高円宮久子さまが女性天皇に関して興味深いご発言を…! 3ヶ月前の貴重な動画を『輸入食品』のYouTuber一ノ瀬さんが紹介

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久子さまはその難しい質問に、困惑しながらも笑顔でお答えになられた(画像は『YouTube/TAC』のスクリーンショット)
久子さまはその難しい質問に、困惑が混じるも笑顔でお答えになられた(画像は『YouTube/TAC』のスクリーンショット)

「Real Imperial Story by 輸入食品チャンネル」でおなじみのYouTuber、一ノ瀬さんが貴重な動画を見つけて解説され、大きな話題を呼んでいる。東京港区を拠点とする「東京アメリカンクラブ」が設立95周年を迎え、高円宮妃久子さまが今年2月8日に開催された記念イベントで「根付(ねつけ)」について講演を行ない、その際に興味深い発言をなさっていたというのだ。

筆者もさっそく講演の様子を動画で確認。久子さまの名誉のため手前勝手な解釈は控えなければならないとはいえ、そのご発言に「まだまだ私たちは頑張れる! まだまだ大丈夫!」と大きな勇気を頂いた気がする。これは是非ともご紹介させていただかなければ…!



話題となっている一ノ瀬さんによるYouTuberの動画は、『久子様へのQ&Aで引退夫妻のウザさが浮き彫りに☆退位したこと憶えてる?』。講演を終了された後の久子さまに、進行役を務めた同クラブのサイモン・ファレル氏から予想外の質問が飛び出したそうだ。

 

◆女性天皇への道は開けるのか

下は、その「東京アメリカンクラブ」が2月に公開したYouTubeの動画である。48分ちょうどのあたりで、ファレル氏は久子さまに「ちょっと皇室のことに関してお尋ねします」と切り出した。一ノ瀬さんも「ド直球な質問」と表現されているが、「あなたを不快な気持ちにさせないとよいのですが…。これは、当クラブのメンバーから寄せられました」として紹介されたのは、女性天皇はいつか誕生するのだろうかを問う難しい質問だった。

「どなたか、私の代わりに答えて下さる方がいらっしゃるといいんだけれど…」とかわされた久子さま。だが別の質問に移ったところで、久子さまはそこにご自身のお考えを上手に含めてお話しして下さった。

それは「楽しめるお仕事、そしてちょっと大変だと感じるお仕事は」という質問で、久子さまは「先ほどのような質問に向き合うのが、ちょっと大変ですね」と話された。「私は本当にあのような質問にお答えできる立場にはないのです」と前置きした上で、「でもその件は、学術的な意味では本当に興味深いことだと思っております」と丁寧に、そして真剣に述べられた。

「(女性天皇とは)単なる社会的、政治的な事柄ではなく、学術的には興味深い点をたくさん含んでおり、どちらの道に向かってもおかしくないと思っています」

どちらの道、とは男系男子か女性天皇容認かを意味すると思われる。

 

◆「国民に必要とされなくなったら…」

「皇室の在り方に関しては、夫(故・高円宮憲仁親王)が言っていたことをお話しすることが、間違いないと思います。私たち皇族は、国民からこれをしてほしいと望まれていることをするのです。もしも国民が私たちを必要としていないと感じるのでしたら、私たちは必要ないのでしょう。

国民から大変慕われ、尊敬されている久子さまのお口から、まさかそのような言葉を聞くことになるとは思わなかった。誰の何のせいでそんなお言葉を…と、とても悔しい気持ちになったのは筆者だけであろうか。

 

「私たちは変わらず、希望を持って国民に寄り添い続け、国民のために祈り続けます。今上陛下もなさっておられます。しかし、私たちは今のやり方のままでよいのか、今後はどうあるべきなのかは国民が決めることです。」

高円宮さま亡き後も、久子さまは国民が皇室に望むことにしっかりと目を向け、あらゆる分野のことに関心を寄せ、素晴らしい英語力で皇室外交にご尽力されている。さらに常に国民に寄り添い、国民の幸福のために祈り続けてくださっている。心から有難いことだと思う。



 

◆引退された上皇ご夫妻にも和歌を贈る

そして、ご自身の皇族としてのさまざまなお仕事のうち、ちょっと大変なものについての話に戻られた久子さま。実は、和歌を詠むことが苦手だと話され、「あまり才能がないのかも」と謙遜された。

「今上陛下は常にお優しいので、ちゃんと詠んで下さるのですが、私の作った和歌などあまり気に入ってくださっているとは思えないんです」と、とても困ったような笑顔で話され、会場の笑いをとった。

皇室の新年行事である「歌会始の儀」は有名だが、今上陛下と皇后さまのお誕生日にも1句ずつ詠むことが決まっているといい、さらには引退なさった上皇ご夫妻のためにも読まなければならず、年間で計17句を詠まなければならないと告白された。上皇さまのお誕生日は12月23日で、年明けには「歌会始の儀」があるため、年の瀬を悠々と過ごす…というわけにはいかないそうだ。

 

◆まとめ

久子さまも触れておられた女性天皇誕生への道。これに関して政治家だけで決めてしまう、あるいは逆に世論調査の結果だけで決めてしまうことは、誰もが納得する結論を導き出すとは思えない。学術的、つまりきちんとした理論を基に、より慎重な議論を行うことが理想なのであろう。

これは久子さまがおっしゃったことではないが、その際は交流のある海外王室における近年の王位継承に関する考え方、法改正、実際の継承例などを参考にし、もしも神武天皇以来の万世一系を主張する人があれば、科学的にDNA鑑定を実施することも必要になってくるのではないかと感じる。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



参考および画像:
『YouTube』Real Imperial Story by 輸入食品 ― 久子様へのQ&Aで引退夫妻のウザさが浮き彫りに☆退位したこと憶えてる?

『YouTube』 TokyoAmericanClubTV ― TAC Talk: HIH Princess Takamado