新生・三の丸尚蔵館を管理する「国立文化財機構」【その1】 トップはやはりM子さん支援と噂の外人2名と…

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皇居・三の丸尚蔵館はこの先、国立文化財機構の傘下に入る(画像は『国立文化財機構』HPのスクリーンショット)
皇居・三の丸尚蔵館はこの先、国立文化財機構の傘下に入る(画像は『国立文化財機構』HPのスクリーンショット)

※ こちらは2022年6月29日に投稿された記事です。

皇居・三の丸尚蔵館はこの先大がかりな改築工事に入る。仮収蔵所への搬出入の作業を請け負う業者の入札が完了すれば、いよいよ心配なドタバタが始まる。壊れた、処分した、はたまた調査に出したなどをきっかけに、大変価値がある皇室の美術工芸品が失われ、あるいは海外に流出したまま消えてしまうことを不安視する声は高まっており、管理する組織には何とかしっかりと護って欲しいところだが…。



■国立文化財機構とは…?
三の丸尚蔵館のこの先の管理は、独立行政法人「国立文化財機構」に移る。これまで東京・京都・奈良・九州の4つの国立博物館などを運営してきたが、そこに超国宝の美術工芸品が多数という三の丸尚蔵館が仲間入りすることは、とてつもなく誇らしい快挙に違いない。

九州国立博物館の歴史は他に比べて長くはないようだ(画像は『人国立文化財機構』HPのスクリーンショット)
組織のトップは、九州国立博物館の館長との兼任になる(画像は『人国立文化財機構』HPのスクリーンショット)

同機構ホームページの「令和3年度の決算書」によると、収入の合計は116億7,888万円となっており、このうち業務の財源に充てるために国が交付する「運営費交付金」は90億円強。三の丸尚蔵館が仲間入りするこの先、交付金の額はぐんぐん増えていくことだろう。ちなみに理事長の年俸は約1,700万円だそうだ。

国立文化財機構に入る補助金は?(画像は『人国立文化財機構』のスクリーンショット)
国立文化財機構への国からの補助金は約90億円(画像は『人国立文化財機構』HPのスクリーンショット)

 

■理事長・島谷弘幸氏について

2017年10月から国立文化財機構の理事になり、昨年4月から理事長に昇格した島谷弘幸氏。同機構のHPには「略歴表」「主要業績」の案内があった。

公開されている島谷氏の略歴書(画像は『人国立文化財機構』のスクリーンショット)
公開されている島谷氏の略歴書(画像は『人国立文化財機構』HPのスクリーンショット)

 

(1)編著書
●『古筆学拾穂抄』(1997年5月20日、木耳社刊)
●『文人の書』(2008年5月10日、日本の美術504号、至文堂刊行)
●『和様の書』(2009年8月1日、日本の美術519号、ぎょうせい刊)
●『書聖 王羲之の世界』監修(2013年1月15日、東京美術刊)
●『書の美』(2013年7月15日、毎日新聞社刊)
●『料紙と書』(2014年3月31日 思文閣出版刊)

 

(2)論文
●装飾経の歴史(2006年3月28日、特別展『最澄と天台の国宝』図録、東京国立博物館編)
●新出の継色紙の紹介と考察(2007年8月15日、東京国立博物館学術誌『MUSEUM』609号)
●道風・行成の国宝白氏誌巻-和様の名品
(2008年9月22日、正木美術館四十周年記念展「禅・茶・花」展覧会図録、財団法人正木美術館発行)
●「宮廷貴族の生活と文化」、「予楽院の書」
(2008年1月2日、『特別展 宮廷のみやび-近衛家1000年の名宝』展覧会図録、東京国立博物館発行)
●Historische personlichkeiten um den Daigo-ji
(2008年4月25日-2008年8月24日、「聖なる山の寺宝(醍醐寺展)」展覧会図録)
●「近衛家の書跡」(2016年3月31日『近衛家名宝からたどる宮廷文化史』(笠間書院刊)
●「書の楽しみとその魅力」(2018年2月10日、『王羲之と日本の書』展覧会図録、九州国立博物館発行)
●「書風と文房四宝」(2018年6月3日『古代史料を読む(下)平安王朝篇』同成社刊
●「家凞と書の世界」(2018年10月、『なごみ』、淡交社発行)
●「粘葉本和漢朗詠集の魅力」(2020 年 3 月、『三の丸尚蔵館紀要』第 25 号)

