【YOUR VOICE】「悠仁さまは熱心に稲を研究」アピールについて《その1》 今回のご優秀設定ヒントを得たのは…?
先日、悠仁さまのイネへの関心を日本の農耕文化や天皇の祭祀と結び付け、【将来の天皇として】好ましいものとされる記事がありました。焼畑とイネ、畑作と稲作、日本の農耕文化、それで帝王教育ということでしょうか。
私にはむしろ、「稲作に関心」「熱心に研究」は単なるアピールに感じます。甘く見ないで頂きたいと憤りを覚えたので、こちらに書かせていただきます。
先月、満17歳の誕生日を迎えられた秋篠宮家の長男悠仁さま。つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構(農研)で撮影されたようですね。イネの品種改良について関心がお有りとのことですが、国の基礎である農業を大切にしてくださってありがたい!…と、そんな気持ちには全くなれないのですが、何故でしょう。
それは、大道庭園の職人さんが仕立てたものに白い砂を敷いただけで「悠仁さま作の盆栽」となったように、またいつものご優秀設定かと思ってしまうからかもしれません。
トンボの環境調査も交配の様子も、そしてバドミントン・ダイナミックラリーも、映像はなく文字情報のみです。成年皇族となる来年こそ、力強いお姿をお見せ頂けるようお待ちしております。
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さて、農研にて「なぜ毎年種を植えるのですか?」と質問された悠仁さま。種子は湿気や温度により劣化し発芽し難くなること、私は小学生の時に習いましたが、随分と初歩的な質問でしたね。
昨年16歳のお誕生日、悠仁さまは“コシヒカリの突然変異からうまれた低アミロース米品種で、もっちりとやわらかめの食感が人気” と謳われる「ミルキークイーン」ともち米を育てていらっしゃるとの発表がありました。
思い出されるのは3年前の2020年、ご両親の秋篠宮ご夫妻のご様子です。第31回みどりの愛護のつどいは、コロナ禍で縮小され、10月には福井県農業試験場とオンラインでつながっている中、コシヒカリなどの品種開発について説明を受けた後、
「遺伝子を、どのように抽出するのですか?」
と質問されたようです。この時に得られた情報から、なにか息子さんのご優秀設定のヒントを得たのでしょうか。農業を知る者として、私はそこに関心を持っています。
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皆さんはご存じでしょうか。日本で最も有名、かつ作付けも人気も長年1位に輝いている「コシヒカリ」は、実は私の暮らす福井県の県農業試験場 (1900 年に福井県農会農事試験場として発足)で誕生したコメです。
それまでは腹を満たすためであったものが、高度経済成長期の日本では、「美味しいコメ」が求められるようになりました。「ヒノヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ななつぼし」ほか、現在日本で食されている人気品種のほとんどが、コシヒカリの系統、つまり子や孫などにあたります。
《その2に続く》
(福井県在住:秋津まなこさんより)
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