深イイ話「銀メダルをお金に換えて重病の赤ちゃんに…」 五輪女子選手のやさしさにポーランド国民ただ涙

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銀メダルを競売にかけたポーランドのやり投げ選手(画像はTwitterのスクリーンショット)
銀メダルを競売にかけたポーランドのやり投げ選手(画像はTwitterのスクリーンショット)

東京オリンピック「女子やり投げ」で見事銀メダリストに輝いた、ポーランドのマリア・アンドレイチク選手。汗と涙と努力の結晶であるメダルは、一生の宝物となることだろう。ところが彼女はそれを手放すことを決意した。一体何が起きたのか…。感動のストーリーを『New York Post』ほかが伝えている。



銀メダルを、なんとオークションに出品することを決意したというアンドレイチク選手。彼女は11日、自身のFacebookのページで「銀メダルをお金に換え、生後8ヶ月のミロシェク・マリサ君を重い心臓病から救いたい」と綴った。

病名は『総肺静脈還流異常症』。これは先天性の心疾患で、肺静脈が左心房に還らず上大静脈、門脈、右心房などの体静脈に還流するため、新生児からチアノ-ゼを示すといい、1日も早く外科手術による治療が必要だそうだ。

ミロシェク君にアメリカのスタンフォード大学医療センターで手術を受けさせたい両親は、その渡航費、滞在費、医療費などで、日本円にして4,204万円ほどを準備しなければならない。すでに2,000万円ほどがクラウドファンディングなどで集まっているといい、アンドレイチク選手はその残りについて自分も役に立ちたいと考えたという。

アンドレイチク選手はなぜ、それほどまでに病人に親切に寄り添おうとするのか。



それは自身が過去に経験した大病が大きく影響していた。2018年に骨肉腫を患い、またやり投げで世界を相手に闘いたいという必死の思いで、治療を続けてきたのだった。健康を取り戻すことの幸運と有難さをかみしめている彼女は、ミロシェク君の話を聞いて居ても立っても居られない気持ちになったそうだ。

「この銀メダルをケースに入れてクローゼットの奥深くにしまいこむか、それともこれをお金に換えて誰かの命を救うか」

悩むのに、そう長い時間はかからなかったというアンドレイチク選手。メダルはオークションに出品され、ポーランドのコンビニエンス・ストア大手であるŻABKA社が、1,370万円ほどの値で落札に成功した。

受け取ったお金を、さっそくミロシェク君を救う募金窓口に送ったアンドレイチク選手。SNSでは「彼女ほど素晴らしいアスリートを見たことがない」「この話は金メダルにも匹敵する」などと褒めたたえるコメントが続出している。

そして、この話題にはもう1つ感動すべき続きがあった。

なんと、アンドレイチク選手がお金を必要としている理由を知らなかったという「ŻABKA」。重病の赤ちゃんを救いたいという動機を知った同社は、その後に銀メダルを彼女に返してあげたそうだ。

そのFacebookをみると、ŻABKAの社員たちはアンドレイチク選手の美しい心にひたすら感動しており、彼女のおかげで貴重な経験をシェアできたことを深く感謝している様子だ。競技での勝利ばかりか温かいハートでも感動を与えたアンドレイチク選手に、ポーランドの人々はもちろん、世界が心からの拍手を送っている。

画像:Maria Andrejczyk@MariaAndrejcz『Twitter』Całość odbywać się będzie na moim profilu na FB.

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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