ファイザー製新型コロナ治療薬・投与不可の人は意外に多い あのサプリもこの薬も飲み合わせNGと判明

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ファイザー社のコロナ治療薬、あなたは飲めるだろうか(画像はイメージです)
ファイザー社のコロナ治療薬、あなたは飲めるだろうか(画像はイメージです)

厚生労働省が今月10日、ついにアメリカ・ファイザー製の新型コロナウイルス感染症(軽症・中等症)治療薬の「パキロビッドパック(米国ではPAXLOVID)」を承認した。これに「もうワクチンは打ちたくない」といった声もあがっているが、実は、飲み合わせには細心の注意が必要とのこと。厚生労働省が日本国内に向けた詳しい使用上の注意を作成中のようだが、ワクチンを打つべきか悩んでいる人は今日もたくさんいるため、米ファイザー本社の公式HPから情報を翻訳してみた。これらの薬を常用している人には、やはりワクチン接種が奨励されるようだ。



パキロビッドパックは、感染者の入院や死亡のリスクを88%も抑える効果があると報告され、発症から5日以内に3錠ずつを1日に2回、計5日間服用することが奨励されるという。だが、常用している薬の効き目を強めたり弱めたりする副作用があり、なんとパキロビッドパックが投与不可とされる薬は40種類ほどもあるとのこと。そのあたりをしっかりと確認していくため、日本ではコロナ病床のある約2,000の施設での院内処方からまずはスタートするそうだ。



こちらはファイザー社が公式HPで提供している、パキロビッドパック(PAXLOVID)に関する使用上の注意のうち、飲み合わせとして「投与は不可」と示された薬品・サプリメント(2021年12月22日改訂)について。日本での商品名が違う場合は、それも添えてみた。ただし、厚生労働省が正式に発表する情報が最も重要であり、こちらは参考程度に読んでいただければと思う。

あの薬もあのサプリもダメ(画像は『Pfizer』HPのスクリーンショット)
あの薬もあのサプリもダメ(画像は『Pfizer』HPのスクリーンショット)

【投与不可/アレルギー】

●新型コロナウイルス感染症に対する経口抗ウイルス薬「ニルマトレルビル錠/Nirmatrelvir」「リトナビル錠/ Ritonavir」で、アレルギー症状が現れた人

 

【投与不可/以下の薬を飲んでいる、あるいは投与された人】

●前立腺肥大症のアドレナリン受容体拮抗薬「アルフゾシン/Alfuzosin」

●無痛分娩や麻酔前投薬として使われる鎮痛・鎮静・鎮痙薬「ペチジン/Pethidine」「ピロキシカム/Piroxicam」「プロポキシフェン/Propoxyphene」

●狭心症治療薬「ラノラジン/Ranolazine=日本ではラネクサ/Ranexa」

●抗不整脈のカリウムチャネル遮断薬「アミオダロン/Amiodarone=日本ではアンカロン」

●日本未承認の抗不整脈薬「ドロネダロン/Dronedarone」

●抗不整脈のナトリウムチャネル遮断薬「フレカイニド/Flecainide=日本ではタンボコール」「プロパフェノン/Propafenone=日本ではプロノン」、「キニジン/Quinidine」

●高尿酸血症・痛風治療薬「コルヒチン/Colchicine」

●抗精神病薬「ルラシドン/Lurasidone」「クロザピン/Clozapine」

●統合失調症・小児自閉症治療薬「ピモジド/Pimozide」

●片頭痛・起立性低血圧治療薬「ジヒドロエルゴタミン/Dihydroergotamin」

●片頭痛治療薬「エルゴタミン/Ergotamine=日本ではクリアミン配合錠/Cleamine」

●片頭痛予防・治療薬および子宮収縮促進・子宮出血予防薬「メチルエルゴノビン/Methylergonovine(メチルエルゴメトリン/Methylergometrineとも)」

●脂質異常(高脂血)症・HMG-CoA還元酵素阻害剤「ロバスタチン/Lovastatin」「シンバスタチン/Simvastatin」

●肺動脈性肺高血圧症治療薬「シルデナフィル(レバチオ)/Sildenafil(Revatio®)

●不眠症治療薬「トリアゾラム/Triazolam」

●麻酔・鎮静薬「ミダゾラム(口腔用液)/Oral Midazolam」

●前立腺がん治療薬「アパルタミド/Apalutamide=日本ではアーリーダ/Erleada」

●抗てんかん薬「カルバマゼピン/Carbamazepine」「フェノバルビタール/Phenobarbital」「フェニトイン/Phenytoin」

●抗生物質「リファンピン/Rifampin(リファンピシン/Rifampicinとも)」

●抗うつ効果を謳うサプリメント「St. John’s Wort=日本ではセントジョンズワート(セイヨウオトギリソウとも)」

日本国内で未承認のものでも、現代は個人輸入などで海外から薬を購入している人がいる。パキロビッドパックの誤った服用は、深刻な健康被害をもたらしたり、ときには命の危険もあるとのこと。医療機関はコロナ患者に対し、普段飲んでいる、あるいは最近投与された薬について、十分な聞き取りを行う必要がありそうだ。

画像および参考:『Pfizer』 FACT SHEET FOR PATIENTS, PARENTS, AND CAREGIVERS/EMERGENCY USE AUTHORIZATION (EUA) OF PAXLOVID FOR CORONAVIRUS DISEASE 2019 (COVID-19)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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