 

主な委員歴
●カルコン(CULCON・日米文化教育交流会議)日本側委員(2016年〜)
●日展審査員5科(2014年・2017年・2019年)
●教科書用図書検定調査審議会委員(文部科学省2008年〜2018年)
●日本ユネスコ国内委員会委員(文部科学省2013年~2019年)
●文化審議会委員(文化庁2018年〜)

 

その他
●書の美(毎日新聞で毎週日曜日連載・2008年〜2020年9月)
●書の楽しみ(毎日新聞で毎月第3日曜日連載中・2020年10月〜)

 

■島谷氏はなぜ九州国立博物館の館長に?

九州国立博物館は、明治時代から構想や計画はあったものの開館したのは2005年だ。そこに至るまでには、福岡県飯塚市の出身である自民党の麻生太郎氏の尽力があったものと想像する。寬仁親王妃信子さまはその麻生氏の妹で、姪にあたる娘の彬子女王はオックスフォード大学で博士号を取得した才女であり、日本文化や美術の調査研究において大変高い評価を得ている。

一方の島谷氏には、注目すべき実績として2009年10~11月に東京国立博物館館で開催され、「総入場者数が30万人を突破」と報じられた『特別展:皇室の名宝―日本美の華』がある。その成功で皇室からは大きな信頼を獲得したことだろう。東京国立博物館 ― 皇族 ― 麻生氏 ― 九州国立博物館。ここに島谷氏が館長として赴任したことは、自然な成り行きであったようにも思う。

そして国立文化財機構が三の丸尚蔵館をも傘下におくと決まった際、東京国立博物館に長らく勤務し、皇室の名宝展を成功させ、副館長まで上り詰めた島谷氏がトップに招かれたことも、やはり自然なことだったのだろう。ちなみに東京国立博物館の館長は代々、文科省の事務次官などが落ち着く先と決まっている。

こうなると気になるのは島谷氏の周辺人物だ。筆者は少し前、後ろに巨大な権力者がいると考えられている人物の話題には触れないと決めていたが、非常に悶々とし、ネットから簡単に拾える情報なら書いても差支えないと考えるようになった。元皇族のM子さんのメトロポリタン美術館(以下MET)就職の後押しをしているとの噂がある、アノ外国人2名に関してだ。

彼らに対して「ノー」と言える日本人などまずいないと考えられるなかでも、島谷氏の今後の動きに国民は高い関心を寄せている。同氏の良心や正義に期待しないわけにはいかない状況なのだ。



【日本の政策に深くかかわっている英国人】

■文化庁の会議で4ヶ月間交流
菅義偉前首相が官房長官だった頃から、経済政策ばかりか「皇室の美術工芸品を観光資源として活用し、地方や海外に貸し出すとよい」と提言し続けていたアノ男。テレビの情報番組にもコメンテーターとして登場している元GS証券アナリストのイギリス人で、日本の寺社仏閣や古美術品の修復を行うことにおいては、業界最大手ともいうべきKB工藝社の社長だ。

2019年11月、文化庁は「文化施設を中心とした文化観光の在り方に関する検討会議」なるものを設置していたが、そこから2020年3月末まで、島谷氏と彼は4ヶ月にわたり会議のメンバーとして交流を続けていた。

アノ英国人と4ヶ月にわたり検討会議で一緒だった島谷弘幸氏(画像は『文化庁』HPのスクリーンショット)
アノ英国人の名が2段下にある(画像は『文化庁』HPのスクリーンショット)

そして翌年の4月、島谷氏は国立文化財機構の理事長に上り詰めた。九州国立博物館の館長と兼任という大変さだ。

 

■KB工藝社は業界で独り勝ちの状態
そんなKB工藝社は、一般社団法人・社寺建造物美術保存技術協会において、『すいかずら』という会報誌の発行を担当するなど中心的な存在で、実績では業界独り勝ちの状態とも噂されている。

