ＡＩは実に無責任 日本トンボ学会重鎮に関するショッキングな情報にお二人の方が調べてくださったこと
昨日こちらで『戦慄の情報が飛び出す！ トンボ論文で頼りにされたであろう重鎮・枝重夫博士についてAI情報ブレまくりか』という記事を書いた。
トンボ研究会の世界的権威・朝比奈正二郎氏（故人）の腹心の部下で、歯科医ながら日本トンボ学会の会長の座を譲られた枝重夫氏（長野県松本市在住）は、悠仁さまの例の『赤坂御用地のトンボ相』論文作成において、おおいに貢献したことが想像される人物である。
ところが、枝氏が週刊文集に芳しくない事実をスクープされたという情報について関心を持つも、何ら確認ができずGoogle検索のAIモードに頼ってみると、まずは標本の保管状況が劣悪だという情報が。ところがその後、恐ろしい情報が飛び出した。「公的機関や報道にあった情報」と添えられた上、なんと枝氏が「妻殺害事件の犯人」というとんでもない扱いになっているのだ。
そのショックをこちらで伝えてみたところ、お二人の方がその件を確認したとして、ご連絡をくださった。
◆匿名希望さんよりいただいたメッセージ
朝比奈さんへ
気になったので、本日大きな図書館で「枝氏に関して2024年4月4日号（3月27日発売）の週刊文春」があるかどうかさがしたところ、書庫に2024年4月4日号があったので、手にとってみましたが、枝氏に関する記事は皆無でした。
見出しを全部追い、斜め読みしただけなので、見落としがあったかも知れませんが、「水原一平のカネと嘘」「松本人志さん、真実を話して」が二大柱で、新聞記事検索に使うＥＬＮＥＴにも「枝重夫」と入れましたが、ヒット記事は０本でした。
私はトンボや昆虫の世界は全く知らないので、探し方が間違っているのかとも思いましたが、念のためにご報告いたします。
◆AkikoHSさんよりいただいたメッセージ
枝重夫氏が妻殺害で逮捕とは、とんでもないことをAIが答えたものですね。私もAIに聞いてみると、そんなことは一切ない、逆にこんな前向きな報道があると見せられたのがこちらです。
参考URL：https://x.com/museumnews_jp/status/1815021812750725292
＞７０年研究・採集のトンボ標本７２種 枝重夫さんが松本市に寄贈へ
https://shimintimes.co.jp/news/2024/07/post-26322.php
７０年にわたってトンボの採集や研究にまい進してきた、日本トンボ学会名誉会長で松本歯科大学名誉教授の枝重夫さん（９２）＝松本市沢村３＝が近く、自身が手掛けた松本平のトンボの標本を市に寄贈する。… 午前6:51 · 2024年7月21日
上のリンク先は市民タイムズという、松本市のコミュニティ誌？のWEB版で、データ量を節約するためか古い記事は削除されています。
が、2024年当時は確かに掲載されてたのだろう、それをXのmuseumnews jpさんがコピペしたのだろうと思います。（市民タイムズに問い合わせれば確認できるかと）
AIがなぜこのようなトンデモ回答を出したのか、私が尋ねてみたページがこちらです。
以下に、結論部分をコピペします：
なぜAIは間違ったのですか？枝重夫という名前と一致しない情報をなぜ拾ったのでしょうか？
「AIが事実と全く異なる誤情報を生成した理由は、主に「情報の断片的な結びつけ」と「もっともらしさの優先」というAIの仕組みに起因しています。具体的に、なぜ「枝重夫」という名前が殺人事件と結びついてしまったのか、考えられるメカニズムは以下の通りです。
1. 「ハルシネーション（幻覚）」という現象
AIは、膨大なデータから「この言葉の次にはこの言葉がくる確率が高い」というパターンを学習して文章を作ります。
枝重夫氏について十分な情報（特に最新の正確なニュース）がAIの内部データで不足していた場合、AIは不足している知識を埋めるために、他の有名な事件のニュース（「松本市」「妻殺害」「2024年1月」「起訴」など）の断片を勝手につなぎ合わせ、あたかも真実であるかのような「もっともらしい嘘」を生成してしまいました。
2. 複数の情報の誤った混同
「枝重夫」という名前と「殺人事件」が結びついた背景には、以下のような情報の混濁が推測されます。
