国際昆虫学会議ICE2024でマスコミ2社が画像をボカすわ、ダマすわ… 宮内庁が忖度報道を強要か

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いつも様々なことに気付き、考察を送ってくださる神奈川県在住のHさんから、またしても貴重な情報が寄せられた。国際昆虫学会議ICE2024を秋篠宮夫妻と一緒に「見学」された悠仁さまの様子を多くのメディアが映像で伝えたが、奇妙なトンボ画像が悠仁さまの論文のものであるかのように紹介されたというのだ。



 

◆問題の写真はオツネントンボ

問題となるのは、東京では絶滅危惧種に属するオツネントンボの写真。こちらは皇居のトンボ相調査(後ほどテレ東BIZさんの映像にてご確認を)で撮影されたものである。

皇居で撮影されたオツネントンボを、なぜ『赤坂御用地のトンボ相』論文の1枚であるかのように報じたのか(画像は『YouTube/日テレNEWS』のスクリーンショット)
皇居で撮影されたオツネントンボを、なぜ『赤坂御用地のトンボ相』論文の1枚であるかのように報じたのか(画像は『YouTube/日テレNEWS』のスクリーンショット)

 

実は、悠仁さまの『赤坂御用地のトンボ相』論文のなかで、画像捏造の疑惑を訴える声が一番多く上がっていたのが、画像No.19のオツネントンボである。その画像No.19もご覧いただきたい。

絶滅危惧IA類にランクされているオツネントンボのオスを発見とはいうが…(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)
絶滅危惧IA類にランクされているオツネントンボのオスを悠仁さまが発見とはいうが…(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)

 

中脚は左右がクロスし、左肩には白い端子のようなもの、そして翅の付け根がドス黒い(画像は『J-stage』のスクリーンショット)
拡大してみた方が、奇妙な点を次々と発見。悠仁論文の画像No.19オツネントンボ(画像は『J-stage』のスクリーンショット)

 

詳しく見てみると、このオツネントンボの左肩には白い端子のような何かが刺さり、脚は左右が奇妙にクロス。翅の付け根は真っ黒である。

さらに周囲はテグス、糸、昆虫針などを使用したとみられるワイヤーセットが巧に仕込まれ、「どう見ても死骸だろう」と疑義の声が噴出した。

 

◆日テレは「悠仁論文の画像」だと

Hさんからの情報で、まずはYouTubeにアップされた日テレNEWS『【悠仁さま】学術会議で研究成果発表…「皇居のトンボの生態」について』を確認。そこでは「生き生きとした」オツネントンボの美しい画像が、さも悠仁さまの『赤坂御用地のトンボ相』論文の1枚であるかのように紹介されていた。

スタート位置を合わせておいたので10秒間ほど見ていただきたい。

 

◆TBSも同様の報道

日テレが勘違いしただけかもしれず、他社はどうなのかと探してみたところ、TBS NEWS DIGの『秋篠宮家の長男・悠仁さまが18歳の誕生日 専門家も驚く“トンボの研究” 39年ぶり成年の男性皇族に』でも同じことが起きていた。こちらもスタートを合わせておいたので数秒間ご覧いただきたいと思う。

 

ここでは、『悠仁さまの論文/絶滅危惧種とされている「オツネントンボ」なども記録』という大きなテロップまで添えられている。

 

「絶滅危惧種●●●」のオツネントンボ、マスコミにはこの写真を使えと誰が命じたのだろう(画像は『YouTube/Nスタ』のスクリーンショット)
まるで悠仁論文の画像であるかのように紹介。マスコミは、この写真を使うよう誰かに命じられた?(画像は『YouTube/Nスタ』のスクリーンショット)

 

こうなると疑わしいのは宮内庁。まさかマスコミ各社に「この写真を悠仁さまのトンボ論文のものだという感じで紹介して欲しい」とでも依頼したのだろうか。もっと探せば、ほかのメディアでも同様の現象が起きていたのかもしれない。



 

◆「皇居で撮影」が証明される

そんななか、常に皇室の真実を伝えておられるテレ東BIZさんは違った。YouTubeにアップされた『悠仁さま国際学会の開会式に初めて参加…』という動画のおかげで、その写真が皇居のトンボ相調査で記録されたものであったことがわかる。

