ではないだろう(画像は『NEWSポストセブン』のスクリーンショット)

 

こちらの日テレNEWSの記事には「2022年9月にパラオ大統領夫妻との懇談」とある。調べたところ、おふたりはスランゲル・S・ウィップス・ジュニア・パラオ大統領と、ヴァレリー・ウィップス夫人であった。誤った報道が見つかったとあれば、いよいよ広報室渉外担当者の出番であろう。

別のニュースでは、パラオの大統領夫妻として紹介されている(画像は『日テレNEWS』のスクリーンショット)
正しくはパラオの大統領夫妻だ(画像は『日テレNEWS』のスクリーンショット)

ルーマニアの大統領夫妻といえば、あることを思い出した。確かそのファーストレディーは、秋篠宮さまのイスにドレスを踏まれ、しかし謝ってもらえたわけでもなく…というハプニングに見舞われたお方だ。その件について、詳しくはこちらの記事でご確認いただきたい。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参考:
『South China Morning Post』Japan’s Princess Aiko follows well trodden imperial path to elite British school where ‘she can be herself for once’

『NEWSポストセブン』皇族方の「春の麗らかファッション」今・昔 時を経ても変わることない高貴なお姿

『NEWSポストセブン』小室圭さん不合格で強制帰国の危機 眞子さんはNYの大学病院へ、ビザ取得の準備か

『日テレNEWS』天皇皇后両陛下がフィリピン大統領と懇談 親密さ増す”令和流”丸テーブル

『エトセトラ・ジャパン』ファーストレディーのドレスを踏んでも謝れない秋篠宮さま 愛子さまと次期女王たちの国際親善は順調そう!

『エトセトラ・ジャパン』そのヌルヌルはいったい何? 小室圭さんの写真、指に奇妙な乳白色の粘液が付着か

『エトセトラ・ジャパン』小室圭さんヌルヌル手指の謎が解けるも… 飲食の場で超強力ハンドクリームを塗る神経がわからない

『朝日新聞デジタル』皇太子ご一家、栃木の御料牧場に 駅では笑顔で手振る(2018年5月3日)