男系男子派の言論人、御用学者らはもはや一枚岩ではない 女性皇族身分保持案への賛否で団結力を失った?
安定的な皇位継承に関する与野党の全体会議において、「女性皇族が結婚後も身分保持」がほぼ決まりかけている。ところがこれに、竹内久美子さんがXでやや感情的に反論するポストがあったようだ。
◆竹内久美子さんのポストが気になる
Xにおいて筆者は長いこと、動物行動学がご専門だという男系男子派の竹内久美子(@takeuchikumiffy)さんにブロックされている。そのためスクリーンショットになってしまうが、まずはこちらのポストをご覧いただきたい。

皇族女性の身分保持案こそが皇統を破壊するための案です。
◆竹内久美子さんは読売新聞の記事に焦った?
産経新聞以外の大手紙やいくつもの地方紙が、すでに「女性(女系)天皇を議論するべき時に来ている」「国民の思いを考えたら女性天皇の議論を無視するのはおかしい」といった論調の、大ボリュームの記事を書いていた。
そして今月15日、読売新聞は『「女性皇族が結婚後も身分保持」で与野党大筋合意、森議長「今国会中の皇室典範改正」向け月内にも取りまとめ案』という記事を出した。
全体会議では、政府が考えている優先順位はともかく、国民の支持や理解につながるかが怪しい旧宮家養子案よりも、多くの賛同を得ている「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案」が先にさっと決まりそうな気配を見せている。
ちなみに弊ブログのコメント欄では、旧宮家の男系男子(もちろん敬宮愛子さまと相愛になれる方が条件)がまず陛下の婿養子に入り、続いて敬宮愛子さまとご結婚されれば、お子様は男系男子のY染色体も持つことになるため、それを期待してみたいという声が高まっている。
何よりそのお子様は、国民が心から尊崇する今上陛下の「皇孫」であり、皇孫が誕生すれば悠仁さまより皇位継承順位は上になる。秋篠宮家が大好きだと常々アピールされているだけに、竹内久美子さんはそうなることが気に食わないのかもしれない。
◆八幡和郎さんが保守派に忠言
アキシン系大学教授として鳴らしてきた八幡 和郎さんだが、アゴラの4月26日付の記事『秋篠宮バッシングは「中国の陰謀」という保守派の勘違い』という記事には驚いた。
保守系の一部から「秋篠宮バッシングは中国の陰謀である」といったプロパガンダがされているが、根拠薄弱であるのみならず、中国政府は皇室に対してネガティブになる動機がなく、皇室にとっても迷惑なことだと思う。
たしかに、「秋篠宮皇嗣殿下ご一家バッシング」は呆れ果てた卑劣なものである。最近はそれが、秋篠宮ご一家との密接さが格別な美智子上皇后陛下にも飛び火して、少し前までは触れてはならない存在だった美智子さまへの攻撃もひどいものだ。
そして、その類いのサイトの多くが香港を発信拠点にしているのは事実だ。しかし、それは多くのセンセーショナルな金儲け目的のサイトに共通することであり、中国政府の関与の証拠にはならない。また、秋篠宮バッシングのネタ元(情報源)はすべて国内だ。
八幡さんはどなたのどの記事と指定しておられないが、世間ではその4日前に産經新聞から出た『「皇室巡る世論分断」櫻井よしこ氏、SNSで秋篠宮家おとしめる動画に危惧 発信元は香港』という記事のことだろうと受け止める人が殆どだ。
八幡さんと言えば2023年11月、PRESIDENT Onlineに寄せた『国民は「愛子天皇」誕生に期待しているが…たとえ女系天皇を認めても「皇室の継承問題」が解決しないワケ』という記事に、こんなことを綴っておられた。
私は男系男子派だと言われているが、保守系論者と違って、女性天皇や女系天皇に全面的に否定的なわけではない。
いわゆる女性宮家は、配偶者や子も皇族になるので、これとは違う。眞子さんの夫になった小室圭氏を「殿下」と呼びたくない、という声が多かったために議論が下火になったのだ。
私は、もし、佳子さまや愛子さま本人が皇族に留まっておられ、男子がいたら、皇族の養子になるのもありだと考える。それならば、小室圭氏のような一般男性を皇族にしなくてすむ
皇室の永続性のためには、旧宮家の男系男子と女系の両方の可能性を残しておくことが必要だ。私は正統性を維持するためには、男系男子が好ましいと思うものの、女性天皇も女系も絶対否定ではない中間派だ。
英国の王位継承権者は5000人ほどだが、日本でも100人くらいは確保しておきたいし、男系男子と女系の二陣営に分かれるのでなく、両方の可能性を残すほうが賢明だろう。
このお考えは、アキシンをまとめXで指揮をとる隊長とみなされている竹内久美子さんよりはるかに柔軟である。
高市政権、日本会議、神社本庁などは、男系男子派またはアキシンの文化人、御用記者、御用学者らとがっちりとスクラムを組み、Xやマスコミに記事を寄せるなどの後方支援をお願いしてきたように捉えてきたが、もしかすると彼ら・彼女らも実は一枚岩ではないのだろう。
◆週刊文春がついに!
