<洋楽マニア>シャインダウン『Bully』 ビルボードUS Mainstream Rock1位!

日本のハードロック/メタルファンにも「好き!」という人が多い、アメリカ発の人気バンド「シャインダウン」。このバンド発の楽曲はパワフルかつ社会的なメッセージを込めたものが目立ち、うち今日ご紹介する『Bully』(2012年リリース)も日本のみならずアメリカでも問題になっているイジメを取り上げた傑作だ。今年日本ではイジメ問題に加えパワハラ問題なども大変大きく取り上げられたが、日々歯を食いしばって耐えている方達には、PVの最後までどうか見ていただけたらと思う。
『Bully』とは、いじめっこ、威張り散らす奴という意味である。残念ながら、そういう人はどこにでもいる。学校、職場、ママ友グループ内などもきっとそうだろう。そしてそういう愚か者に限って人を愚かだのバカだのと罵り、「世の中理不尽だぜ」などとくだらぬ屁理屈をたれて自分を正当化するはずだ。
そういう人達は、自分の行動、陰口(陰口はほぼ筒抜けになると考えておくほうがいい)、暴言などで、相手がどれほど苦しみ生涯癒えぬ心の傷を負うのかなど考えもしないのだろう。この楽曲につき、ボーカルのブレント・スミスは「人の自尊心を決して傷つけてはいけないってこと」「決して暴力を容認しようって曲じゃない。ただ生き残れというメッセージだ」と語っている。そして曲の内容は、大人であれ子どもであれ心無いボス猿達が、どれほど人を傷つけ苦しめているかの一点。やられっぱなしで泣き寝入りなどもってのほか、とにかく立ち上がれというメッセージを込めたという。
もしあなたが学校でいじめにあっているのなら、親や先生に相談する、そしてあなたが悩める子の親なら学校、教育委員会、それでもダメなら警察に通報してでも子どもを守ってあげてほしい。パワハラも同じでイジメである。泣き寝入りなどせず、然るべき措置をとればいいのである。そして決して大切な命を粗末にしてはいけない。自尊心を踏みにじられたとしても、同じ低レベルの反撃に出るのではなく冷静に対処すれば、解決の糸口はきっと見つかる。
また逆の立場にある人達は、自分の言動につき自分の親や子どもに堂々と隠すことなく話すことができるか、恥ずかしくはないか、やましいことはしていないかを胸に手を当て考えるべきだ。そしてもし悪いことをして人を傷つけたのなら「ごめんなさい」と謝るのが正しいことで、それは小学校の道徳の時間に習うことである。
このPVの最後に、心に傷を負って成長した“少年”は相手に突進 - 胸ぐらをつかみ倒すものの、暴力を振るうことも暴言をはくこともなくその場を去っていく。相手と同じことをする必要などないのだ。ただ「SURVIVEせよ」 - つまり生き残れというメッセージで映像は終わっている。今年悲しいこと、辛いことを沢山乗り越えた方達、いじめやパワハラを受けても前向きに行動してきた方達に、「強いのはあなたです」とお伝えしたい。
動画:『YouTube』Shinedown – Bully (Official Video)
(Kayla星谷/エトセトラ)
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