【YOUR VOICE】論文No.66アキアカネがまたがる「灰色の羽化殻」の謎 あるブログは「羽化殻は淡いモスグリーンから茶色まで」と

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2026年6月8日付の【YOUR VOICE】論文の「アキアカネ羽化」写真、植物はイネではなくカヤツリグサ科では? 倒垂型羽化を行うのには無理があるがにコメントさせていただきます。

 

 

カヤツリグサ説について、私はちょっと違うのではと思ったので理由を整理していたところ、この新説の着眼点がヒントになり、66番写真の根本的におかしな点に気づきました。

カヤツリグサ科の雑草は増殖力旺盛で稲の生育を阻害するため、水田では防除の対象です。

参考)「写真でわかる」水田多年生雑草11種とその生態
https://www.syngenta.co.jp/cp/ecology-perennial-weeds

66番写真が撮影された杏水田は、悠仁さまの当時の自宅(御仮寓所)脇の道路を隔てた向かいにある小さな田んぼです。

日々の見回りが欠かせない田んぼ。自宅の目と鼻の先にある田んぼで厄介な雑草が増殖し始めた異変に気づかず、水面からこんなに伸びるまで放置していたのは変です。田植え後に草取り作業もやりますから、ふつうは雑草が小さいうちに引っこ抜くなり除草するでしょう。

悠仁さま10歳の誕生日映像に2016年8月当時の杏水田が映ります。

稲が繁茂して田面を覆っており、雑草を被圧している状態なのがわかります。おそらく稲作の専門家がサポートして雑草対策はバッチリ行われていたはずです。だから、66番写真の植物がカヤツリグサに限らず水田雑草だとすると、イネがぐんぐん成長していく時期に雑草も大きく成長させていたことになり、イネの専門家がついていながらそれはあり得ないだろうと思います。

共同通信 2016/09/06
『悠仁さま10歳に 田んぼ作りにいそしむ』
https://www.youtube.com/watch?v=-DmUGWRygdI

けれど、確かに66番写真の植物は外見にイネっぽくない所があります。それがこの部分。

この植物の特徴は

(a) 茎の断面が丸く※、内部が空洞
(※ 茎が斜めに千切れていてわかりにくいが、角ばってはいない)

(b) 葉の根元に白い産毛のようなものが生えている

(c) 2枚の葉がV字形に出ている

このうち、(a)(b)はイネにもあてはまリます。特に(b)はイネの葉耳に生える毛に似ています。しかし(c)はイネの葉の出方と違います。

参考)イネ科の特徴
https://rumex.web.fc2.com/family/ine/ine.html

参考)芽出しから分げつまでの「知られざる世界」
https://life.ja-group.jp/education/bucket/column/advice11

一方、カヤツリグサ科の植物は、茎の断面が3稜形(三角形)をしている種と断面が丸い種があります。カヤツリグサ科の主要な水田雑草5種類※について、茎の断面の形などを調べました。(注1)

※前掲のサイト参照: https://www.syngenta.co.jp/cp/ecology-perennial-weeds

種名/茎の形/茎の中
****************
クログワイ/丸/空洞で横の隔膜がある
イヌホタルイ/丸/スポンジ状に詰まっている
ミズガヤツリ/3稜形
コウキヤガラ/3稜形
シズイ/3稜形

この中で、66番写真の特徴(a)「茎の断面が丸く、内部が空洞」にあてはまる種はクログワイだけです。しかし、クログワイの葉は66番写真のように茎の途中からV字型に出ません。

実際の映像をどうぞ。
『田んぼの雑草7 クログワイの対策』
https://www.youtube.com/watch?v=3TD_RJ2aQ40
(01:02 クログワイの葉は1本1本バラバラに出てくる)

『ホタルイ、クログワイ、シズイ 水田雑草の見分け方』
https://www.youtube.com/watch?v=rNwBUr2y8Pc

まとめると、66番写真の植物をイネ・水田雑草のいずれとみなしても、それぞれに不自然な点が残ります。

ケース1: イネ? → 7月2日のイネの状態に見えない (元々の記事で指摘)
ケース2: 水田雑草? → 管理が行き届いているはずの狭い田んぼでイネの生育時期に雑草の成長を放置
ケース2a: カヤツリグサ科の植物? → 該当種がない

【灰色の羽化殻】
66番写真の羽化殻は灰色(青みがかった明るいグレー)をしています。「釜揚げしらす」みたいな色です。

下のブログに、田んぼで一斉に羽化した“本物の”アキアカネの写真がアップされています。66番写真と比べてみてください。

『アキアカネの一斉羽化』
http://blog.livedoor.jp/yuki1420/archives/1014501736.html

羽化殻の色は、淡いモスグリーンから茶色まで、さまざまであることがわかります。しかし、66番写真のような灰色の羽化殻はありません。それはなぜか?

