<洋楽マニア>懐かしすぎる『Landslide』 FWMスティーヴィーとリンジー必見&必聴のライブ動画 

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最後、リンジーは元妻スティーヴィーの髪にそっとキス(画像はYouTubeのサムネイル)
最後、リンジーは元妻スティーヴィーの髪にそっとキス(画像はYouTubeのサムネイル)

ソフトロック路線で数々の名曲を残し、1998年に『ロックの殿堂』入りを果たしたフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)。音楽誌を買う楽しみのひとつが、元祖“小悪魔系歌姫”スティーヴィー・ニックスの写真を見ることだったという人は多いと思います。彼女の有名な曲といえば『Dreams』『Rhiannon』『Sara』あたりでしょうか。でも、私はこの『Landslide』が特に好きです。



ジョン・マクヴィー&クリスティン・マクヴィー、そしてリンジー・バッキンガム&スティーヴィー・ニックスという2組の夫婦が在籍していたこのバンド。1975年の『ファンタスティック・マック』や1977年の『噂』が爆発的なヒットを記録しましたが、ワールドツアーもレコーディングも一緒、公私にわたり24時間ずっと一緒というのは色々な意味でさぞかし大変だったことでしょう。

スーパースターになればなるほどメンバー同士の衝突が起きるようになり、スティーヴィーは薬物中毒に陥り、リーダーのミック・フリートウッドは破産を経験。あっという間にバンドの足元は崩れ、私も1987年のアルバム『タンゴ・イン・ザ・ナイト』以降、彼らのことを追わなくなってしまったのです。



それでも1997年にライブアルバム『ザ・ダンス』が発表された時は、嬉しくてすぐに飛びつきました。アコースティックギターを抱えたリンジーと2人だけで、『Landslide』を切々と歌い上げるスティーヴィー。そして曲の最後には割れんばかりの拍手と歓声が…。

目に見えなくても観客の感動は十分に伝わってきた1曲でした。その理由はこのYouTubeの動画で納得です。途中、ギターソロ部分でリンジーの背中に回り、優しく肩をさすり続けるスティーヴィー。曲が終わると彼女の手を握り締め、指にキスし、じっと目をつぶると彼女を抱き寄せて離そうとしないリンジー。かつて深く愛し合っていた元夫婦ならではの美しいシーンでした。

ところが…。リンジーの懇願するような瞳、熱いキスにもスティーヴィーは曲が終わると、いささか淡泊な表情に戻ってしまいます。貫禄のある後ろ姿です。2015年、スティーヴィーはリンジーとの関係がよくないことをRolling Stone誌で明らかにしていました。どうしても嫌悪感で彼を見てしまうことがあるそうです。

振り返れば若かりし日の小悪魔系スーパー歌姫スティーヴィーは世界中の男を虜にしていました。夫のリンジーはどれほど嫉妬したことでしょう。カッとなって暴力をふるったと暴露本に書かれたこともあります。この曲の“But time makes you bolder. Even children get older. And I’m getting older, too”という歌詞が、ただただ物悲しく感じられます。

動画および画像:American Express 2010/03/03『YouTube』Stevie Nicks and Lindsey Buckingham Sing “Landslide” Live | American Express

夢中になり、つい長くなりすぎました。どうぞ次回もお楽しみに…。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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