ゴミ屋敷で暮らす高齢者を隣人らがレスキュー 掻き出した不用品は計27トン! <英国>

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トイレに続く廊下にもゴミが溢れ…(画像はイメージです)
トイレに続く廊下にもゴミが溢れ…(画像はイメージです)

どうしてもゴミを出せない。そんな生活を長いあいだ続け困っていた女性を救おうと、隣人たちが立ち上がった。



英国ノース・ヨークシャーで暮らす60代の女性が、ひどいうつ病を患った。そのせいで片づけがまったくできない状態になったが、20年ものあいだ家族さえも女性を放置。そんな中ゴミを外に出すのもイヤになり、家の中には不要なものや廃棄物が溜まっていったという。

その重さは、なんと約27トンに。ついには家中にゴミが溢れかえり、トイレに行こうにも歩くスペースさえない悲惨な状態になった。

そこで仕方なくオムツをはくようになった女性は、日中は戸口の踏み段に腰をかけて時間をつぶすように。台所にも当然行けず、食べ物を買ってきても「収納スペースまでたどり着けない」という理由であちこちに放置するようになった。

そんな暮らしを続けていた女性を、隣人たちも心配するように。「ゴミを出す様子すらない」と気づいたことから助けようと決意し、「どうか協力を」とチャリティ団体に連絡したのだという。コロナ禍とあって外出もままならない中、隣人3名と団体スタッフ2名が女性宅を訪問。全員が力を合わせ、1週間をかけてゴミを家から出すことにした。

しかしその作業が終わりかけたとき、ゴミ下に隠れていた床が腐っていることが判明。そこで床を張り替え、新品のオーブンとシンクもつけて清掃を終えたという。

「感謝してもしきれません。」

そう語る女性を、隣人たちは今も定期的に訪問し見守っているという。

ちなみに日本でもたまに報じられるゴミ屋敷関連のニュースだが、うつ病や注意欠陥、多動性障害や自閉症スペクトラムといった障害がこの種の問題を引き起こしている場合が多いという。この女性もうつ病を自覚しているというが、家を再び台無しにしないためにも、まずは専門家に相談することが必要なのかもしれない。



(Kayla星谷/エトセトラ)