【YOUR VOICE】山下晋司氏がまさかの「遥子女王家」と… また、上皇后美智子さまのいいなりなのでしょうか
つげのりこ氏の数日前の記事でちょっと気になっていることがあります。元宮内庁職員・山下晋司氏がそちらに登場するのですが、山下氏は宮内庁の広報みたいな仕事をなさっておられたにもかかわらず、彬子女王の妹である瑤子さまを「瑤子女王家」などと書いておられたというのです。
「山下さんは、三笠宮家の女性皇族お三方が、それぞれ独立した皇族となる可能性もあるという。つまり、彬子さまは三笠宮家を受け継ぐという既定路線を選び、信子さまは「寛仁親王家」として独立し、瑶子さまも「瑶子女王家」として一本立ちするのではないかというのだ。」
2012年に薨去された父・寬仁親王殿下が障害者福祉のために貢献された「ユニバーサルデザイン」、そして三笠宮杯のモータースポーツの名誉総裁を引き継ぐなど、遥子さまは三笠宮宮家代々のお仕事を引き継がれただけで、それらは独立した生計を営む女王として認められるような公務やお仕事ではないと思います。
皇室の公務としては、信子さまが今上陛下から皇太子の【七大行啓】のうちの一つを引き継いでおられます。今上陛下が皇太子の頃から始まった【全国農業担い手サミット】です。
彬子女王は京都産業大学で教鞭を取り、京都で暮らされていて、天皇皇后両陛下をお支えする公務というよりも、代々三笠宮家が引き継いでこられた名誉職の総裁やお父上の寛仁親王殿下から継承された日英協会、日本・トルコ協会といった国際親善の総裁職が主だった宮家としてのご活動をなさっておられます。さらに、日本の古来からの文化を継承する団体として「心游舎」を設立なさいました。
ですから、「天皇皇后両陛下をお支えしているのは彬子女王だ」とする、女性セブンの2015年7月16日号《寛仁親王家 母娘確執 彬子さまは「公務励んだのは自分たち…」》には違和感を感じざるを得ません。
信子さまは、寛仁親王の生前から病気療養という形で公務を休まれていましたが、親王薨去後1年後の2013年6月には、宮内記者会に公務の復帰を手紙でお知らせしました。内容は『これから療養の経験を人生の糧と感謝し、(当時は平成)両陛下のご意向のもと、微力ながら復興支援などに尽力させていただきたく存じます。』でした。
「女性の健康とメノポーズ協会名誉総裁を引き受けられたのも、信子さまは酷い更年期障害のご経験がおありで、女性特有の病気の理解と啓蒙活動をライフワークとして考え、総裁職を引き受けられたと何かの雑誌で読みました。また、福島の復興支援に出向かれ支援されるなど、きちんと福祉にも向き合っておられます。
高円宮久子妃殿下と同様、信子さまも敬宮愛子さまを暖かく見守っておられることは、歌会始で敬宮さまのお姿を歌にされたことからも存じております。誠心誠意、令和の天皇御一家を支えるお覚悟とその姿勢は、信頼いたしております。
にもかかわらず、山下氏は瑤子女王家が創設される可能性もあるなどと書き、「信子さまではなく彬子女王が当主として認められる公算が大きい」と匂わせているのです。これでは三笠宮宮家の当主騒動を更に複雑化させ、国民に三笠宮家への反発を強めようとしているとしか思えません。
独身の女王が、独立した生計を営む宮家の当主として認められたことはありません。一方、信子さまは独立した生計を営む親王妃として認められております。何故、「現行法でも彬子女王が三笠宮家の当主となることは可能だ」などとおっしゃるのでしょうか。皇室経済会議の議も経ていないなか、ご身位が上の寛仁親王妃を、独立した生計を営んでおられない女王の家の構成員とするかのような印象操作をいかがなものかと思います。
宮内庁は慣例や前例を重視しながら秩序を重んじ、長幼の序を重んじてきたのです。しかも、何においても秋篠宮家ファーストですから、彬子女王ではなく最初に佳子さまの女性宮家創設の実現を考えているでしょう。それなのに「彬子女王が三笠宮家当主になることは可能」と主張するのは、いささか先走りすぎると思いました。それとも、三笠宮家の相続問題や当主決めを、面白がっていらっしゃるのでしょうか。
山下晋司氏は元宮内庁職員として「知識が豊富であろう」と重宝されているようですが、上皇后美智子さまの息がかかったのか、34歳で退職された後は、美智子さまのためのメッセンジャーという立場でものを書いておられる印象です。
東宮バッシングが酷かった頃、東宮御一家を優しく支えて敬宮さまを誠心誠意見守ってくださっていた信子妃を、美智子さまは彬子女王を推すことで、何としても貶めたかったのでしょうか。山下晋司氏を、まるで腹話術の人形の如く利用なさっているような気がします。
ところで、2002年の11月21日に47歳で薨去された高円宮憲仁親王殿下は、国民に必要とされなくなったら皇族としての価値はない、というお考えをお持ちでいらっしゃいました。
亡き高円宮殿下は、『私たち皇族は、国民がこれをしてほしいと望まれていることをするのです。もしも国民が私たちを必要としていないと感じるのでしたら、私たちは必要ないのでしょう』と生前におっしゃられたそうです。
三笠宮家の当主をめぐって報道が一層喧しくなっておりますが、彬子女王はなぜそこに気がつかないのでしょうか。
(関東在住:Mさんより)
参考:『ヤフーニュース』三笠宮妃百合子さま薨去 悲しみを乗り越えて宮家存続と継承の着地点とは!?
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