英国の人気作家ケン・フォレットによる1996年の作品『第三双生児』。このワクワクドキドキの娯楽小説は、映画化もされました。小説もDVDも日本では廃版となっているため、ネタバレさせます。

舞台は米ボルティモアの大学。心理学の助教ジニーは研究の過程で、年齢・容姿・能力がそっくり（しかも軍人の一人息子）な青年たちを、最終的に8名発見します。8人は高身長のイケメンで、知能・運動能力は高いが衝動的・暴力的で、情緒に問題を抱えている。多少の個人差はあるが、素質は同じ。

彼女の研究を、大学教授・保守系政治家・医学研究者が権力を使って妨害します。彼らは軍関連の病院において20数年前、完璧な兵士の複製を目指し、選んだ男女の精子と卵子を人工受精させて分割し、不妊で悩む軍人の妻たちの子宮に治療と称して無断で移植し、生ませた男子たちでした。

ん？何か似た話を連想させます。

1996年の小説でも技術的に可能だったなら、2006年なら尚更では？　着床失敗や流産、そして出産後に死亡する可能性だってある。博士の推測では「実験された妻たちは、8名以上いたのでは？」だそうです。

2006年にもしこの施術が行われていたのなら、受精卵の分割はなかったかもしれないが、代理母を含め複数の女性に受精卵を着床させたかもしれない。男子を必ず1人作って、愛子天皇実現への流れを断固阻止するために。

とすると、影武者では？と噂されている少年たちは、同時期に生まれた同じ遺伝子を持つ「第◯双生児」なのかも？　ある意味全員が「悠仁」君で、1人の皇位継承者を支える為のスペアなのでは？……なんて怖いことを想像してしまいました。あくまでも個人の感想です。

小説のクライマックスでは、ジニー博士が事実をセンセーショナルな方法で暴露し、正義が勝ちます。

小笠原作文の盗作報道だって、筑附高合格発表の直後にぶつけて公表されました。週刊誌等メディアも何らかの大きなスキャンダルを既に掴んでいて、大学合格発表のタイミングで炸裂させるのではないかと予想しています。一番国民の目を引く時に。

現実は、小説のようには上手く行く訳ではありませんね。

（九州在住：Yさんより）

画像引用元：『amazon』第三双生児 上巻 (新潮文庫)

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