このたび公開された上皇ご夫妻の映像にAIを疑う声が相次いだことに関し、昨日こちらでは『最大瞬間風速17ｍでそれですか？　90歳お誕生日映像も…』という記事を書いた。ちょうど1年前の「美智子さま90歳に」という映像も合成だった可能性が非常に高いことをお伝えしてみたのだ。

仙洞御所で撮影された今回のお誕生日映像。他にもおかしな点があると読者さまより情報を頂戴したが、そちらをじっくりと眺めていたところ…。

なお、この記事で参考にしたのは以下の動画となる。

■『宮内庁』令和7年上皇后陛下のご近影（お誕生日に際し）（ビデオ）

■『YouTube』上皇后さま91歳の「誕生日映像」と宮内庁公表の「ご近況文書」を読み解く動画説明欄【皇室ちょっといい話】(218)

◆新たに指摘されたおかしな点

ブログにご連絡をくださったのは「九州魂」さん。映像のなかで2点について指摘がなされた。要約するとーー。

●階段の左手に下がる階段があるのか、手摺りがあり、テーブルの角とテーブルの側面の写り込み、そして手繋ぎ下から見える手摺りの写り込み方などに違和感がある

●奥の屏風の左横に、途中から台座の上に背の高いオブジェが見えるようになる。カメラはほぼ同じ位置からの撮影であろうに、こんなにも見えるものが違うとは

「元々撮影された画像に重ねたのでしょうから、被写体のお二人やテーブルの大きさがバラバラになるのも分かるような気がします。気のせいでしょうか」と九州魂さん。筆者はこのうち、2番目の「カメラはほぼ同じ位置からの撮影であろうに、こんなにも見えるものが違うとは」というご指摘が非常に気になった。

◆奥のオブジェが見えるようになった変化について

筆者も確認してみたところ、残念ながらカメラは同じ位置からの撮影ではないことに気づいた。画像は上下2点同じもので、注目していただきたい箇所を、上だけ青い丸で囲んである。

（映像0：45あたりから＝奥の方に台座は少し見えるが、上の置物は見えない）

（映像1：36あたりから＝奥の方に台座および置物がはっきりと見える）

筆者の目にはカメラの撮影位置が数十度は変化したように感じる。

障子と花の位置関係をご覧いただきたい。ここでは変化を感じていただくため、上下の画像が異なる。

九州魂さんのおかげで新たに気づいた大切なこと。それは、テーブル側面に彫られた柄も鮮やかに見えるようになったのに、お二人の背後の花の見え方がそんなに変わっていないことだった。カメラがこれくらい移動したなら、花の右側がもっともっと見えてよさそうなものである。

◆顔の大きさも気になる

ブログのコメント欄に「牛乳プリン」さん、「ゆうこ」さんから頂いた情報も紹介させていただきたい。

「youtubeで見た時、上皇さまって、こんなに顔大きかったっけ？と違和感ありました。改めて、数秒の間にどんどんネクタイが緩んできたように見える、の4枚の写真とかを見ても、大きくした顔を貼り付けたみたい。90歳の時は、そんなに大きく感じないのに。」（牛乳プリンさん）

「最初に見た時、上皇の顔が異常に大きいと思いました。しかも首がないようにも見えおかしいなと。コメント欄では合成、AIだと書かれていて納得しました。ネクタイのところですか、皆さんよく見ておられる。昨年のものもですね。」（ゆうこさん）

美智子さまの90歳のお誕生日映像と比べ、91歳お誕生日映像では、上皇さまのお顔の大きさがかなり違っているようだ。

大変な予算を投じて広報体制を強化していく宮内庁だが、悠仁さまの筑波大学入学式当日の映像といい、このたびの上皇ご夫妻の映像といい、どうして自然のままのお姿を拝見させていただけないのか、本当に不思議でならない。

（朝比奈ゆかり／エトセトラ）

画像および参考：
・『YouTube』上皇后さま91歳の「誕生日映像」と宮内庁公表の「ご近況文書」を読み解く動画説明欄【皇室ちょっといい話】(218)

・『YouTube』上皇后さま90歳の卒寿に　骨折後のリハビリに励み上皇さまとともに「戦争と沖縄」という本の音読を再開　｜TBS NEWS DIG

・『宮内庁』令和7年上皇后陛下のご近影（お誕生日に際し）（ビデオ）

・『エトセトラ・ジャパン』最大瞬間風速17ｍでそれですか？　90歳お誕生日映像も国民を騙していた上皇夫妻