海外仰天系ニュース受難の時代に ネタ記事の画像転載でトラブル多発

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 ニュース画像の無断転載の取り締まりが強化される
ニュース画像の無断転載の取り締まりが強化される

じつは当ブログに最近、海外のニュースメディアより「画像をスクリーンショットでも転用するな」といったお叱りのメールが2件舞い込んでしまった。1件についてはただちに記事を削除することで容赦していただいたが、もう1件からは著作権のある画像の無断使用として罰金の支払いを求められた。



ご存じのとおり、メディアのなかには海外主要メディアが掲載した写真をまるごとスクリーンショット(以下スクショ)したものを自分たちの記事に貼り付けて配信し、広告収入をたんまりと得ているところがある。だが、その画像ネコババ手法を許すものか、というサイトも増えているのだろう。インスタグラムの画像の無断使用も許されなくなったが、海外仰天系のニュースについても、画像の無断使用にうるさい時代がついに来たようだ。

<では、こうしてみたら…?>

「では、権利所有者から正しく画像転載の許可を取る、あるいは求められる金銭を支払えば良いのでは?」とは誰もが考えること。仰天ニュースを得意とするイギリスのある大手メディアに、試しにというか、バカ正直にというか、本文の最後にクレジット表記を添える条件で、画像転載の許可をもらおうとメールしてみたことがある。

ところが1週間以上も待たされた挙句、返事は「こちらがプロのカメラマンに著作権料を支払って、二次使用は許可しないと誓約して購入している写真だ。ダウンロードでもスクリーンショットでも、いかなる手段でも画像の転載はダメ。商用目的のサイトなら許されないことだ」と、とても厳しいものだった。日数もかなり経っているため、速報としての価値を失っており、許可を求めたところでOKは出ない、これが現実だった。

<COPYTRACK社に質問してみた>
画像における著作権侵害行為を取り締まることを専門としている、「COPYTRACK」という会社をご存じだろうか。ドイツを拠点として各国に顧客を持つため、海外仰天系のネタの多くがイギリスをはじめ欧州から発信されていることを考えると、ドキッとするものがある。

この会社は、画像の著作権者が不正に使用されていないかと申し出てきた場合は、洋の東西を問わず動き、対象となるウェブサイトが商用目的に運営されていると判断された場合、すみやかにライセンス使用料の支払いを求めてくる。この会社の日本人スタッフの方にアドバイスを求めたところ、大きく2つの点が示された。

■画像の転載を希望するなら著作権者から事前に許可を得ること
記事にする前に著作権者に連絡して画像転載の許可を得る、これはとても重要なプロセスだそうだ。しかし前述のとおり、尋ねたところで先方からの返事は1週間でも2週間でも待たされる。そのうえ「商用目的のサイトへの転載は厳禁」というスタンスでの答えが戻ってくることは明白だ。

■一番確実なのはフォトストック・エージェンシーから画像を購入すること
日本ではGETTY, AFLOなど、有名なフォトストック・エージェンシーと契約することができる。海外セレブの話題などは、そうしたところから画像を正規に購入することが一番だ。

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海外の仰天ニュースからインパクトの強い画像を拝借し、アクセスを稼いでいるサイトやブログが日本にも無数存在するが、ここから先、ますます著作権の侵害について“捜査の目”が厳しさを増すことを私達は心がけていなければならない。

インスタグラムから画像を無断で拝借するやり方も同様に、もはや、どんなクレームが飛び込んでもおかしくないという。ショッキングな写真に頼らず、あくまでも文章の質で勝負し、使用するのはイメージ画像のみ。そんな方向転換が求められているもようだ。

(エトセトラ/編集長:朝比奈ゆかり)