「なぜ皿婆って呼ばれてるの?」ググりたくなる文春記事に思わず苦笑 国民が上皇后さまの真実を知るよいきっかけに

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「誹謗中傷」ならぬ、「批判」および秋篠宮家の放埓な税金浪費を放置していることが問題なのでは…?(画像は『Yahoo!ニュース』のスクリーンショット)
秋篠宮家の放埓な税金浪費を放置していることも問題なのでは…?(画像は『Yahoo!ニュース』のスクリーンショット)

今、Yahoo!ニュースで、文春オンラインによる『《「爺」「皿婆」…》上皇・上皇后へのネット誹謗中傷の深刻な実態 名古屋大・河西秀哉氏が指摘』という記事が話題になっている。

筆者はこの記事を拝見し、皇室問題に関心なしという大勢の国民が「皿婆ってなあに? 」「これが今年の流行語大賞?」などと言いながら、ネットであれこれ検索してくれることを期待している。さまざまな問題に是非とも目覚めていただきたいからだ。

 

◆「爺」なんて呼んでいる人はいるのか

上皇后を「皿婆」と表現するのは筆者も知っているが、「爺」はどうだろう。このたびの記事は不思議なことに、上皇を誰も呼んだことがない「爺」と呼び、“さも年寄りであるかのように誹謗中傷” してしまっている

上皇夫妻をめぐる批判について、匿名掲示板やX(Twitter)の人々のやりとりをきちんと把握している方なら、「隠語」はまず間違えないだろう。ひょっとして、夫妻から「これを題材に擁護記事を書いて」といった、やや強引な依頼でもあったのだろうか。

「上皇夫妻へのそうした無礼さは許されない」というのが記事の主張だが、そこにいたる前に、小室眞子さん夫妻のいわゆる “暴走婚” 、秋篠宮家の目に余る税金の無駄遣い、上皇后の贅沢好きな気質などにも触れられていることが妙に嬉しい。

また、もしも読み手が記事の途中で飽きてしまったら…? 嫌われる理由を理解したところでフィニッシュ。「そういうことなら国民に悪口言われても仕方ないのでは」という判断が下るのも悪くなさそうだ。

 

◆「皿婆」と呼ぶ人に皇室廃止論者はいない

そして記事の最後にはこうあった。

こうした根拠のない批判や誹謗中傷が、「最終的には象徴天皇制・皇室全体を傷つけることにも繋がる」と河西氏は強く主張した。

「最終的には象徴天皇制・皇室全体を傷つける」という部分は、おそらく「皇室廃止論」を警戒してのことだろう。ところが筆者はもちろん、「皿婆」と呼ぶ人たちにも皇室廃止論者はいない。

むしろ、「今上陛下はとても大切なご存在であり、見えない力で私たち国民の心をまとめてくださっている。平和のため皇室外交にご尽力下さってきた結果、日本は海外から多くの信頼を得てきた」とおっしゃる方ばかりだ。

多発する天変地異が原因で生きる勇気を見失う人も多く、国民の殆どが心の拠り所とする宗教を持たない。おまけに首相もコロコロと代わる。そんな日本に暮らしているからこそ、皇室は絶対になくしてはならないと筆者は思っている。

一番つらいのは、「帝王学こそが最重要。だから直系長子の敬宮愛子さまに皇位を継承していただきたい。どれほどそう訴えても叶わないなら、もう皇室は令和で終わりでいい」と口にする人が増えていることだ。

 

◆皇室廃止論はどういう時に噴出するのか

今上陛下ご一家と国民の間にあるすばらしい絆を考えると、皇室廃止論が湧き上がるのは今ではない。どうしようもなく器量不足の人物が天皇に就くと決まった時になるだろう。

例えばタイ王国では、大変な人格者であったプミポン国王(ラーマ9世)が崩御された後、国民は真面目な長女であるシリントーン王女の国王就任を強く望んだが、結局は「お遊び大好き」という息子が継ぐことになった。

人気絶不調のワチラーロンコーン(ラーマ10世)が国王に即位すると国民は激怒し、不敬罪がいまだ健在な国でありながら、大規模なデモが繰り広げられ、その様子は海外に広く報じられた。

こんな情けない、恥ずかしい状況に日本が陥ってしまうのは、まっぴらゴメンだ。

 

国民の間に皇室廃止論を高めさせるには、印象の悪い嫌われ者を天皇に就かせることが、一番効果的なのだろう。やりたい放題をいちいち擁護し、税金の無駄遣いを何とも思わない放埓な秋篠宮を「1日も早く天皇に」などと主張するアキシンと呼ばれる人々こそ、「実は皇室の廃止を狙っているのでは?」と疑いたくなってしまう。

一部の皇族、そして政治家や利権者のせいで、すっかりオカシクなってしまっている皇室。このことは八百万の神々もご存じであろう。もしも、皇室廃止論を視野に皇統を秋篠宮家に移そうとしているのなら、もう神々は黙ってはいないのでは…?

 

◆「皇室の問題、よくわからなくて」という皆さんにも知っておいていただきたいこと

皇室や宮内庁の維持と運営には、毎年のように200億円近い予算が組まれている。上皇夫妻と秋篠宮家の予算と支出が青天井である一方、今上陛下ご一家はいつも質素倹約を心がけて下さっている。国民の生活や経済など、世の中の情勢には常に敏感でいらっしゃるという。

例えば敬宮愛子さまは、眞子さんや佳子さまでさえ作ってもらったティアラの製作をずっとご辞退され、叔母に当たる黒田清子さんからお借りすることを続けておられる。そんな中で上がっているのが、「宮内庁は上皇夫妻や秋篠宮家の浪費について、きちんと説明を。会計監査を」と訴える声。それらは国民が納めた血税だからだ。

もしも彼らが浪費したハンパない額のお金が国民に回されていたら、「子供たちの給食が量が少なすぎる」なんてことにはならなかっただろう。国立病院の検査機器は、もっと新しいものに替わっていただろう。この国道にも安全な歩道とガードレールができていただろう…。そういうことを、どうか真剣に考えてみて頂きたいと思う。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『Yahoo!ニュース』《「爺」「皿婆」…》上皇・上皇后へのネット誹謗中傷の深刻な実態 名古屋大・河西秀哉氏が指摘 文春オンライン(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2023年11月号)