そんななかで昨日5月20日、週刊文春がついに例のアンケート結果を発表した。
■『週刊文春』「女性・女系天皇」緊急アンケート結果発表!《回答者2.5万人の93%が…》《男系男子論に「皇紀2686年の正統性がある」「側室なければ無理」》
皇室典範改正を巡る議論が、俄かに熱を帯びてきた。衆参与野党による皇族数確保に関する全体会議では、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎えるという二案について、審議が進められている。
問題は、女性天皇や女系天皇を巡る議論が、一切含まれていないことだ。
これまで新聞やテレビの世論調査では、女性・女系天皇を容認する声は多かった。2024年4月の共同通信の調査では、「女性天皇に賛成」が90%、「女系天皇に賛成」が84%だった。
だが高市早苗首相は、皇位継承者は男系男子が相応しいと主張し続けている。多くの自民党議員も同様だ。憲法第一条は、天皇の地位を「日本国民の総意に基く」と規定する。果たして、「男系男子に限る」のは今の国民の総意なのか?
こんな思いから、同誌は4月29日から9日間、「文春オンライン」を通じて緊急アンケートを実施。2万5000件もの回答が寄せられたという。特に重要な部分について、結果はーー。
(1)女性天皇を認めることに賛成=93.1%
(2)女系天皇を認めることに反対=11.1%
(3)女性皇族が結婚後も身分を保つことに賛成=80.1%
とのこと。
◆デイリー新潮が「反愛子天皇」の記事を次々と書くも…
敬宮愛子天皇への期待がますます高まるきっかけを国民に与えてくれた文春のアンケート。
このタイミングで、国民の気持ちを秋篠宮家や悠仁さまに引き戻そうとする記事を、一体どのメディアが書くだろうと観察していたところ、PRESIDENT Onlineとデイリー新潮がさっそくアンチ愛子天皇の記事を投下してきた。
たとえばデイリー新潮の5月21日付の記事『「愛子さま人気で国の制度が左右されてはならない」 「愛子天皇」論者が根本的に誤解しているポイントとは』にはこうある。
「国民が悠仁親王殿下のお人柄に触れる機会が増えれば……」
元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏が言うには、
「シンガポールへのご訪問も含めて、国民が愛子内親王殿下のお人柄に触れる機会は増えていくでしょう。他方で悠仁親王殿下は、大学在学中のため学業優先です。今年1月の『歌会始の儀』に出席されるなど、宮中行事やご公務に臨まれることはあるでしょうが、まだ数年は国民が目にする機会は多くない。
ご公務に限らず、オフショットも含めて、そのご様子をSNSなどで宮内庁は発信していくべきだと思います。国民が悠仁親王殿下のお人柄に触れる機会が増えれば、親近感も高まるでしょう」
しかし、今の悠仁さまには、国民を魅了する力がどれほどおありなのかと心配になる。お出ましになる悠仁さまが、毎度違う人に見えて「ドノヒト様?」と騒がしくなってしまうからだ。


文春アンケートにみる驚異的な数字に、敬宮愛子天皇を期待する声はもう止まらなくなるだろう。
そうなると名の知られた学者さんたちは、保身のため次々と脱アキシンを図り、これまで名が知られていなかった記者さんやフリーランスのライターが、新たにアキシン御用記者として台頭するようになると予想する。「どんな記事でもご依頼通りに書きます」と。
◆大勢のアキシンさんたちにブロックされたきっかけ
これは蛇足だが、話を竹内久美子さんに戻すと、Xで筆者のアカウントが竹内さんはじめ多くのアキシンさんに一気にブロックされたのは、かなり早い時期だったと記憶している。
当時、思い当たるきっかけは小室圭さんだった。
小室さんは一橋大学が社会人向けに提供していた夜間ビジネスコースで経営法務を学んだ後、驚くことに米ロースクール留学を果たした。その卒業あたりで経営法務の講座は一橋大の大学院にしれっと吸収され、小室氏がNY州司法試験を受験する頃、あたかも彼は「日本の法科大学院卒」のように見えた。
小室圭さんの米ロースクール留学を可能にする目的で仕組まれたのであろう奇妙なカラクリ。それを時系列とともに細かく説明し、「小室さんのためにココまでさせられたんですねぇ」と一橋大学を同情し、秋篠宮家に対する批判を書いたところ、筆者はなぜかアキシンさんたちから一気に嫌われてしまった。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
※ アイキャッチ画像はむささびXさんが撮影、提供してくださいました。
画像および参考:
・『週刊文春』「女性・女系天皇」緊急アンケート結果発表!《回答者2.5万人の93%が…》《男系男子論に「皇紀2686年の正統性がある」「側室なければ無理」》
・『読売新聞』「女性皇族が結婚後も身分保持」で与野党大筋合意、森議長「今国会中の皇室典範改正」向け月内にも取りまとめ案
・『アゴラ』秋篠宮バッシングは「中国の陰謀」という保守派の勘違い 八幡 和郎 2026.04.26
・『PRESIDENT Online』国民は「愛子天皇」誕生に期待しているが…たとえ女系天皇を認めても「皇室の継承問題」が解決しないワケ 2023/11/08
・『産經新聞』「皇室巡る世論分断」櫻井よしこ氏、SNSで秋篠宮家おとしめる動画に危惧 発信元は香港 動画 2026/4/21
・『ヤフーニュース』「『愛子さま人気』で国の制度が左右されてはならない」 「愛子天皇」論者が根本的に誤解しているポイントとは 5/21(木)
・『週刊女性PRIME』悠仁さま、メロンパン片手に筑波大学園祭を満喫&目撃された笑顔の神対応!「ひーぼう」の愛称でご友人から慕われるワケ
・『ヤフーニュース』「愛子さま人気がいつまで続くか分からない」 「愛子天皇」賛成論者に専門家が反論 「陛下のお言葉を公然と否定してしまうことに」