今上陛下の著書『テムズとともに』装画に素敵な秘密が! テレ東BIZが園遊会の動画でこぼれ話を
令和の世としては初めての開催となった、赤坂御苑での今月11日の「園遊会」。あいにくの雨天のため傘を手に臨まれた今上陛下と皇后さまのご様子について、テレ東BIZが5月24日、『即位後初めての園遊会すべて見せます!【皇室ちょっといい話】(100)』という動画にまとめ、YouTubeにアップしてくれた。
お着物姿の女性も多く、またモーニングコートや背広の片側がびっしょりと濡れてしまうなど、多くの方が雨に悩まされたこのたびの園遊会。しかし各界で活躍され、このたび招かれた方々にとって、両陛下ほか皇族の皆様との語らいは、人生における記念すべき1ページとなったことだろう。
◆イギリスの園遊会に感銘を受けられた陛下
その動画の5分55秒あたりから、実は復刊により再び話題となっている今上陛下の著書について、大変興味深い解説があった。
「陛下の留学記『テムズとともに』にも、“イギリス・バッキンガム宮殿の園遊会に出た日のことは忘れられない” と書かれています。参列者がどんな思いで参加しているかおわかりなので、なおさらだと思います。1時間半以上、道筋に並ぶ人に1人ずつ声をかけられていました。」
「『テムズとともに』には、イギリスでも同じようにエリザベス女王が園内を練り歩き、親しく参列者と話す様子が書かれていました。」
陛下の話題の著書の話が出たところで、テレ東BIZはこぼれ話を1つ披露してくれることに…。
「表紙をめくると、復刊で新たに加わった絵があると思います。隅にごくごく小さく3人の人影が描かれているのですが、これはオックスフォードにいる両陛下と愛子さまの想像上の風景だそうです」
◆池のほとりを散策されるご一家のお姿が
そのナレーションに、えっ?と驚いて筆者は手元の同書を確認した。テレ東BIZは常に貴重なお話をさらっと届けてくれる、大変ありがたい存在だ。
そこに描かれている茶色の建物は陛下が留学された先で、あのアインシュタイン博士もご卒業されたオックスフォード大学の名門マートン・コレッジだろう。そして、右の手前には池のほとりを散策するごく小さな3人の人影が描かれていた。その部分を拡大してみると…。
なんて美しい光景、そしてご一家に何とソックリなのだろうと筆者は驚いた。このような機会が訪れる日を陛下は夢見ておられた、そう思うとただ胸が熱くなった。「この光景が必ず現実のものとなりますように」と祈らずにはいられない。
敬宮さまには、学習院大学をご卒業後、ご両親がともに学ばれたオックスフォード大学に進まれるとの噂がある。その時、両陛下は私的なご旅行のための期間を確保され、敬宮様を激励されるためにも、思い出の地であるオックスフォードを必ずや訪れていただきたいと思う。
※ 画家の藪野健さん(79)に関しては、是非とも『Wikipedia』でご確認を!
◆次の渡英ではガーター勲章の受勲も?
今月6日に開催された、英チャールズ国王の戴冠式へのご出席は叶わなかったが、イギリス王室はきっと「ヒロにも早く、ガーター勲章を」と待ってくださっているように思う。
陛下の渡英は近い将来必ず叶うだろう。そのときは、公私ともに特別な夢を果たされるに違いない。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
参考および画像:
・『YouTube』テレ東BIZ ― 即位後初めての園遊会すべて見せます!【皇室ちょっといい話】(100)(2023年5月24日)
・『Wikipedia』藪野健
・『エトセトラ・ジャパン』インドネシア訪問どころじゃない! 天皇陛下は6月19日、最高の栄誉となる「ガーター勲章」を英王室から授与されるはずだったのでは?