会報誌も発行するなど組織のトップにDA氏の名前が(画像は『すいかずら』のスクリーンショット)
一般社団法人・社寺建造物美術保存技術協会の会報誌も発行(画像は『すいかずら』のスクリーンショット)

修復作業はカテゴリー別に漆塗、彩色、剝落止め、単色塗、金具と5種あるというが、その技術をすべて提供できる会社は現在KB工藝社だけ。寺社仏閣の修復事業は、おのずとKB工藝社に注文が集中していることを思わせる。

協会の会員20社のうち、5種すべてに登録しているのは…?(画像は『社寺建造物美術保存技術協会』のスクリーンショット)
協会の会員20社のうち、5種すべてに登録しているのは…?(画像は『社寺建造物美術保存技術協会』のスクリーンショット)

また、KB工藝社は金箔を扱う修復作業にも強い。黄金に輝く岩手県平泉町の国宝・中尊寺金色堂の金箔修復作業を手掛けたことは、同社のFacebookにも掲載されている。

国宝の金箔修復工事も手掛けるKB工藝社(画像は『Facebook』のスクリーンショット)
国宝の金箔修復工事も手掛けるKB工藝社(画像は『Facebook』のスクリーンショット)

 

■おいしすぎる補助金制度
寺社仏閣、美術工芸品の修繕作業は、材料、作業ともに金額の相場が実にわかりづらいにもかかわらず、国、地方行政からたっぷりと補助金が支払われる。

すでに記事は削除されたが、かつて週刊文春は、KB工藝社が手掛けるもたった3年で漆塗りが剥がれ、さらに雨漏りまで生じた日光東照宮の国宝「陽明門」について、総工費約12億円のうち55%が文化庁からの補助金だと伝えていた。にもかかわらず、今の自民党政府や文化庁はこの会社の社長に頭が上がらない状態だ。

 

■まとめ:KB工藝社業績アップの影に…
『宮内庁』のホームページによれば、三の丸尚蔵館には9,800点もの美術工芸品が存在するが、超国宝というべき大変な価値がありながら、国宝、重要文化財の指定・登録の作業がなされていないものが2,500点ほどあるとのこと。

それらが仮の収蔵庫に移動されるとなると、紛失の不安はもちろん、美術工芸品に破損が生じれば修復、修繕が必要だ。さらに新・三の丸尚蔵館にも豪華な建具や内装が施されることだろう。

日本にはたくさんの専門業者があるにもかかわらず、特にお金がかかる部分の修復・修繕・施工などをKB工藝社が一手に引き受けるという事態になりかねないことを、ここまでの力関係を見る限りでは、つい想像してしまう。

最後になるが、「すべてが」とは言わないまでも、「こうした流れのなかにM子さんのMET就職に対する見返りの要素が含まれている」と疑っている人は多い。M子さんが本当にMETに就職したら、怒りを爆発させる人はかなりいるのではないだろうか。

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【その2】でお伝えする人物は、METの日本美術キュレーターで、M子さん就職に手を差し伸べてきたとかなり前から話題になっていたジョン・C氏。島谷氏は、彼ともやはり無縁ではなかったようだ。



画像および参考:
『九州国立博物館』島谷弘幸館長 主要業績など

『国立文化財機構概要』独立行政法人・国立文化財機構 基本情報

『J-GLOBAL』島谷 弘幸

『文化庁』文化施設を中心とした文化観光の在り方に関する検討会議設置要項

『国立文化財機構概要』独立行政法人・国立文化財機構 役員略歴

『国立文化財機構』独立行政法人・国立文化財機構概要2020年

『国立文化財機構』独立行政法人・国立文化財機構予算(令和3年度)

『社寺建造物美術保存技術協会』すいかずら

『社寺建造物美術保存技術協会』)社寺建造物美術保存技術協会 会員事業所別 所属準会員数及び上級技能者数

『日刊サイゾー』ビジョンなき菅首相がすがる金融、経済、医療、外交の怪しい人脈

『Facebook』【小西美術工藝社通信Vol.19】

『NHKニュース栃木』4年前に修理終えた国宝の陽明門に雨漏り確認 手直し工事へ

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)