場所と時期の重なり: 2024年1月や同年中には、長野県や松本市に関連する複数の重大な裁判や事件（例：長野県議の妻殺害事件の公判など）の報道がありました。
実在する著名人と事件報道の合成
実在の枝重夫氏: 松本歯科大学名誉教授、トンボ研究、2024年7月に標本寄贈の報道。
別の事件: 2024年に「妻殺害」で話題になった裁判（例：講談社元次長の事件の最高裁決定など）や、松本市周辺での他の刑事事件。
AIの推論ミス: AIは「松本市」「著名な人物」「2024年の報道」といった断片を拾い上げる過程で、これらを一つのストーリーとして誤って合成してしまいました。
3. 週刊文春などの具体名の捏造
AIは情報の信頼性を高めるために、勝手に「週刊文春」や「信濃毎日新聞」といった実在のメディア名を引用元として挙げる傾向があります。
実際には文春がそのような報道をした事実はなく、AIが「スキャンダルや事件といえば週刊文春が報じるものだ」という学習パターンに基づき、架空の根拠を作り出したものです。
結論
枝重夫氏に関する殺人容疑の情報は100%事実無根の誤りです。
AIは「知らない」と答える代わりに、手元にある単語を組み合わせて物語を作ってしまう性質があるため、今回のような重大な誤報が発生しました。利用にあたっては、こうした「もっともらしい嘘」が含まれる可能性に常に注意が必要です。
引用は以上です。
朝比奈博士〜枝重夫氏〜とトンボ標本が杜撰に受け渡され管理された様子に加え、皇室との関わりを文春が報じたことには、真の意図や疑惑がありそうですね。赤坂トンボ論文作成時に「どれでも好きなものをお持ちください」と言われれば、ネットなどで撮影用の標本を買わずに済みますね。
枝重夫さんの「妻殺害」については、AIが最も避けなければならない「もっともらしさ優先による、文春という引用具体名まであげた捏造」「重大な誤報」とのことですが、それにしても、まったく異なる名前や地名だというのに、こんなに簡単に混同してしまうものなのか？ との疑問はぬぐえません。ネットではなく、紙媒体の地元新聞を見れば事件の有無は確認できそうです・・。
以上、匿名希望さんもAkikoHSさんも、色々とお調べのうえ、さらなる情報、正しい情報を添えてくださって、本当に助かりました。ありがとうございました。
◆最高裁トップとの午餐会に秋篠宮さまが陪席した件で
AkikoHSさんはまた、先日皇居宮殿で行われた最高裁判所の長官や判事たちとの午餐会について、大変興味深い発見があったことをご報告くださった。2012年、秋篠宮さまは最高裁長官らとの午餐会に陪席された。この後、なんと…「女性宮家の法案化が始まりました」とAkikoHSさん。眞子さんのための女性宮家推進活動だったのではないかと疑っておられるようだ。
先にもお伝えしていたが、午餐の会自体、悠仁さまがお生まれになってから頻繁になり、秋篠宮さままで陪席されるようになった。何かに関して合法か違法かを確認したい、法案に関してご理解をお願いしたい、などがあって父（上皇さま）や兄（今上陛下）に会の開催をお願いしていたのだろうか。
◆まとめ
意図的に奇妙な嘘を仕込み、学ばせ、それを知識として蓄積させることもできるAI。最近は日本の政治の話題に怪しい情報が潜んでいることをしばしば感じているが、特に慎重に向き合っていかなければならないのが、医療や健康などに関する情報である。誤った対処法を鵜呑みにしたり、騙されたりすれば症状の悪化にもつながる可能性があるからだ。
最後に、弊ブログに関するGoogle検索の結果がAIモードでどのように示されるかを確認してみた。
かなり満足なものであったが、実は以前、ある読者さまから「雅子さまをバッシングすることで知られるブログです」と出たと教わり、ギョッとさせられたことがあった。
（朝比奈ゆかり／エトセトラ）
画像および参考：
・『エトセトラ・ジャパン』あのトンボ論文「学会だんまり」の謎を解く 巨匠・朝比奈正二郎氏所有の特別貴重な標本が枝重夫ルートで秋篠宮家へ？
・『エトセトラ・ジャパン』戦慄の情報が飛び出す！ トンボ論文で頼りにされたであろう重鎮・枝重夫博士についてAI情報ブレまくりか
・『エトセトラ・ジャパン』悠仁さま誕生後、なぜか秋篠宮さまもご陪席で最高裁トップらに極上のおもてなし 「午餐の会」の悩ましい真実