「宿題を忘れたやつがいる、お前ら全員走ってこい」 教師の命令に従った生徒1名がICU行きに (マレーシア)

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連帯責任を負わされた生徒が体調を崩し…(画像はイメージです)
連帯責任を負わされた生徒が体調を崩し…(画像はイメージです)

マレーシアの学校に通う10代の女子生徒が、宿題を忘れた同級生がひとりいたために、とんでもない目にあった。



この女子生徒が通う高校で勤務するある教師が、「宿題がまだ終わっていない」と話す別の生徒に腹を立てた。そこで教師は「こいつら全員に連帯責任を負わせよう」と決心。バレーボールのコートの外周を30回走るよう全員に命じた。コロナ禍とあって、生徒たちはマスクをしたまま30周走を開始。ほどなくすると女子生徒は「気分が悪くなりました」と教師に伝えたが、「ならお前は歩け」と言われるだけで中断は許されなかった。

その日、女子生徒の体調は帰宅後にさらに悪化。心拍が異常に乱れたため病院に運ばれ、そのまま集中治療室へ。幸いにも死なずにすんだが、母親は「数秒ですが死にかけた状態でした」「ウチの子は宿題もちゃんとこなしていたのに、連帯責任で走らされたのです」と激怒した。学校側はマスク着用を命じた事実はないと主張し逃げ切ろうとしたが、母親がSNS上で痛烈に批判するなどしたため正式に謝罪。しかし「学校も保護者も女子生徒の体調につき完全には把握していませんでした」と述べ、両親にも若干の非があったことを匂わせた。

その後、女子生徒側は、診断書を学校に提示。今後は激しい身体活動には参加しない予定だという。

なお連帯責任にこだわる教師は、日本にもいる。全員で上を目指そうという団結心の芽生えにつながるといったメリットもあるが、デメリットも多い。失敗した児童・生徒が「お前のせいで俺たちまで…」と恨まれ、いじめや無視など陰湿な行為で報復されるケースもあると聞く。だが人は誰しも完璧ではない。宿題を忘れる、試合に負ける、うっかり寝坊することもあるのだろうが、教師のほうもパーフェクトではない。

責任感を持つことは大事だが、自分のことで精一杯な子供たちに連帯責任を負わせる教育効果はそこまで高いのか。問題を起こさない児童・生徒にまで“責任を負わせる” - あまりにも理不尽な気がするが、いかがなものか。なお、この女子生徒の場合は健康面で問題があった可能性が高い。そういう事を把握しないまま身体活動を強いることの怖さも、教師は知っておく必要がある。

(Kayla星谷/エトセトラ)

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