衝撃的感染力のデルタ株… コロナ感染拡大止まらぬなか試される学校の底力 米

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安心・安全?な五輪に続き、子供たちをしっかり守れるか?(画像はイメージです)
安心・安全?な五輪に続き、子供たちをしっかり守れるか?(画像はイメージです)

新型コロナウイルス感染爆発を経て、「収束に向かった」と喜びの声があがっていた米国。しかし今度はデルタ株が猛威を振るい始め感染・重症化する子供が激増し、入院患者であふれる病院からは「かなりヤバい状態になってきた」という声もあがっている。



そんな中、米ブラウン大学の博士(Dr. Ashish Jha)が『Good Morning America』に登場。学校に通う子供たちを守るために実践すべき“5つのストラテジー”を以下のように語った。

【1】ワクチン接種が可能な人は全員接種を
~ 学校で子供に接する人たちの接種も進めていくこと。ワクチンを打てない子供たちを守るため、周囲の人間全員の接種が望ましい。
【2】学校の換気装置を見直しアップグレードせよ
~ 換気システムが整っていない学校もおおい。
【3】学校でも検査を実施せよ
~ ワクチン未接種の学校関係者・児童・生徒については、学校で定期的に検査するよう体制を整えるべき。
【4】マスク着用の徹底を
【5】多くの人が集まる行事はしない

こういうことが(【4】以外)、今の日本にできるだろうか。日本はワクチン接種率も相変わらず低く、打ちたくても打てない、予約は取れたが接種はまだまだ先、いや予約もまだという現役バリバリ世代の人も大勢いる。そして子供たちの多くが未接種のまま2学期を迎えることになるが、9月に運動会の開催を予定している学校も少なくないという。そこでさっそくある公立中学校が行った“夏季特別練習”の風景を見せてもらったところ、どこもかしこも密だらけだった。多くの親が学校に立ち入る行事では感染対策徹底をアピールするが、「普段はそんなに緊張感はありません」「暑いから体育の時間はノーマスクです」という生徒もいた。(熱中症とコロナを予防するため、暑い日は無理をせず保健の授業を行う…という代案が望ましいのでは?)

そして迎える、秋の修学旅行シーズン。日本の熱心な教育者は、昨年と同じように「子供たちに一生残る思い出を与えてやりたい」「ぜひ旅行に同意する書類にサインしてほしい」と保護者に迫るはずだ。「五輪で日本の子供に夢と感動を与えたい」とぬかした首相の発想と、似ていなくもない。

一番大事なのは、果たして何なのか。思い出や感動か、それとも人の健康と命か。死んでしまっては、思い出を作る機会すらなくなってしまう。

コロナ敗戦国と呼ばれ、ワクチン接種においても他の先進国に完全に遅れをとった日本。せめて子供たちが健康に暮らせるよう、がむしゃらにコロナ対策をしていただきたい。ここ数ヶ月、五輪関係者や政治家が連発した安心・安全・水際対策という言葉は、正直なところもう聞き飽きた。意味がないどころか、嘘にさえ聞こえる。学校も、社会の縮図だ。道徳で教える「命の大切さ」を、指導者が徹底的なコロナ対策で示してほしい。

(Kayla星谷/エトセトラ)

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