この「茶番すぎるマイワールド」を東大は受け入れるのか 悠仁さま玉川大ビオトープで称賛したモノが悲しすぎる

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トンボが飛来という話題で、悠仁さまは「土手がしっかりしている」と分析。これではどこの大学もお断りだろう(画像は『Yahoo!ニュース』のスクリーンショット)
トンボが飛来という話題で、悠仁さまは「土手がしっかりしている」と分析。これではどこの大学もお断りだろう(画像は『Yahoo!ニュース』のスクリーンショット)

 

4月6日、父・秋篠宮さまとともに玉川大学の農学部を訪れた悠仁さま。『悠仁さまの左耳のモノ、補聴器でないほうが実はヤバイ』という記事で、周囲との会話がとにかく噛み合わない様子をお伝えしみたが、その後はビオトープ “視察” での唐突な質問「これはシカクイ(ん)ですか?」もちょっとした話題になっていた。

筆者は実は、それとは別のご発言がずっと気になっており、ちょっと調べていた。その結果をひと言で表現すると「ダメだこりゃ」。この少年が東京大学に入る? 皇太子になる? 日本の天皇になる? それは絶対にダメ。あり得ないとまで感じてしまった。


◆カトリヤンマが飛んでくると聞き…

多くのメディアが報じた、悠仁さまのご発言。希少なカトリヤンマがいると玉川大学農学部の学者さんから聞いた際、悠仁さまは「土手が硬くて、しっかりしているから生息できる」などと自ら説明されたそうだ。例えば東京新聞もーー。

希少なカトリヤンマが生息していると聞き、悠仁さまは…(画像は『東京新聞』のスクリーンショット)
希少なカトリヤンマが生息していると聞き、悠仁さまは…(画像は『東京新聞』のスクリーンショット)

 

ただし、カトリヤンマとは図鑑でこのように説明されている種類のトンボである。土手とどう関係があるのだろうか。

平地から丘陵地にかけての樹林に接した水田、湿地、池沼などに生息する。 成虫は夏季から秋季にかけて出現し、主として薄暮時に摂食飛翔を行う。 日中に林内で雄の探雌行動が見られるほか、秋季になり気温が低下してくると、日中に活動するようになる。

 

◆悠仁さまが褒めた土手を探すことに

そこで筆者はその土手をGoogle Earthで探すことにした。助けになったのは2つ。まずは、2名の読者さまが「シカクイという植物が本当に植えられているのか、ビオトープの様子が確認できますよ!」と相次いでメールで教えてくださったもので、玉川学園が発行した『玉川豆知識No.199』の写真であった。

残念ながらシカクイには見えないが…(画像は『玉川学園』のスクリーンショット)
シカクイではなく、アシ(ヨシ)、ガマ、イネ科あたりであろうか(画像は『玉川学園』のスクリーンショット)

 

そして、奥のほうに特殊な形をした濃いクリーム色の建物が小さく映っている写真があった。これは玉川大学の7号館であるようだ。

玉川大学農学部のビオトープから見える景色の建物が大きなヒントに(画像は『玉川学園』のスクリーンショット)
玉川大学農学部のビオトープから見える景色の建物が大きなヒントに(画像は『玉川学園』のスクリーンショット)

 

農学部はあまりにもだだっ広く、しかしビオトープは本当に小さなもので地図に描かれることはない。そんな中で思い出したのは、テレ東BIZさんの1本の動画。「玉川大学は町田市にあるが、ビオトープは川崎市にある」といった解説だった。

上の写真にあるビニールハウスの形、樹木、先ほどの校舎の見え方から的を絞っていき、ある場所に本当に小さなビオトープを発見した。

やっとビオトープを発見(画像は『Google Map』のスクリーンショット)
やっとビオトープを発見(画像は『Google Map』のスクリーンショット)

確かに赤い点線を挟んで北西側は町田市、南東側は川崎市であった(探せたのはテレ東BIZさんのお陰です。ありがとうございました!)。



◆アスファルト敷きの土手が

ヤンマが大好きなトンボ博士でありながら、悠仁さまが希少なカトリヤンマの飛来よりも興味を示した「土手」。もしや、トンボの生息環境に寄与する何か特別な土手なのであろうか。

