【YOUR VOICE】2005年の女性天皇容認論を旧宮家養子案で阻もうとした保守派の言論人に上皇さまは困惑 文藝春秋7月号に

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文藝春秋7月号は、『高市早苗書かれざる履歴書』がメインですが、皇室ウォッチャーには軽視できない話題がありました。

115ページからの『天皇が漏らされた “ご懸念”』という記事のなかに、上皇さまの相談相手だった人の証言として、旧宮家養子案に関して上皇さまがどんなお考えを持っておられたのか記されているのです。

書き出してみました。

安定的な皇位継承。これは、上皇が最も呻吟なさってきた課題だ。上皇の相談相手を務める人物は、本誌記者にこう語ったことがある。

 

「悠仁さまはもちろん天皇になられるが、”愛子天皇”の制度上の可能性をなんらかの形で残しておかなければ、今後の皇室の存続は難しいのではないか」

 

そして、こんな懸念も口にした。

 

「旧皇族の復帰を実現してしまったら、象徴天皇制はなくなってしまう」

 

旧皇族の復帰は、養子案という形で、まさに現在議論されている検討課題の一つだ。なぜ上皇周辺は否定的だったのか。

 

一方、平成時代に上皇が築いてこられた象徴天皇像は、”生身の人間”である天皇が、国民に寄り添い、祈り、常に国民と共にある自覚を持ち続けることで、国民からの理解を得て成り立ってきた。

 

その点、旧皇族の人々が、「皇統に連なる男系男子」という理由だけで皇族に復帰したとき、果たして国民の敬愛を受けることとができるのか。上皇の相談相手の口調には、そんな懸念が滲んでいた。宮内庁関係者もこう明かす。

 

「旧皇族の復帰は、まだ悠仁さまがお生まれになる前の05年、小泉純一郎政権が女性・女系天皇容認を打ち出そうとしていた際に、保守派の言論人が主張し始めた案でしたが、この時も上皇は『なぜ、そのような議論になるのか・・・』と困惑しておられた。

 

陛下は当時、小泉政権の女性・女系天皇容認の方針を了解なさっていた。もちろん、男系継承の流れを変えることになってよいのかという懊悩はおありだったようですが、それでも旧皇族復帰という方策はお考えではなかったのです」

 

05年の「女性・女系容認」の議論は、秋篠宮妃の紀子さまのご懐妊によって沙汰やみとなった。だが、悠仁さまがお生まれになったらかといって、次世代を担う皇族の数が少ないことに変わりはなかった。

 

その後、民主党政権だった11年には、首相だった野田佳彦に対し、宮内庁長官の羽毛田信吾が女性宮家の創設の検討を求めた。これも上皇の了解の下での動きなのは明白だったが、保守派の猛反対に遭った。

 

だが、旧皇族の養子案に、上皇が否定的だったのは前述のとおりだ。そしてーーー。
天皇も同じお気持ちを抱いておられることが、今回の取材で分かった。前出の宮内庁関係者が打ち明ける。

 

「21年の報告書の方向性について、陛下は何度か、西村泰彦宮内庁長官(当時)から説明を受けておられます。当然、説明の内容は、女性皇族の身分保持案と旧皇族の養子案の二つに及んだ。これに対し陛下は、旧皇族の養子案についてのみ、ある”ご懸念”を漏らされたといいます」

 

天皇のご懸念はこうだった。
「国民の理解がえられるのか」

 

 

 

記事にはこんなことも書かれていました。

別の宮内庁関係者はこう語る。

 

「たとえば三笠宮家の当主になられたばかりの彬子さまは、結婚後も皇室に残ることに抵抗感はおありではないと思います。一方、佳子さまについては、父の秋篠宮さまが『もし制度が変わっても、結婚後も皇室に残ることはないでしょう』と周囲に語っておられる。女性皇族方の間でもお気持ちはそれぞれ異なるのです。政府にはそうした事情を汲んだうえで議論をしてほしいのですが、残念ながらそうはなっていません」

こそこそと進められてしまった全体会議。皇族の皆さまも、それで良いとは思っておられないのではないでしょうか。

(メールで:東京都Sさんより)



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