それはトンボのヤゴのクチクラ(外骨格・皮)の発色の仕組みが関係しています。

Google検索のAIモードに解説してもらったので詳細はこちら。

「トンボのヤゴのクチクラの発色について知りたい」
https://share.google/aimode/DR5C2uXmL69WqAnu5

 

—- AIによる解説の要点———————-
トンボのヤゴのクチクラ(外骨格・皮)の発色は、主に生きる環境に合わせた「隠れみの(保護色)」の役割を持っています。ヤゴは脱皮を繰り返しながら、まわりの色に合わせて自分のクチクラの色を変化させていきます。ヤゴのクチクラの色は固定されておらず、育つ場所の明るさや色によって大きく変化します。

・泥や落ち葉が多い場所:黒っぽい色や、濃い暗褐色になります。
・黄色い土壌や砂が多い場所:全体的に黄色っぽい淡い色になります。
・水草が茂る場所:アオサナエのヤゴなどのように、きれいな「緑色(暗緑色)」になる種類もいます。

アキアカネのヤゴのクチクラ(体色)は、主に「薄い茶褐色(泥や枯れ草の色)」をベースに、まわりの明るさに合わせて変化します。アキアカネのヤゴは主に「水田(田んぼ)」の底で暮らしています。そのため、底の土や泥の色に合わせてクチクラの色を調整します。

・黒い泥や深い影が多い場所: 脱皮をするたびに、クチクラのメラニン色素が増えて黒っぽい濃い茶色になります。
・砂が多い明るい場所: 色素の合成が抑えられ、薄い黄色みがかった茶色になります。
—————————————————————————-

アキアカネが羽化した時に脱ぎ捨てた古い殻(脱皮殻)の色は、ヤゴが最後に暮らしていた場所の背景色に合わせて調整された色だったのですね。つまり、66番写真の羽化殻を“着ていた”ヤゴは、体色を「明るい灰色」にするのが保護色としてベストな環境で暮らしていたことになります。

そんな場所、田んぼにありますか?

【“尾鰓”に見えるのは水面?】

匿名さんの見解
> 見ようによって「尾鰓」に見えるのは、画像を拡大するとカヤツリグサ科の水生植物の間から見える水面です。

羽化殻が付いた茎の奥に見える、青ネギみたいな太い茎に注目。

黄色で囲んだ領域が「尾鰓」ではなく水面だった場合、奥の太い茎はそこから下の太さが半分に細くなって生えていることになり不自然です(赤い線)。

結局、黄色で囲んだ部分を「尾鰓」「水面」のいずれとみなしても、66番写真には説明困難な点が残ります。

<参考情報>
注1)茎の形を調べるのに使った資料
クログワイ(黒慈姑)(カヤツリグサ科ハリイ属)
https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1021297.html

イヌホタルイ
https://mikawanoyasou.org/data/inuhotarui.htm

ミズガヤツリ
https://lib.ruralnet.or.jp/nrpd/#koumoku=15055

コウキヤガラの効果的な防除マニュアル
https://www.pref.iwate.jp/agri/_res/projects/project_agri/_page_/002/004/373/02_koukiyagara.pdf

難防除水田雑草シズイの発生状況と特性および効果的な除草剤防除体系
https://www.pref.yamanashi.jp/documents/79046/h28shizui1.pdf

 

AI回答の共有リンクURLはこちらです

「アキアカネのヤゴのクチクラの色について知りたい」
https://share.google/aimode/yjvMRoyAyZ4BYbJ6p

————– AIによる解説の要点———–
・ヤゴの体色は、クチクラ自体の色や模様と、その下にある真皮の色が組み合わさって決まる。
・クチクラには黒色や濃い茶色の模様が固定されており、脱皮後の抜け殻にも残る。
・真皮には黄色や緑色などの地色があり、体全体の色合いに影響する。
・ヤゴは周囲の環境に応じて体色を変える能力をもち、泥底では黒っぽく、砂地では黄色っぽく、水草の多い場所では緑色になり、保護色として働く。
・色の変化は、脱皮時に光や底の色などの環境情報を利用して、新しいクチクラや真皮の色を調節することで起こる。

アキアカネのヤゴについて
・クチクラは**薄い茶色(黄褐色)**を基調とし、黒褐色の複雑な斑紋をもつ。
・クチクラは比較的薄く柔らかく、田んぼの泥や枯れ草に溶け込むための保護色となっている。
・育つ環境によって色の濃さが変わり、泥の多い場所では黒っぽく、明るい砂地では黄色がかった明るい茶色になる。
—————————————————

AI回答の主なソースはこちらです。

『神戸のトンボ』トンボの生態学/5.幼虫の生活
https://www.odonata.jp/02odonatology/larval_odonata/index.html

『ヤゴペディア』yagopedia/雑記
https://yagopedia.com/colm_yagocol.php

(メールで:神奈川県在住Hさんより)

画像引用元:『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―



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