最近の報道（通学、大学一般生活、外国人留学生とのリスク、等）には色々とセンセーショナルな発信があるのですが、『全ては国民にツケを廻す、学位取得もこれ迄と同じように忖度でOK』と本当に信じているご両親に、全く大学を理解していない凡殿下が相手では、暖簾に腕押しですね。

米国では、大学への入学は比較的簡単ですが、教養課程で成長できずに退学する若者が多いです。当然、優秀な学生が一杯いる訳で、謙虚に自分を見直して努力できるか否か、が境目です。これは、私の娘たちが学んだミシガン大学、ワシントン大学、バージニア工科大学でも大体同じであり、彼女達の成長に大事な体験であったと思います。

日本ではそこに忖度が関与し、脆弱な子供を国民が納めた血税で育てることになる、その事の愚かさを感じます。学部レベルでは、父親がお世話になったように、皇族の取扱を熟知し、ご学友もそれを承知している学習院が一番です。其の上に名誉が欲しければ、忖度で勲章のように「名誉博士号」を集めれば良いだけです。

因みに私は学問において、以下の歩みをしました。

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大学受験準備（予備校、模試、家庭教師等で完璧な準備＝模範解答）に失敗しました。親に金も、経験もなかった為、私自身の自覚、覚悟不足もあり、効率的な受験準備が出来なかった為です。

現実と願望の乖離を認識し、予備校でがり勉（つまり、相手の要求している学問的知識を丸呑み）。漸く国立大工学部（二期校ですが）合格しました。合格理由を考えるに、皆が得意としている理数系は並み程度で、文系（国語、英語、歴史、地理で高得点）だったようです。

一般教養では文系で後れをとっている同級生を毎日のようにみました。くだらないシェークスピア学習に皆が90分かけて1ページ和訳していた時に、自分はサラッと流して教員に怒られたりもしました。

教養時代は理論実験（物理、化学）で無味乾燥でしたが、予備校で習った手法（実験が期待している模範解答とはなにか？）に合わせて実施することで、難なく通過しました（ここで落ちる奴がかなりいた）。

一方、理論理系科目（数学、物理）等は受験学習方法に染まっていなかったこともあり、模範解答なしに勉強できた為、良い成績を収め、専攻レベルになると工学実験、実験装置製作で学校に四六時中貼り付けとなりました。

それは、理論と現実の乖離を体験した貴重な時間でした。当時数千万円したという工作機械を破壊し、工員さんに『頑張っていた』と弁護していただいたことで、何とか放免されるという苦い思い出もあります。

この時期になるとリーダが数人現れ、実験をするダケの人（将来の真面目な奴隷候補）、データをしっかり纏めて全員に分ける人（専門家候補）、工学的センスを発揮して無駄を省いてグループを誘導する人（指導者候補）、口だけ出す屑（評論家）と色々な構成となるわけで、それでもこの時期には『グループは一緒』という連帯感が生まれたものです。

その連帯感から、個人的都合（就職、生活費、身体的、心理的圧迫に耐えられない）を乗り越えて、全員で「なんちゃって卒業」へ一気に突っ走る。

私は大学院に進学しましたが、大学にいるのが工学部の共通倫理（特に大学院生）も私は色々な活動（国際化の為の経験（海外短期留学＋国内活動（他の女子大との交流））を通じて、学内では余り目立たないのに成績は良いとして、教授に『不良好色学生』と目を付けられました。

工場の工員さんのお陰で完成した機器のお陰で、『実験∔理論』の一貫した修士論文を提出（これは異例）し、口先だけの教授（お前は絶対卒業させない）を煙に巻く。卒業してしまえば、しめたものの不良学生といったところです。
正直に言えば、『工学部学生というよりビジネス専攻』が向いているのではないかという気持ちがあり、ＭＢＡに行った訳ですが、大学∔大学院の六年間はおおむね公平な時期であり、私にとって貴重な学びの期間であったと感謝しております。

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悠仁さま本人が本当に努力されているのであれば、国民としても、多少の出費はしかたがないかもしれません。一方、噂されている通り、忖度での上げ膳据え膳、結果責任は取りませんということであれば、悠仁様には筑波大名誉理学学士号を授与というのが最善の選択ではないでしょうか。

（米国在住：HKさんより）

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