 

だが何ということはない、ただの土手であった。赤い丸で囲んだのがビオトープ。黄色が土手である。

歩いてきた土手の道の印象が強すぎてビオトープどころじゃなくなった?(画像は『玉川学園』のスクリーンショット)
歩いてきた土手の道が気に入ってしまい、ビオトープやトンボどころじゃなくなった?(画像は『Google Earth』のスクリーンショット)

 

背後に写っている白い線が、ビオトープに続く土手道であろう(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
背後の白い線がビオトープに続く土手道。そこを気に入られたのであろう(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 

つまり、アスファルト敷きで歩きやすい硬い土手が強く印象に残り、トンボの話題になったときに悠仁さまは突然それを称賛された ― そんな感じであろう。

 

◆多摩部でも絶滅危惧ⅠB類に指定されているのに…

筆頭著者となって国立科学博物館に学術論文を発表された悠仁さまだが、本当にトンボがお好きで熱心に研究を続けておられるのであろうか。

「カトリヤンマが飛んで来るなんて、それはスゴイです。東京都のレッドリストでは多摩部でも絶滅危惧ⅠB類に指定されていますから、本当に珍しいことですね!」

これくらいおっしゃれば、そこから話が弾み、マスコミもこぞってその部分を取り上げてくれただろう。そして国民も「悠仁さまはトンボ博士。たいしたものだ!」となっていたはずだ。

悠仁さまは、おそらくその瞬間に思い浮かんだことをポーンと口にされるのだろう。そういえば、修学旅行先の沖縄県では、平和学習に専念する日を前に「時間があればトンボ見たい」と抱負を綴られたそうだ。

 

◆こうなってくると、あの「しかくい」発言も…

父・秋篠宮さまがそのビオトープでクレソンを発見され、学者さんと話し始めた際にも、悠仁さまはそれには興味を示さず「これはしかくい(ん)ですか?」と尋ねておられた。

大人ふたりはその質問に困惑し、結局スルーしてしまったが、悠仁さまは学者さんの脇に無造作に転がっているブロックをじっと眺めておられたことから、やはりそれが四角いかどうかを尋ねたように見えてしまう。

悠仁さまが「これは四角いんですか?」と尋ねたのは、ブロックのこと?(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
悠仁さまが「これはしかくい(ん)ですか?」と尋ねたのは、やはりブロックのこと?(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 

ひょっとして、悠仁さまは単純にコンクリートやアスファルトといった「灰色で硬いもの」が特別お好きなのであろうか。

 

◆まとめ:よく「東大推薦狙い」などと

筆者には中部地方の野鳥を研究しているイトコがいる。地元の中高生を対象とした野鳥観察イベントにも解説者として協力しているため、ちょっと尋ねてみたところ「メモとペンを持たず、無表情にうなずいている生徒さんは大して興味がないとすぐわかる」とのことだった。

マスコミがこぞって土手の件を書いたのも、他に何も書けるようなことがなかったからであろう。これで東大の推薦が狙えるならとんだ茶番。呆れるほどのご優秀設定は、もうウンザリである。



(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『Yahoo!ニュース』秋篠宮さまと悠仁さま 玉川大学の研究施設など視察 4/6(土)

『玉川学園』玉川豆知識No.199

『Google Earth』玉川学園

『玉川学園』秋篠宮皇嗣殿下ならびに悠仁親王殿下が玉川大学にお成りになり、農学部の研究施設をご覧になられました。2024.05.09

『Google Map』玉川学園

『YouTube』悠仁さまに聞く「一番好きなトンボは何ですか?」陸上アワビ・ミツバチ研究・希少トンボ…自然科学に関心深く【皇室ちょっといい話】(143)(2024年4月17日)

『エトセトラ・ジャパン』「四角い」なのか「シカクイ」なのか ビオトープと水辺の植物にお詳しい悠仁さまが「シカクイ」と?