再生ボタンを押したら「Imperial Palace」の文字が出てくるまで、ほんの数秒間ご覧いただきたい。

 

そして、『赤坂御用地のトンボ相』論文の責任著者でいらっしゃる清拓哉氏も、その写真が皇居で撮影されたことは当然ご存じである。

日テレの動画にも、清氏の脇に一瞬だがポスターのその写真が写り込んでいた。オツネントンボの学名「Sympecma paedisca」も確認できる。

 

 

◆怪しまれる画像はボカして伝えろ?

筆者が、この国際昆虫学会議ICE2024に関して、宮内庁による厳しい報道規制(忖度報道の依頼も)が敷かれていることを感じたのは、これらの映像。『赤坂御用地のトンボ相』論文をプリントアウトしたものが卓上に並べられている様子を捉えた、ほんの数秒間の映像であった。

いずれも日テレの動画からのスクリーンショットである。

オリジナル版では赤い丸の部分に「真っ赤」すぎる赤いトンボが3匹、黄色い丸の部分はなぜか問題師された小枝が見えない(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
オリジナル版では「真っ赤」すぎる赤いトンボがいた(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 

たとえば生物学の学術論文では、病変をより分かりやすく示すための細胞の色付けなどは許されるが、たとえば昆虫の色を過度に強調するなどは、不要な画像加工として批判されるという。それを恐れてか、オリジナル版では真っ赤だった赤トンボたちの色がなぜかボカされ、トーンダウンして伝えられた。

 

さらに、この「並べ方」はよく考えられていると思った。国民から疑義が多々上がったトンボ画像は、どれもこれも見えないようになっているのだ。

これはオリジナル版をプリントしたのか、それとも…?映像全体(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
並べ方にも一工夫が必要だった?(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 



 

◆TBSはちょっと反抗も?

だが、TBSはそれでもちょっとした反抗を見せたように感じる。もはやタブーとも言われているブータンでのインタビュー映像を、なんとICE2024の映像で紹介してくれているのだ。

記者:
日本とはやはり少し違いますか?

 

悠仁さま:
木とか草とか、そういうところが似ていると思います。

 

 

おまけに、先ほどのプリントの並べ方も日テレが放送したものと違い、No.66アキアカネ、No.74コシアキトンボ、No.22アオイトトンボほか、国民から疑義が多々集まっていた画像がよく見えるような構成で置いてくれていた。

 

疑義が集まっていたトンボ画像はボカシが入っているようだ(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
疑義が寄せられているトンボ画像を、できるだけ見えるようにしてくれていた(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 

◆まとめ

以上から考えられるのは、どのトンボ画像にどのような疑義が国民から上がっているかを著者やICE2024事務局はしっかりと理解しており、何らかの対策を講じなければならくなったということ。

そのような論文PDFは世間の目に晒したままにせず、いっそのこと国立科学博物館や『J-stage』に「取り下げたい」と申し入れればよいものを…。

ただ、もうにっちもさっちもいかない状況なのだろう。一度でも取り下げたら、次に論文執筆に協力してくれる研究者さんを見つけるのは至難の業だからだ。

国民は監視している。努力して今の地位を築いたであろうに、誇り高き研究者人生を一宮家のために棒に振るような愚かな真似は、もう誰もしたくないはずだ。

そこで「論文を取り下げるよりは、まだ何もしらない国民を何とかだまし続けよう」ということにでもなったのだろう。これから忙しくなるのは御用学者たち。急ピッチで忖度記事を書くよう求められていると想像する。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『YouTube』【悠仁さま】学術会議に研究成果…「皇居のトンボの生態」について ― 日テレNEWS

『YouTube』秋篠宮家の長男・悠仁さまが18歳の誕生日 専門家も驚く“トンボの研究” 39年ぶり成年の男性皇族に|TBS NEWS DIG

『YouTube』悠仁さま国際学会の開会式に初めて参加…別の共同研究者が中心となって制作した学術ポスターに名前を連ねられ「研究成果」を展示発表 ― テレ東BIZ

『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相

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