セクハラ画像を一方的に送りつける行為に「刑罰を検討」と英国 今まで犯罪じゃなかったの?

この記事をシェアする
股間の写真を女性に送り付ける行為、イギリスでは今後ご法度に(画像はイメージです)
股間の写真を女性に送り付ける行為、イギリスでは今後ご法度に(画像はイメージです)

もしも男性から望んでもいない下半身の写真をいきなり送りつけられたら、女性は身の毛がよだつことだろう。愛し合っている男性であっても、「そういうことをされるのは嫌い。ドン引き」と言う女性は多い。イギリス議会の法制度改革委員会が、そうした行為をついに犯罪とみなし、刑罰を検討することにしたそうだ。『LADbible』『NEW YORK POST』などが伝えている。



公共の場で下半身を露出させれば、その人は公然わいせつの罪で逮捕される。だが現時点でイギリスでは、オンライン上のそうした行為は性犯罪にはあたらず、刑罰の対象ではなかったという。

「えっ? それは今まで犯罪じゃなかったの? イギリス、ゆるっ!」

そんな声も聞こえてきそうだが、それを性犯罪とするかサイバー犯罪とするか、すみ分けをしようとして意見が割れている国もあるだろうし、サイバー犯罪については、そもそも法整備が進んでいない国もある。

また、被害者がメールアドレスを相手に教えなければ、そんな不快な思いをせずに済んだという例も。性的写真の送りつけで起きたトラブルが「男女間の痴話げんか」程度に扱われ、犯罪として罰するには至らないと考えられてしまう国も少なくないようだ。

とはいえ、職場の上司が気に入った女性の部下にそういうものを送り付けてきたら、とんでもないセクハラだ。被害者によっては「恐ろしい性犯罪にあった気分だ」と主張することもある。相手が不快だと思う画像の送り付けは、とにかくハラスメント。時には犯罪として罰する必要もあるだろう。

ここに至るまで、性犯罪の専門家の意見を伺いながら2年の研究や調査を要したという法制度改革委員会。そこでわかったのは、男性がとんでもない勘違いをしているということ。自分の局部を彼女に見せつけたいという心理の根底には、「彼女も見たがっているに違いない」「俺とオンラインセックスをしたがっているんじゃないか」といった誤解や驕りがあるというのだ。

その法整備が進めば、イギリスでは大嫌いなわいせつ男を法的に罰してもらおうとする女性が続々と現れそう。そして、おそらく世界にも波紋を広げることだろう。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

海外仰天ニュースほかにもいっぱい!